バスケ女子中国代表が日本に雪辱 FIBA女子アジア杯強化試合で101−92
バスケットボール女子の国際ニュースです。FIBA女子アジアカップの強化試合シリーズ第3戦が中国陝西省西安市で行われ、中国代表が日本代表を101−92で下しました。昨年同じ西安で連敗を喫した中国にとって、雪辱を果たす一戦となりました。
高さで上回った中国、101−92でシリーズ初白星
この試合はFIBA女子アジアカップに向けた強化試合の一環として、水曜日に行われたシリーズ第3戦です。中国はインサイドの高さとリバウンドで優位に立ち、ハイスコアゲームを制しました。
フロントコートの軸となるHan Xu(ハン・シュ)とZhang Ziyu(ジャン・ズーユー)がそろってダブルダブルを記録。さらにガードのYang Shuyu(ヤン・シューユィ)も得点で続き、オフェンス面で存在感を示しました。
主なスタッツ
- 中国代表:Han Xu 18得点・11リバウンド
- 中国代表:Zhang Ziyu 18得点・10リバウンド
- 中国代表:Yang Shuyu 17得点
- 日本代表:Mai Kawai(マイ・カワイ)13得点
試合の流れ
- 第1クォーター:中国が26−25と1点差でリード。
- 第2クォーター:Zhang Ziyuがこの10分間だけで10得点を挙げ、中国が49−44と5点差で前半を折り返し。
- 第3クォーター中盤:中国が10−4のラン(連続得点)で一気にリードを14点に広げる。
- 第3クォーター終盤:日本が3ポイントシュート5本を決め、点差を10点まで詰めて最終クォーターへ。
- 第4クォーター:日本が最大7点差まで迫るも、中国が9−2のランで再び主導権を握り、そのまま逃げ切りました。
昨年の西安連敗からの雪辱
今回と同じ西安市で行われた昨年(2024年)の強化試合では、中国は日本に連敗していました。その苦い記憶もあり、中国側には結果にこだわる空気が強かったとみられます。
試合前には、ガードのLi Yuan(リー・ユエン)が「日本が主力の一部を欠いていても、油断せずにしっかり準備したい」と語っていたとされ、中国代表は細かな準備と集中力を持ってこの一戦に臨んだようです。
指揮官が語る日本の強みと、中国の収穫・課題
中国のGong Luming(ゴン・ルーミン)監督は試合後、日本代表について「日本は特徴が非常にはっきりしたチームで、動きが速く、3ポイントシュートが得意だ」と評価しました。
一方で、自チームについては「こちらは高さとフィジカルの強さで優位に立てたし、オフェンスでは全員が良いパフォーマンスを見せた」と、インサイドの支配と総合力を収穫として挙げています。
その一方で、課題も明確です。監督は「日本の3ポイントシューターへの対応が十分ではなかった」と守備面を反省し、次戦に向けてディフェンスの調整を行う考えを示しました。
日本代表にとっての学びはどこにあるか
日本代表にとって、この敗戦は単なる強化試合の一つではなく、アジアのトップクラスとの「現在地」を測る重要な機会だったと言えます。高さで劣るなかでも、速い展開と外角シュートでどこまで戦えるのかが改めて問われました。
- 高さとフィジカルで上回る相手に対して、リバウンドとペイントエリア(ゴール下)の失点をどう抑えるか。
- 3ポイントに頼り過ぎず、ドライブやカットなど多様な攻めをどこまで増やせるか。
- 主力不在の中で出場した選手たちが、どこまで経験値を積み上げられたか。
スコア上は9点差でしたが、第4クォーター序盤には7点差まで迫る場面もあり、内容としては「一方的」というより、互いの持ち味がぶつかり合うゲームだったと言えます。
アジア女子バスケの現在地を映すゲーム
中国と日本は、アジア女子バスケットボールを牽引する存在です。中国が高さとインサイドの強さ、日本がスピードと3ポイントという異なるスタイルを持ち、それぞれの方向から世界レベルを目指しています。
今回の強化試合は、単なる親善試合ではなく、アジア女子バスケ全体のレベルとトレンドを映す一枚のスナップショットでもあります。
- 中国は伝統の高さに加え、速い展開と外角シュートも磨けるか。
- 日本はスモールラインナップ(小柄な選手中心の布陣)で、どこまでサイズの差を埋められるか。
- 両国が互いにスタイルをぶつけ合うことで、結果的にアジア全体の競争力が高まる可能性。
シリーズは安徽省・合肥へ、次の一戦の注目ポイント
この西安での第3戦の時点で、シリーズは引き続き中国国内で行われ、両チームは金曜日に安徽省合肥市で再戦する予定となっていました。短い間隔で同じ相手と戦うことで、ゲームごとの修正力が問われます。
次の一戦を考えるうえで、注目したいポイントは次の通りです。
- 中国が日本の3ポイントに対して、どのような守備の修正を加えてくるか。
- 日本が中国インサイド陣への対策として、ダブルチームやゾーンディフェンスをどこまで使うか。
- ベンチメンバーをどこまで起用し、FIBA女子アジアカップ本番を見据えたローテーションを試すか。
スコアや勝敗だけでなく、「何を試し、何を学んだのか」を意識して見ると、この強化試合シリーズはより立体的に見えてきます。SNSでの議論や友人との会話でも、スタッツだけでなく戦術や成長の視点から振り返ってみると、女子バスケットボールの見方が一段深まるかもしれません。
Reference(s):
China defeat Japan in FIBA Women's Asia Cup warm-up series in Xi'an
cgtn.com








