射撃W杯ミュンヘンで盛李豪が銅 中国はメダル首位キープ
射撃ワールドカップ・ミュンヘン大会で中国の盛李豪が銅メダル
国際射撃スポーツ連盟(ISSF)のワールドカップ・ミュンヘン大会で、男子10mエアライフル決勝が行われ、中国のオリンピック王者、Sheng Lihao(シェン・リーハオ)選手が銅メダルを獲得しました。2025年シーズンで早くも2個目となるワールドカップのメダルで、中国は大会のメダルランキング首位を維持しています。
2025年シーズン2個目のW杯メダル:予選はトップ通過
Sheng Lihao選手は、4月のリマ大会で男子10mエアライフル金メダルを獲得しており、今シーズン絶好調のスタートを切っていました。今大会でも予選から安定した射撃を見せ、合計635.3点をマークしてトップで決勝に進出しました。
男子10mエアライフルは、10メートル先の標的を空気銃で狙う種目で、わずかなぶれが順位を大きく左右します。その中で予選首位通過という結果は、Sheng選手の技術とメンタルの安定を示すものと言えます。
決勝の展開:マルソフが主導権、ヘッグが逆転で銀
決勝では一転して接戦の展開となりました。ロシアのIlia Marsov(イリヤ・マルソフ)選手が序盤から快調に飛ばし、最初の10発を終えた時点で106.9点を記録。Sheng選手に1.5点差をつけてリードを奪います。
その後の敗者復活形式のステージ(エリミネーション)で、ノルウェーのJon-Hermann Hegg(ヨン・ヘルマン・ヘッグ)選手がじわじわと追い上げ、Sheng選手をかわして2番手に浮上しました。パリ大会を制した実績を持つSheng選手も最後まで追いすがりましたが、最終的には230.2点で3位フィニッシュ。ヘッグ選手との差はわずか0.9点でした。
優勝したMarsov選手は、最後の2発を前に1.1点のリードを保ち、そのまま252.3点で金メダルに到達。ヘッグ選手は252.0点で銀メダルとなりました。数点差の中で順位が入れ替わる、ハイレベルな戦いとなりました。
女子50mライフル3姿勢:ノルウェーのドゥエスタッドが完勝
同じミュンヘン大会では、女子50mライフル3姿勢(ひざ射ち・伏射・立射の3つの姿勢で競う種目)の決勝も行われました。この種目では、ノルウェーのJeanette Hegg Duestad(ジャネット・ヘッグ・ドゥエスタッド)選手が序盤から主導権を握ります。
ドゥエスタッド選手は、ひざ射ちと伏射のパートで早々にリードを築き、そのまま流れを渡さずにフィニッシュ。合計466.9点で金メダルを獲得しました。スイスのEmely Jaeggi(エメリー・イェギ)選手が464.8点で銀、インドのSift Kaur Samra(シフト・コール・サムラ)選手が453.1点で銅メダルとなりました。
中国のMiao Wanru(ミャオ・ワンルー)選手は健闘したものの、最終順位は5位。表彰台には届かなかったものの、決勝進出は依然として世界トップレベルの力を示す結果と言えます。
中国がメダルランキング首位 ノルウェーが追走
大会のメダルスタンディングでは、中国が金3個・銅1個で首位をキープしています。ノルウェーが金2個・銀1個で続き、ヨーロッパ勢の存在感も際立つ状況です。
ワールドカップ・ミュンヘン大会は、このあとも競技が続きます。現地時間の金曜日には、女子10mエアピストルと男子25mラピッドファイアピストルの決勝が予定されており、各国のトップシューターによるメダル争いがさらに激しくなりそうです。
射撃ファンが注目したいポイント
- オリンピック王者のSheng Lihao選手が、別大陸の大会(リマ)に続きミュンヘンでも表彰台に立ち、2025年シーズンを通じて安定した強さを示していること
- ノルウェー勢が男子・女子のライフル種目で存在感を高め、メダル争いで中国に迫っていること
- 決勝のスコア差がごく僅差にとどまり、トップレベルの射撃競技がより拮抗した時代に入っていること
通勤時間やスキマ時間でも追いやすい国際ニュースとして、射撃ワールドカップは「静かな熱戦」を見せてくれます。今後の種目で中国と欧州勢の力関係がどう変化していくのか、引き続き注目していきたいところです。
Reference(s):
Sheng Lihao earns men's 10m air rifle bronze at World Cup in Munich
cgtn.com








