WTAクイーンズ・クラブ:張帥&ペレス組が2タイブレーク制し準々決勝へ
ロンドンで行われている女子テニス協会(WTA)クイーンズ・クラブ大会で、中国の張帥とオーストラリアのエレン・ペレス組が、2本のタイブレークを制してダブルス準々決勝に進出しました。1ポイントを争う接戦をどう乗り切ったのか、スコアの裏側を整理します。
2本のタイブレークを制した張帥&ペレス組
ロンドンのクイーンズ・クラブで行われた女子ダブルスで、張帥(中国)とエレン・ペレス(オーストラリア)のペアは、テレザ・ミハリコバ(スロバキア)とオリビア・ニコルズ(英国)のペアに7-6(3)、7-6(5)のストレートで勝利し、水曜日の試合で準々決勝進出を決めました。
試合の立ち上がりは、張&ペレス組にとって厳しい展開でした。第1ゲームでいきなりサービスゲームをブレークされ、先行を許します。それでもすぐにブレークバックし、ゲームカウントを五分に戻します。
流れを引き寄せるきっかけとなったのが、ペレスの力強いスマッシュでした。ネット際でのオーバーヘッド(頭上から打ち下ろすショット)を決めると、会場の空気が一気に変わり、そのまま第1セットはタイブレークにもつれ込みます。
タイブレークでは、第3シードの張&ペレス組が主導権を握ります。相手のミスを逃さずポイントを重ね、最後はミハリコバのダブルフォールト(連続サーブミス)でセットポイントをものにし、1セットアップとしました。
第2セットもタイブレーク、勝負を分けた「一球」
第2セットも両ペアが互いにサービスゲームをキープし合う展開となり、再びタイブレークにもつれ込みました。どちらが流れをつかんでもおかしくない、紙一重の勝負です。
最終的に勝敗を決めたのは、ここでも相手ペアのダブルフォールトでした。ヨーロッパ出身のミハリコバ/ニコルズ組が重要なポイントで痛恨のミスを犯し、張&ペレス組が勝利を手にしました。
スコア自体はストレート勝ちですが、内容としては一瞬の気の緩みがそのまま結果につながる、非常に緊張感の高い試合だったといえます。
準々決勝の相手はバボス&ステファニ組
張帥とペレスは、この勝利によって準々決勝に駒を進め、次戦ではハンガリーのティメア・バボスとブラジルのルイーザ・ステファニ組と対戦します。
出場選手の出身地だけを見ても、中国、オーストラリア、スロバキア、英国、ハンガリー、ブラジルと、多くの国と地域にまたがる顔ぶれです。女子テニスツアーが国際色豊かな舞台であることを改めて感じさせます。
準々決勝でも、今回のようにサービスゲームをしっかり守りつつ、タイブレークなどの要所で集中力を発揮できるかがカギとなりそうです。
タイブレークに強いペアが勝ち上がる理由
今回のWTAクイーンズ・クラブのダブルスでは、2セット連続でタイブレークという接戦になりました。タイブレークは「先に7ポイントを取り、2ポイント差をつけたほうが勝ち」という特別なゲームで、通常のゲームよりも1ポイントの重みが格段に増します。
特にダブルスでは、
- どちらのペアが先にプレッシャーのかかる場面でサーブを打つか
- ネット前でどこまで積極的にポジションを取れるか
- お互いにミスを責めず、次のポイントに切り替えられるか
といった要素が勝敗を大きく左右します。
張&ペレス組は、第1セットの序盤でブレークされながらも慌てずに立て直し、2度のタイブレークをいずれもものにしました。スコアの裏側には、ペアとしての信頼関係と、最後まで集中を切らさないメンタルの強さが見て取れます。
国際スポーツニュースとしての視点
今回の試合は、単にテニスの勝敗だけでなく、国や地域をまたいでペアを組む現代の女子テニスの姿を象徴しているともいえます。中国とオーストラリアの選手がペアを組み、スロバキアと英国のペアを破り、次はハンガリーとブラジルのペアと対戦する――こうした組み合わせは、国際ニュースとしても興味深い動きです。
スポーツの場では、出身の異なる選手たちが同じ目標に向かって協力し合い、その過程が世界中に中継されます。張帥とペレスの今回の勝利も、その一つの例といえるでしょう。準々決勝での戦いぶりにも注目が集まりそうです。
Reference(s):
Zhang Shuai, Perez fight past Mihalikova, Nicholls at WTA Queen's Club
cgtn.com








