中国スーパーリーグ再開 武漢三鎮が快勝、大連英博はフェイ・ユーに花道
中国スーパーリーグ(CSL)が約1か月の中断明けで再開し、武漢三鎮の4試合ぶり白星と、大連英博のベテランMFフェイ・ユーのラストマッチが話題を集めました。
中国スーパーリーグが中断明けで再開
中国スーパーリーグ(CSL)は、代表ウィークによるおよそ1か月の中断を経て今週リーグ戦を再開しました。再開初戦となった金曜日には、武漢三鎮対青島海牛、大連英博対梅州客家という2試合が行われています。
武漢三鎮 2−0 青島海牛 ホームで4試合ぶり勝利
武漢三鎮はホームで青島海牛に2対0で勝利し、リーグ戦4試合ぶりの白星を手にしました。試合序盤から主導権を握り、攻撃的な内容でサポーターの声援に応えました。
序盤のPK騒動と先制点
前半3分、武漢のアレクサンドル・トゥドリエが青島DF劉家申との接触で倒れ、ペナルティーエリア内でのファウルかどうかが注目されました。一度はPKかと思われましたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で確認した結果、トゥドリエがオフサイドポジションにいたと判定され、PKは取り消しとなりました。
それでも武漢は流れを失わず、9分には先制点を奪います。マヌエル・パラシオスのパスに抜け出したトゥドリエが冷静に決め、今季リーグ戦6点目となるゴールをマークしました。
守備のミスを突いた追加点
武漢はその後もプレッシャーをかけ続け、32分には相手守備のミスを逃しません。ダルラン・メンデスがこぼれ球を拾って右サイドからクロスを送り、ゴスタボ・サウエルがヘディングで押し込みました。この得点でスコアは2対0となり、試合を大きく優位に進めます。
青島の反撃実らず、武漢は11位に浮上
後半に入ると青島も反撃に出ます。50分にはウェリントン・シウバがペナルティーエリア内でシュートを放ちましたが、これは枠を外れてしまいました。
74分には武漢の馮伯元がネットを揺らしますが、このゴールもオフサイド判定で取り消しに。結局スコアは動かず、試合は2対0で終了しました。
この結果、武漢三鎮は順位を11位に上げ、青島海牛は15位にとどまっています。
大連英博 1−0 梅州客家 フェイ・ユーのラストマッチ
もう一つの試合では、大連英博がホームで梅州客家と対戦しました。スコア以上に、34歳のMFフェイ・ユーのラストマッチとして大きな意味を持つ一戦となりました。
28分、背番号28への巨大ティフォー
前半28分、大連のスタンドには、背番号28を背負うフェイ・ユーをたたえる巨大なティフォー(大型演出フラッグ)が掲げられました。上海出身のフェイは、プロキャリアで通算228試合に出場し、この試合を最後にスパイクを脱ぐことを決断しています。
マレレの力強さから生まれた決勝点
試合の均衡が破れたのは後半53分でした。大連のセファス・マレレが相手との肩のぶつかり合いに競り勝ち、そのまま右サイドからクロス。走り込んだ朱鵬宇がスライディングで合わせ、技ありのゴールを決めました。この1点が決勝点となり、大連英博が1対0で勝利を収めています。
59,000人が見送ったベテランの夢の実現
終盤、フェイ・ユーが途中出場でピッチに送り出されると、スタジアムの雰囲気は一段と高まりました。マレレがキャプテンマークをフェイの腕に巻き、約5万9,000人の観客がスタンディングオベーションでその姿を見送りました。
フェイは31歳だった3年前に、大連英博の昇格に貢献することで念願だった中国スーパーリーグの舞台に立つ夢を叶えました。遅咲きながらトップリーグでのプレーを実現し、その集大成となる一戦が、クラブとサポーターにとっても忘れられない時間となったといえます。
今回の2試合から見えるもの
- 武漢三鎮は早い時間帯の先制点と組織的な守備で、苦しんだ直近の不振から一歩抜け出した形となりました。
- 青島海牛は後半にチャンスをつくったものの決定力を欠き、残留争いの中で痛い黒星となりました。
- 大連英博はベテランを中心にチームが一体となり、フェイ・ユーのラストマッチを白星で飾りました。
- キャリア終盤でも夢を実現したフェイの歩みは、サッカー選手としてだけでなく、多くの人にとって励みになるストーリーといえます。
中断明けの中国スーパーリーグは、順位争いだけでなく、選手一人ひとりの物語にも注目が集まります。スマートフォン片手にスコアだけを追うのではなく、その裏にあるドラマにも目を向けてみると、試合の見え方が少し変わってくるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








