中国FAカップ16強で北京国安ら4クラブが8強進出
中国サッカーの国内カップ戦、中国FAカップのラウンド16で、北京国安(Beijing Guoan)など4クラブが準々決勝進出を決めました。上位リーグ勢に下部リーグのクラブが挑む構図もあり、番狂わせと接戦が相次いだラウンドとなりました。
北京国安、劇的PK戦で大連盈波を下す
大連盈波(Dalian Yingbo)はホームで北京国安を迎え、激しい戦いとなりました。前半終了間際、大連はセファス・マレレ選手のPKで先制に成功します。
しかし、前半アディショナルタイム深くで、北京国安のドゥアルト・ダウアン選手が同点ゴールを決め、試合は1-1のまま後半へ。後半・延長戦ともに両チーム譲らず、勝負はPK戦にもつれ込みました。
PK戦では一時大連がリードしましたが、北京国安が粘り強く巻き返し、最終的に6-5で勝利。合計スコア1-1(PK6-5)で北京国安が8強入りを果たしました。
広東GZ-パワー、天津津門虎から金星
もう一つの注目カードでは、下部リーグの広東GZ-パワー(Guangdong GZ-Power)がホームで中国スーパーリーグ所属の天津津門虎(Tianjin Jinmen Tiger)に挑み、2-0で勝利しました。
前半、広東GZ-パワーは姜志欽(Jiang Zhiqin)選手が好機を逃したものの、夏達龍(Xia Dalong)選手のヘディングで相手ゴールを脅かすなど、積極的な攻撃を見せます。
後半に入ると、ゴール前の混戦から馬君量(Ma Junliang)選手が押し込んで先制。さらに、天津のジョアン・カルロス(João Carlos)選手の決定的なシュートを楊帆(Yang Fan)選手がゴールライン上でクリアする場面もありました。
それでもブラジル出身のジョアン・カルロス選手は後半に鋭い角度からゴールを決め、リードを広げます。結果として、広東GZ-パワーが上位カテゴリーのクラブを破る「金星」を挙げ、準々決勝行きを決めました。
雲南玉昆と青島海牛も準々決勝へ
雲南玉昆、アウェーで主導権を握る
雲南玉昆(Yunnan Yukun)は、リーグワン(2部相当)の陝西ユニオン(Shaanxi Union)とのアウェー戦に強力なメンバーで臨みました。
試合は、雲南がペドロ・エンリケ(Pedro Henrique)選手とオスカル・マリトゥ(Oscar Maritu)選手のゴールで2点を先行し、主導権を握ります。その後、陝西の廖少文(Liao Shaowen)選手が1点を返しましたが、雲南玉昆がリードを守り切って2-1で勝利し、8強進出を決めました。
青島海牛、主力温存でも危なげなく
青島海牛(Qingdao Hainiu)は、リーグツー(3部相当)の広西恒宸(Guangxi Hengchen)をホームに迎え、主力数人を温存しながら試合に臨みました。
それでも前半のうちに金永浩(Jin Yonghao)選手と羅森文(Luo Senwen)選手のゴールで素早く2点を奪い、有利な展開に持ち込みます。
後半には広西の紀鑫龍(Ji Xinlong)選手が1点を返し、スコアは2-1に。流れがやや相手に傾く時間帯もありましたが、青島海牛はリードを守り切って勝利し、準々決勝へ進みました。
残る3試合と「上海ダービー」にも注目
ラウンド16の残り3試合は日曜日に組まれており、その中でもポート(Port)と申花(Shenhua)による「上海ダービー」に大きな注目が集まっていました。伝統ある強豪同士の一戦が、準々決勝進出クラブの顔ぶれや大会全体の流れを左右する可能性があります。
中国FAカップは、リーグのカテゴリーや知名度に関係なく、各クラブにチャンスが開かれたトーナメントです。今季も、下部リーグ勢による番狂わせや、強豪クラブの意地がぶつかり合う試合が続いており、中国サッカーの層の厚さと競争力を感じさせる内容となっています。
Reference(s):
Chinese FA Cup: Beijing Guoan among four teams advancing to last eight
cgtn.com








