デ・ブライネがナポリ加入 マンC10年目の別れとセリエA王者の狙い
プレミアリーグで10シーズンを過ごしたマンチェスター・シティを離れ、ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネがセリエA王者ナポリと契約しました。欧州サッカーの勢力図にも影響しそうなビッグディールです。
フリーでセリエA王者ナポリへ
ナポリは現地時間の木曜日、デ・ブライネをマンチェスター・シティからフリー(契約満了後の移籍)で獲得したと発表しました。契約期間などの詳細は明らかにされていません。
クラブはSNSのXで「KING KEV IS HERE」と投稿を重ね、看板選手クラスの加入を強調しました。プレミアリーグで2019-20シーズンと2021-22シーズンの年間最優秀選手に選ばれた実績を持つデ・ブライネは、いまも世界屈指の「完成度の高い」ミッドフィルダーと見なされています。
ローマで150人が出迎え 熱狂のメディカルチェック
メディカルチェックのためローマのクリニックに到着したデ・ブライネを出迎えたのは、約150人のナポリファンでした。サポーターは彼の名前を繰り返し歌い、選手が施設に入った後も「ナポリはチャンピオンだ」とチャントを続けたとされています。
スタジアムではなく病院前から始まった熱狂ぶりは、セリエA王者としてのプライドと、世界的スターへの期待の大きさを物語っています。
ルカクと再会、マクトミネイと強力中盤トリオ
ナポリでは、デ・ブライネはベルギー代表でともにプレーしてきたロメル・ルカクと再び同じクラブのユニフォームを着ることになります。ナポリのレジェンドであり、元ベルギー代表のドリース・メルテンスが築いた軌跡を受け継ぐ存在としても注目されます。
中盤では、マンチェスター・ユナイテッドから移籍し、高い評価を受けているスコット・マクトミネイ(前シーズンのセリエA年間最優秀選手)とコンビを組む形が有力視されています。創造性とパスセンスに優れたデ・ブライネと、運動量と推進力に秀でたマクトミネイ、そして前線にはルカク。この組み合わせは、ナポリにとってヨーロッパでも屈指の破壊力ある攻撃ユニットになりそうです。
マンチェスター・シティでの10年 タイトル尽くしの軌跡
デ・ブライネはマンチェスター・シティでの10シーズンの間に、クラブの黄金期を支え続けました。その間にチームはプレミアリーグ優勝6回、FAカップ制覇2回、そしてUEFAチャンピオンズリーグ優勝1回を達成しています。
中盤のあらゆるポジションをこなし、決定的なパスと強烈なシュートの両方を武器にするデ・ブライネは、「もっとも完成されたミッドフィルダーの一人」と評されてきました。今回の移籍は、その象徴的な10年に一区切りをつける決断とも言えます。
コンテ監督残留の後押しに?
デ・ブライネの加入は、ナポリのアントニオ・コンテ監督の去就にも影響したと見られています。報道によると、コンテ監督は一時ユベントス復帰の可能性も取り沙汰されていましたが、最終的にナポリでの続投を選びました。
世界トップクラスの司令塔をフリーで迎え入れたことは、クラブの野心とプロジェクトの魅力を示すシグナルでもあります。名将と世界的プレーメーカーのタッグがどのようなサッカーを見せるのか、今後のセリエAと欧州カップ戦の大きな見どころとなりそうです。
これからの注目ポイント
今回の国際サッカーニュースは、単なるビッグネームの移籍にとどまらず、セリエAと欧州サッカー全体の勢力図にも影響を与え得るトピックです。今後は次の点に注目が集まりそうです。
- コンテ監督の戦術の中で、デ・ブライネがどのポジションと役割を担うのか
- ルカク、マクトミネイとの連係がどれだけ早く機能し始めるか
- マンチェスター・シティでの経験と勝者のメンタリティが、ナポリの更なるタイトル獲得につながるか
- セリエA王者として、チャンピオンズリーグでどこまで勝ち進めるか
10年を過ごしたクラブを離れ、新たな挑戦の地としてナポリを選んだデ・ブライネ。その選択が、2025年以降の欧州フットボールの物語をどう書き換えていくのか、シーズンを通して追いかける価値のある移籍と言えそうです。
Reference(s):
Kevin De Bruyne signs with Napoli after 10 seasons at Manchester City
cgtn.com








