クラブW杯:リーベル・プレートが浦和を3-1撃破 ドリウシ負傷交代
FIFAクラブワールドカップのグループE初戦で、アルゼンチンの強豪リーベル・プレートがJリーグの浦和レッズを3-1で下しました。国際舞台での日本勢の戦いぶりと、南米クラブの実力差、そして途中で負傷したセバスティアン・ドリウシの状態が注目を集めています。
試合は米国シアトルのルーメン・フィールドで、現地時間火曜日の正午キックオフで行われました。
スコアの流れ:早い時間帯から主導権を握ったリーベル
この試合は立ち上がりからリーベル・プレートがペースを握り、前半のうちにリードを奪います。
- 12分:ファクンド・コリディオが先制点。マルコス・アクーニャのクロスに頭で合わせ、リーベルが1-0とリード。
- 後半開始3分:セバスティアン・ドリウシが追加点。これで2-0とリードを広げますが、このプレーで負傷。
- 58分:浦和は松尾佑介のPKで1点を返し、スコアは2-1に。ファウルを獲得したのは金子拓郎。
- 73分:マクシミリアーノ・メサがアクーニャのコーナーキックから得点し、リーベルが3-1と再び2点差に広げます。
試合終盤の90分には、浦和のチアゴ・サンタナが中央から強烈なシュートを放ちますが、リーベルのGKフランコ・アルマーニがセーブし、3-1のスコアはそのまま守られました。
ドリウシの負傷:ゴール直後にアクシデント
リーベルにとって気がかりなのは、セバスティアン・ドリウシの負傷です。後半開始直後、自らチーム2点目となるゴールを決めた直後に、浦和のGK西川周作と交錯し、ピッチに倒れ込みました。
ドリウシは足首を押さえて苦しむ様子を見せ、スタッフの補助を受けながらピッチを後にし、ミゲル・ボルハとの交代を余儀なくされました。試合後、マルセロ・ガジャルド監督は、ドリウシの足首について検査を行う予定だとコメントしており、今後の出場可否が焦点となります。
浦和の反撃:PKで一矢報いるも届かず
日本代表としてクラブワールドカップに出場した浦和レッズは、2点ビハインドの状況から反撃に出ます。
58分、エリア内で金子拓郎がファウルを受け、PKを獲得。この場面で、守備に戻ったアクーニャにはイエローカードが提示されました。
PKを任された松尾佑介は冷静にゴール右へ決め、スコアを2-1とし、試合の流れを引き寄せかけます。PK直前には、ペナルティーエリア付近で押し合いが起き、ジャーマン・ペッツェラにもイエローカードが出るなど、緊張感の高い場面となりました。
それでも、浦和は73分にセットプレーから再び失点。アクーニャの完璧なコーナーキックをメサが仕留め、リーベルにとって決定的な3点目となりました。
スタジアムの雰囲気:大容量スタジアムに1万人台の観客
試合会場となったルーメン・フィールドは、アメリカンフットボール(NFL)とサッカー(MLS)の本拠地として知られ、収容人数は6万8,740人に達する大スタジアムです。
しかし、この日の正午キックオフの試合の観客数は1万1,974人と発表されました。両クラブのサポーターはそれぞれ目立つ存在感を示した一方で、地元シアトルの一般ファンはまばらで、広いスタジアムに空席が目立つ状況でした。
それでも、南米と日本のサポーターがつくるチャントや応援の声がスタジアムに響き、国際色豊かなクラブワールドカップらしい雰囲気を形作っていました。
この結果が示すもの:日本勢にとっての課題と収穫
リーベル・プレートは、南米を代表する強豪クラブとしての地力を発揮し、要所でセットプレーから得点を重ねるなど、試合運びのうまさを見せました。一方で、主力のドリウシが負傷退場したことは、今後の大会を戦ううえで不安材料となります。
浦和レッズにとっては、世界トップレベルのクラブを相手に1点を奪い、何度か決定機もつくり出したことは収穫と言えますが、序盤からの失点と、セットプレーでの守備対応などに課題も浮き彫りになりました。
クラブワールドカップは、各大陸王者が一堂に会する国際大会です。日本のクラブにとっては、こうした試合から学んだ経験を、Jリーグやアジアの舞台にどう還元していくかが重要になります。今回のリーベル戦で見えたギャップと手応えは、日本サッカーが世界と戦ううえで考えるべき材料を提供してくれます。
国際スポーツニュースとしても、南米と日本のクラブが米国で対戦するという構図は、サッカーのグローバル化を象徴する出来事と言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








