女子バスケ中国が日本に93―61 アジアカップ前最後の強化試合で4連勝
女子バスケットボールのアジアカップ前最後の強化試合で、中国代表が日本代表に93―61と大勝し、国際舞台へ向けた仕上がりの良さを印象づけました。
93―61、4連勝で締めくくったアジアカップ前最後の国際試合
中国女子バスケットボール代表は、アジアカップの最終調整として行われた強化試合で日本代表と対戦し、93―61で勝利しました。この試合の勝利により、中国はテストマッチ4連勝とし、夏の大陸大会に向けて弾みをつけました。
試合は第1クォーターこそ26―23と拮抗しましたが、第2クォーターで中国が一気に加速し、前半終了時点で51―31と二桁のリードを奪いました。
後半でリードを30点差に 日本の反撃も及ばず
後半に入ると、Zhang Ru、Han Xu、Yang Shuyuらが得点を重ね、中国がさらに主導権を握ります。リードは最大で30点に達し、日本は守備のギャップを埋めきれませんでした。
日本も第3クォーター終盤に8連続得点で反撃し、一時は流れを引き戻しかけました。しかし、中国は落ち着いてボールを運び直し、ターンオーバーを最小限に抑えながら試合をコントロール。最後までリードを守り切り、そのまま93―61で試合を締めました。
スタッツから見るキープレーヤー
この国際試合では、複数の選手がバランスよく得点を重ねたことが中国の安定感につながりました。
- ガードのWang Siyuがチーム最多の17得点。ゲームメイクと自らの得点の両方で存在感を示しました。
- センターのZhang Ziyuは16得点4リバウンド。高さを生かしたインサイドで、日本の守備にプレッシャーをかけ続けました。
- Zhai Ruoyunも11得点を挙げ、ベンチを含めた層の厚さを示しました。
得点源が一人に偏らず、複数の選手が二桁得点に乗ったことは、アジアカップ本番で相手にとって守りにくいチームになることを意味します。
指揮官が重視する「速いトランジション」への適応
中国のGong Lumingヘッドコーチは試合後、今回の強化試合の狙いを次のように語りました。
「この機会を生かしてチームを鍛え、速いトランジションのテンポに慣れたい。そうすることでアジアカップに全力で臨むことができる」。
さらに、現在の代表チームについて「さまざまな年代の選手が混在しており、連係を深めるには時間がかかるが、これからも努力を続けていく」と話しています。
攻守の切り替えが速い現代バスケットボールにおいて、トランジションへの適応は必須です。世代の異なる選手をどう組み合わせ、スピードとサイズ、経験をバランスよくコートに並べられるかが、中国にとっての重要なテーマになっていることがうかがえます。
オーストラリアとの強化試合とアジアカップの文脈
この日本戦の後、中国代表はオーストラリアとの強化試合も計画していました。日程は、海南省海口市で7月6日、続いて長沙市で8日に再戦というスケジュールでした。アジアカップを前に、アジア・オセアニアの強豪同士が実戦を重ねる形でした。
中国、日本、オーストラリアといったチームがしのぎを削る女子アジアカップは、世界の女子バスケットボールの中でも注目度が高まっています。特に今回のような大差の試合は、一試合だけを切り取れば「差が開いた」と見えますが、その裏側には戦術のテストやローテーションの確認など、多くの意図が隠れています。
国際ニュースを日本語で追う私たちにとっても、このような強化試合は、本番のアジアカップでどのような戦い方が見られるのかを予測するヒントになりました。中国が示した層の厚さとトランジション重視の姿勢に、日本やオーストラリアがどう対応してきたのかを振り返ることで、アジアの女子バスケットボールの現在地が見えてきます。
Reference(s):
China dominate Japan 93-61 in final FIBA Women's Asia Cup warm-up
cgtn.com








