WTAベルリンで中国のワン・シンユーが芝コート初の4強入り
女子テニスのWTAベルリン・オープンで、中国のワン・シンユー選手(23)が芝コートで自身初となるツアー準決勝進出を決めました。予選から勝ち上がり、トップ選手を次々と破る快進撃が注目を集めています。
- 中国のワン・シンユーがWTAベルリン・オープンで芝コート初の準決勝進出
- 予選から出場し、カサトキナやガウフら上位選手を撃破
- 準決勝でロシアのリュドミラ・サムソノワと対戦へ
バドサとの再戦で主導権、途中棄権で4強入り
金曜日に行われた準々決勝で、ワン選手は世界10位のパウラ・バドサ選手(スペイン)と対戦しました。今年の全豪オープンでストレート負けを喫した相手との再戦でしたが、この日は序盤からワン選手が主導権を握ります。
第1セットでは3度のブレークに成功し、6-1で先取。続く第2セット第1ゲームで40-0とリードしたところで、バドサ選手が右股関節の負傷を理由に棄権を表明し、ワン選手の準決勝進出が決まりました。
予選からトップ選手を次々撃破
今大会のワン選手の躍進は、予選から始まっていました。2試合の予選を勝ち抜く過程で、ウィンブルドンで2度準優勝しているオンス・ジャバー選手を破り、本戦入りを決めます。
本戦1回戦では世界16位のダリア・カサトキナ選手に勝利。続く2回戦では、直前の全仏オープンを制し世界2位となっていたココ・ガウフ選手を6-3、6-3で下しました。世界ランキング上位2選手との対戦での勝利は、ワン選手にとってキャリア初の快挙です。
「予選はアドバンテージ」芝への適応が自信に
ワン選手は、この躍進の背景に予選で多く試合をこなせたことを挙げています。
「予選からプレーすることは間違いなくアドバンテージです。特にクレー(赤土)から芝への移行期間では、より多く試合をすることがとても大事です。勝つことで自信もつきますし、芝のサーフェスにも早く慣れることができます」と語り、試合数の多さが感覚の向上につながっていると強調しました。
準決勝の相手はサムソノワ ブレイクスルーはどこまで
準決勝でワン選手は、ロシアのリュドミラ・サムソノワ選手と対戦します。芝コートで実績のある相手との一戦は、ワン選手にとってさらなる試金石となりそうです。
予選から積み上げてきた自信と勢いをどこまで持続できるのか。今大会は、女子テニス界で存在感を高めつつある中国の若手が、グランドスラムや大きな舞台に向けてどこまで飛躍できるかを占う一つの指標にもなっています。
国際テニスシーンで広がるアジア勢の存在感
今回のワン選手の快進撃は、アジア出身選手の活躍が目立つ近年の女子テニスの流れとも重なります。トップ選手を相手にした堂々たるプレーは、次世代を担う選手像として、多くのファンや若いプレーヤーに新たなイメージを与えていると言えるでしょう。
芝シーズンを象徴するベルリンでのブレイクスルーが、一過性のサプライズにとどまるのか、それともツアー全体での飛躍のきっかけとなるのか。ワン・シンユーという名前を、今後の国際テニスニュースのキーワードとして覚えておきたいところです。
Reference(s):
China's Wang Xinyu powers into semifinals at WTA Berlin Open
cgtn.com








