ガウフ初戦敗退、シフィオンテクは快勝 2025年ウィンブルドン女子で明暗
女子テニスの国際ニュースです。2025年のウィンブルドン選手権で、全仏オープン優勝直後のココ・ガウフがまさかの初戦敗退。一方でイガ・シフィオンテクは危なげなく2回戦に進みました。女子テニス界の新世代を象徴する2人の明暗が分かれた形です。<\/p>
ガウフに何が起きたのか 全仏優勝直後の初戦敗退
女子シングルス第2シードのココ・ガウフ(米国)は、ウクライナのダヤナ・ヤストレムスカに7-6(3)、6-1で敗れ、初戦で姿を消しました。世界ランキング42位の相手にストレート負けという結果は、全仏オープン優勝から勢いに乗ってウィンブルドンでも上位進出が期待されていた流れを大きく覆すものでした。<\/p>
試合時間は78分。ガウフにとっては、2023年のウィンブルドンで喫した1回戦敗退以来となる、四大大会での最も早い段階での敗退です。これでガウフはウィンブルドンに6度出場しているものの、いまだベスト16の壁を越えられていません。<\/p>
この日はガウフらしからぬミスが目立ちました。サービスではダブルフォールト(サーブの連続ミス)が9本、ストロークでも自らのミスでポイントを失うアンフォーストエラーが29本。一方でウィナー(相手に触らせない決定打)はわずか6本にとどまり、攻守のバランスを最後まで立て直せないまま試合を終えました。<\/p>
試合後、ガウフは全仏オープン優勝後からウィンブルドンまでの期間について、メンタル面で少し圧倒されていたと振り返りました。勝利を祝う時間と、次に向けて切り替える時間のどちらも十分に取れなかったとし、四大大会で優勝した直後に別の四大大会へ臨むという新しい経験の中で、何をすべきか、また何を控えるべきか、多くを学んだとしています。<\/p>
四大大会で優勝した直後は、メディア対応やイベント、周囲の期待などが一気に高まります。21歳の若さでその渦中にいるガウフにとって、今回の敗退は「勝った後」の過ごし方を見直すきっかけになりそうです。<\/p>
ヤストレムスカの快進撃と「波乱の一日」
勝者となったヤストレムスカは、力強いショットと集中力を維持し続けるプレーでガウフを圧倒しました。ランキング42位の立場から、今大会で最大級の番狂わせの一つを演じたことになります。<\/p>
同じ日に、女子シングルスではほかにも波乱が続きました。第3シードのジェシカ・ペグラ(米国)と、第5シードの鄭欽文(中国)も大会から姿を消し、上位シード勢にとって厳しい一日となりました。<\/p>
- 第2シード ココ・ガウフ(米国)初戦敗退<\/li>
- 第3シード ジェシカ・ペグラ(米国)敗退<\/li>
- 第5シード 鄭欽文(中国)敗退<\/li>
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四大大会では序盤戦での番狂わせがつきものですが、とくに芝コートのウィンブルドンでは、ボールの弾み方や滑りやすさなどの条件に早く適応した選手が試合を優位に進めやすいと言われます。今回は、守る立場にあるシード選手たちよりも、挑戦者として思い切って打っていける選手たちが流れをつかんだ一日だったといえそうです。<\/p>
シフィオンテクは危なげなく2回戦へ
世界ランキング4位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)は、ポリナ・クデルメトワ(ロシア)を7-5、6-1で下し、安定した内容で2回戦に進出しました。第1セットは競り合いとなりましたが、終盤で主導権を握ると、その後の9ゲームのうち8ゲームを連取し、一気に試合を引き寄せました。<\/p>
「初戦無敗」61連勝という異次元の安定感
この勝利により、シフィオンテクは大会の初戦(オープニングマッチ)での連勝記録を61に伸ばしました。これは今世紀に入ってから、女子選手として最長の記録とされています。どの大会でも初戦でつまずかない安定感は、ランキング上位に居続けるうえで大きな武器です。<\/p>
次戦はマクナリーと対戦
次の2回戦でシフィオンテクが対戦するのは、アメリカのケイティ・マクナリーです。マクナリーは、地元イギリスのワイルドカード(主催者推薦)で出場したジョディ・バラッジをストレートで破り、勢いに乗ってシフィオンテクとの一戦に臨みます。今大会の注目カードの一つになりそうです。<\/p>
若いトップ選手の明暗が示すもの
同じ若い世代のトップ選手でありながら、ガウフとシフィオンテクの大会初日での結果は、大きく明暗が分かれました。そこから見えてくるのは、テニスが単なる技術やフィジカルの勝負ではなく、「いつどのような状態でコートに立てるか」を含めた総合力のスポーツだということです。<\/p>
今回のウィンブルドン女子シングルス序盤から読み取れるポイントを、あえて三つに整理すると次のようになります。<\/p>
- 四大大会で優勝した直後こそ、次の大会に向けたメンタルとスケジュールの管理が難しくなる<\/li>
- 初戦はランキングや実績に関係なく、番狂わせが起きやすい試合である<\/li>
- シフィオンテクのように「初戦で崩れない」ことは、長期的な安定したキャリアを築くうえで大きな強みになる<\/li>
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ウィンブルドン女子シングルスをどう見るか
ウィンブルドンでは今後も、シード選手の苦戦や新たなスターの台頭など、予想外の展開が続く可能性があります。ガウフの早すぎる敗退と、シフィオンテクの盤石なスタートというコントラストは、トップレベルのテニスがいかに繊細なバランスの上に成り立っているかを改めて教えてくれます。<\/p>
国際スポーツニュースとしてのウィンブルドン女子シングルスは、単なる勝ち負けを追うだけでなく、選手たちがどのようにプレッシャーや期待と向き合っているのかを考えるきっかけにもなります。大会の行方を追いながら、自分ならどのように準備し、どのように切り替えるだろうかと想像してみるのも面白いかもしれません。<\/p>
Reference(s):
Gauff suffers shock first round exit, Swiatek marches on at Wimbledon
cgtn.com








