中国スーパーリーグ:上海海港が河南に快勝、北京国安を追走
中国サッカーのトップリーグ、中国スーパーリーグで、王者・上海海港がアウェーで河南に3-1と快勝し、首位・北京国安へのプレッシャーを強めています。同日に行われた武漢三鎮対深圳新鵬城の一戦も含め、上位争いと中位グループの行方に影響する結果となりました。
上海海港がアウェーで3-1、首位北京国安を射程圏に
水曜日に行われた河南対上海海港の一戦は、立ち上がりこそ拮抗したものの、前半のうちに王者が試合を決める展開になりました。2連覇中の上海海港は、この勝利で勝ち点を伸ばし、首位の北京国安とは勝ち点4差の4位をキープしています。
レオナルドのヒールで先制、前半だけで3-0
32分、上海海港のレオナルドがゴール前で巧みなバックヒールを見せ、それを受けた李信翔が落ち着いて流し込み、先制点を奪います。
前半終了間際には、ポルトガルのモレイレンセから期限付き移籍中のガブリエウジーニョが魅せました。ワンタッチで放った強烈なシュートがゴール上隅に突き刺さり、これが上海海港での初得点。内容、タイミングともにインパクトの大きい一撃となりました。
勢いに乗る上海海港は、さらに前半のうちに加点します。流れるような連係から抜け出したレオナルドがキーパーと1対1の場面を冷静に制し、リードは3点に。タイトルを争うチームらしい効率的な戦いぶりで、前半だけで試合の主導権を完全に握りました。
河南はアチェアンポンが一矢、退場にも救われず
後半はリードする上海海港がややペースを落とし、河南がボールを持つ時間も増えます。70分には、フランク・アチェアンポンがゴール前でのクロスに頭で合わせ、河南に待望の1点が生まれました。しかし、反撃ムードは最後まで大きくは高まりませんでした。
試合終盤には、上海海港の馮競が退場となり数的不利に陥りますが、それでもスコアは動かず3-1でタイムアップ。上海海港は危なげなく勝ち点3を積み上げ、首位・北京国安への追走態勢を維持しています。
武漢三鎮が深圳新鵬城に逆転勝利、9位へ浮上
別会場では、2022年のリーグ王者である武漢三鎮が、アウェーで深圳新鵬城に2-1の逆転勝利を収めました。こちらも、中位グループの勢力図を左右する一戦となりました。
後半立ち上がりに主導権を握ったのはホームの深圳でした。後半開始まもなく、チアゴ・レオンソがエリア内で冷静に流し込み、先制点を奪います。
それでも武漢三鎮は集中を切らしませんでした。終盤、マヌエル・パラシオスへのタックルで張禹傑がファウルを犯し、これがPKの判定に。アレクサンドル・トゥドリエが落ち着いて決めて試合を振り出しに戻します。
さらに試合終了約15分前、パラシオスが巧みなトラップから低いシュートを流し込み、逆転ゴール。武漢三鎮は貴重な勝ち点3をつかみ、順位を9位へと押し上げました。一方の深圳は13位にとどまり、下位から抜け出せない状況が続いています。
タイトル争いと中位グループ、今後の見どころ
今回の結果から見えるポイントを整理すると、次のようになります。
- 上海海港がアウェーで勝利し、首位・北京国安との差を勝ち点4のまま維持
- 王者らしい決定力で前半に3点を奪い、試合を早い時間帯でコントロール
- 武漢三鎮は終盤のPKと逆転弾で粘りを見せ、9位に浮上
- 深圳新鵬城は13位に沈んだままで、巻き返しが課題
みかけのスコア以上に、勝ち方や試合運びには、それぞれのクラブの現在地が表れていました。上海海港はタイトルレースに生き残るために取りこぼしのできない試合を確実にものにし、武漢三鎮はかつての王者として意地を見せた形です。
中国スーパーリーグのシーズンは、今後も上位と中位・下位で違った緊張感が続きそうです。北京国安を追う上海海港がさらに差を詰めるのか、それとも首位が抜け出すのか。次節以降のカードにも注目が集まります。
Reference(s):
Shanghai Port cruise past Henan to maintain pressure on Beijing Guoan
cgtn.com








