国際テニスニュース 鄭欽文が芝で初の4強入り 張帥はダブルス惜敗
女子テニスの国際ニュースです。2025年のクイーンズ・クラブ選手権(WTA500大会)で、中国のオリンピック金メダリスト、鄭欽文が芝コートで自身初となるシングルス4強入りを果たしました。一方で、女子ダブルスでは張帥とエレン・ペレス組が大接戦の末に決勝進出を逃しています。
芝で初の4強入りを決めた鄭欽文
22歳の鄭欽文は、現地時間の金曜日に行われた準々決勝で、地元の人気選手エマ・ラドゥカヌを6-2、6-4のストレートで下し、芝コートで自身初となるツアー準決勝進出を決めました。今大会には第1シードとして出場しており、1回戦は免除されていました。
前日の木曜日に行われた2回戦では、アメリカのマッカートニー・ケスラーと対戦し、6-3、4-6、7-5というスコアで勝利。試合時間は2時間11分に及ぶタフマッチでした。この日のラドゥカヌ戦でも、第2セット序盤に2度サービスゲームを破られるなど、前日と似た苦しい立ち上がりとなりました。
シューズ交換から流れをつかむ
第1セット第6ゲーム、ラドゥカヌがブレークポイントを迎えていた場面で、鄭はタイムアウトを取り、新しいシューズに履き替えました。この直後に初めて相手のサービスゲームを破ることに成功し、そこから試合の主導権を握った形です。小さなきっかけから流れを変える判断力と集中力の高さが光った場面でした。
準決勝の相手はアニシモワ
鄭は準決勝で、アメリカのアマンダ・アニシモワと対戦することになっていました。アニシモワは準々決勝で同じくアメリカのエマ・ナヴァロを6-3、6-3のストレートで下し、落ち着いた内容で4強入りを決めています。
もう一つの準決勝カードは、全豪オープン優勝経験を持つマディソン・キーズ(アメリカ)と、予選から勝ち上がったドイツのタチアナ・マリアの顔合わせとなっていました。クイーンズ・クラブ選手権は芝シーズンの重要な大会の一つであり、ここでの結果は選手たちの自信にも大きく影響します。
女子ダブルスでは張帥・ペレス組が惜敗
同じ大会の女子ダブルスでは、中国の張帥とオーストラリアのエレン・ペレスのペアが、アンナ・ダニリナ/ダイアナ・シュナイダー組との準決勝に臨みました。ダニリナ/シュナイダー組は第3シードとして今大会に出場しています。
マッチタイブレークで逆転負け
張/ペレス組は、準決勝の立ち上がりで最初のサービスゲームをきっちりキープし、良いスタートを切りました。しかし第1セット終盤、29歳のペレスが重要な場面でネットにかけてしまい、このセットを3-6で落とします。
それでも第2セットでは、張/ペレス組が攻勢に転じます。2-1とリードした場面でペレスが難しいボレーを決めると、続くポイントでも再び鋭いボレーを成功させ、流れを完全に引き寄せました。このセットを6-2で取り返し、試合は10ポイント先取のマッチタイブレークにもつれ込みます。
マッチタイブレークでは、一時張/ペレス組が5-2とリードしましたが、カザフスタンのダニリナとロシアのシュナイダーが粘り強くポイントを重ね、最終的に11-9で逆転勝ち。張とペレスは決勝進出まであと一歩と迫りながら、惜しくも準決勝で大会を去ることになりました。
中国テニスにとっての意味
鄭欽文の芝コート初の準決勝進出は、中国の女子テニスにとって重要な一歩だと言えます。クレーやハードコートに比べて芝コートの経験が限られる選手も多い中、トップシードとしてしっかり結果を残したことで、今後の芝シーズンに向けた大きな自信材料となるでしょう。
一方、ダブルスの張帥は、マッチタイブレークにもつれ込む接戦を戦いながら僅差で敗れました。スコア上は悔しい結果ですが、積極的なネットプレーやリードを奪う展開力は健在であり、今後のツアーで再び上位進出を狙える内容だったとも評価できます。
シングルスとダブルスの両方で中国の選手たちがグラスコートで存在感を示したクイーンズ・クラブ選手権。こうした活躍は、日本語で国際ニュースを追う読者にとっても、女子テニスの勢力図やツアーの流れを考える上で注目すべきポイントと言えるでしょう。
Reference(s):
Zheng reaches first career grass-court semis, Zhang exits from doubles
cgtn.com








