FIFAクラブW杯グループE リーベルとモンテレイが0-0、9枚の警告の激戦
アメリカで開催中のFIFAクラブワールドカップのグループEで、リーベル・プレート(アルゼンチン)とモンテレイ(メキシコ)が0-0の引き分け。9枚のイエローカードと1枚のレッドカードが飛び交う激しい一戦となり、リーベルの決勝トーナメント進出は最終節までもつれ込むことになりました。
グループEはリーベルとインテルが並ぶ混戦
現地時間の土曜日にアメリカ・パサデナのローズボウルで行われたこの試合で、勝ち点3を手にしていればリーベル・プレートはグループE突破をほぼ手中にできる状況でした。しかしスコアレスドローに終わったことで、リーベルとイタリアのインテルが勝ち点4で並び、モンテレイが勝ち点2で追う構図となっています。日本の浦和レッドダイヤモンズはすでに敗退が決まっており、水曜日の最終節でモンテレイと対戦します。
最終節の結果しだいでは順位が一気に入れ替わる可能性があり、グループEは最後まで目が離せない展開です。
主導権を握れない前半、ファウル23本の消耗戦
ローズボウルには5万7393人の観客が詰めかけ、国際色豊かな雰囲気の中でキックオフを迎えました。立ち上がりはモンテレイがやや優勢で、元スペイン代表MFセルヒオ・カナレスが13分に鋭いドリブルから強烈なシュートを放ちますが、リーベルの守護神フランコ・アルマーニが好セーブでこれを防ぎました。
しかし、その後は両チームとも小さなファウルを重ね、前半だけで23本の反則が記録されるなど、試合は断続的に止まる展開に。リズムに乗り切れないまま、スコアレスの時間が続きました。
前半終了間際、決定機を続けて外す
前半の終盤、リーベルは試合を決めかねないビッグチャンスを立て続けに逃します。まずはハーフタイム直前、ジュリアーノ・ガロッポがモンテレイのペナルティーエリア中央でフリーでボールを受けると、余裕を持って右隅を狙いましたが、シュートは枠の上に大きくそれてしまいました。
続いてコーナーキックからの流れで、ゴール前にこぼれたボールにセンターバックのルーカス・マルティネス・クアルタが反応。しかし、ゴールまでわずかな距離から放ったボレーはポストの外側に外れ、スタンドを埋めたリーベルサポーターは頭を抱えることになりました。
後半はリーベルが攻勢も、アンドラーダが立ちはだかる
後半に入ると、リーベル・プレートがボールを支配し、モンテレイ陣内に押し込む時間が増えます。とりわけ注目を集めたのが、レアル・マドリード加入が決まっている10代の若手フランコ・マスタントゥオーノ。67分にはペナルティーエリア手前から鋭いシュートを放ちましたが、モンテレイのGKエステバン・アンドラーダが好反応でセーブしました。
アンドラーダはアルゼンチン出身で、かつてリーベルの宿敵ボカ・ジュニオルスに所属していた守護神でもあります。76分には、ファクンド・コリディオの絶妙なスルーパスからコロンビア代表FWミゲル・ボルハが決定的な場面を迎えましたが、このシュートもアンドラーダの正面を突き、ゴールはならず。リーベルは数多くのチャンスを作りながら、最後までネットを揺らせませんでした。
9枚のイエローと退場1人、荒れた終盤
この一戦はカードの多さでも注目されました。試合を通して合計9枚のイエローカードが提示され、フィジカルコンタクトの激しさと緊張感の高さを物語りました。後半アディショナルタイムには、リーベルのケビン・カスターニョがこの日2枚目の警告を受けて退場。結果として1枚のレッドカードも記録され、リーベルにとっては内容、結果ともに後味の悪い夜となりました。
最終節へ向けたポイント
0-0のドローによって、グループEの行方は最終節に持ち越されました。リーベルにとってこの結果は痛手ですが、まだ自力で勝ち上がりを狙える位置にはつけています。一方のモンテレイも、すでに敗退が決まっている浦和レッドダイヤモンズとの一戦で勝利すれば、状況次第で逆転突破の可能性を残しています。
- リーベルとインテルが勝ち点4で並ぶ大混戦
- アンドラーダの好守とリーベルの決定力不足がスコアレスの主因
- 9枚のイエローと1枚のレッドが示す、クラブW杯ならではの高い緊張感
国際舞台でのクラブ同士の対戦は、戦術や選手の質だけでなく、気候や移動、審判の基準など、さまざまな要素が結果に影響します。グループEの最終節では、こうした条件の中で各クラブがどのように修正し、勝ち切る力を見せるのかが注目されます。
Reference(s):
Goalless draw between River Plate, Monterrey features 9 yellows, 1 red
cgtn.com








