世界水泳2025シンガポール:中国代表が発表 潘展楽ら五輪王者が集結
世界水泳2025の中国代表ロースターを振り返る
2025年の世界水泳選手権は、7月11日から8月3日にかけてシンガポールで開催されました。この大会に向けて、中国代表チームのロースターが金曜日に発表され、多くのオリンピック王者と世界王者が名を連ねていました。国際ニュースとしても注目されたメンバー構成を、あらためて整理します。
大会概要:シンガポールで約3週間の熱戦
世界水泳選手権は、競泳、飛び込み、アーティスティックスイミング、オープンウォーター、水球など複数の種目が集まる大会です。2025年大会はシンガポールで行われ、水球が開幕初日に競技をスタートさせました。
競泳は7月27日から8月3日まで、飛び込みは7月26日に始まり、それぞれ大会後半を彩る種目として位置づけられていました。
競泳代表:潘展楽が率いる34人 王順は8度目の世界選手権
競泳では、2024年パリ五輪の金メダリストである Pan Zhanle が、34人からなる中国の競泳代表チームを率いました。競泳競技は7月27日から8月3日まで行われ、この期間に中国代表は多くの種目でメダルを狙う布陣を敷いていました。
代表メンバーの中でも注目されたのが、31歳の Wang Shun です。2020年東京五輪の金メダリストである彼にとって、2025年大会は自身8度目の世界選手権となり、長年代表を支えてきたベテランとしての存在感が際立っていました。
潘展楽「ドーハの記憶を胸に、100m自由形でベストを」
20歳の Pan Zhanle にとって、2025年世界水泳は4度目の世界選手権でした。大会前、彼は次のように語っていました。
「2024年ドーハ世界水泳では世界記録を更新して金メダルを獲得し、特別な思い出になりました。今回も男子100メートル自由形の決勝で、自分のベストパフォーマンスを見せたいです。」
Pan Zhanle はドーハの世界選手権で4個の金メダルを獲得し、そのうち男子4×100メートル自由形リレーでは世界新記録を樹立しました。さらにパリ五輪では、男子100メートル自由形の世界記録を再び塗り替えながら金メダルを獲得しており、短距離自由形の中心選手として世界的な注目を集めていました。
飛び込み代表:「ドリームチーム」14人 主力と新星が共存
飛び込み競技は7月26日に開幕しました。中国の飛び込み代表、いわゆるドリームチームは、13種目に14人の選手をエントリーし、厚い選手層を示しました。
メンバーには、オリンピックで金メダルを獲得してきた Chen Yuxi、Chen Yiwen、Cao Yuan、Wang Zongyuan らが名を連ね、世界トップクラスの実力者が軸となる構成でした。
一方で、二度のオリンピックで金メダルを獲得している Quan Hongchan は、5月の国内選考会をけがで途中棄権した影響もあり、今大会のメンバーからは外れました。また、パリ2024の女子シンクロ3メートル板飛び込みで金メダルを手にした Chang Yani も、今回の世界水泳は欠場となりました。
その一方で、今年の Diving World Cup で印象的なパフォーマンスを見せた Zhang Minjie と Chen Jia といった若手が代表の座をつかみました。男子では、Cao Yuan と Wang Zongyuan が若いチームメートをリードする立場となり、ベテランと新世代が共存する陣容となっていました。
アーティスティックスイミング:パリで躍進したチームがさらに進化
アーティスティックスイミングの中国代表は、11種目に13人が出場する構成でした。メンバーには、パリ五輪を経験した Feng Yu、Chang Hao、Xiang Binxuan、Cheng Wentao らが含まれ、国際舞台での経験を持つ選手がチームの核となっていました。
一方で、パリ2024でデュエットとチームの両方で金メダルを獲得した Wang Liuyi と Wang Qianyi の双子は、まだ競技復帰を果たしておらず、今大会の代表には入りませんでした。その代わりに、新たな双子コンビである Lin Yanhan と Lin Yanjun がメンバー入りし、世代交代の一端を担いました。
また、男子選手の Guo Muye も代表入りし、アーティスティックスイミングにおけるチーム構成の多様化がうかがえました。
この中国AS代表は、パリ2024でチームとデュエットの2種目で歴史的な金メダルを獲得した後、6月の World Cup Super Final でも金7、銀3、銅1という圧倒的な成績を残しており、世界水泳でも優勝候補として大きな注目を集めていました。
オープンウォーターと水球:全種目で代表を派遣
オープンウォーターでは、中国代表は6人の選手を送り込み、7種目にエントリーしました。長距離種目が中心となるこの分野でも、複数種目で戦えるメンバー構成が取られていました。
水球では、女子と男子それぞれに15人の選手が登録されました。水球は大会初日に行われる種目であり、中国代表チームは世界水泳の開幕を告げる舞台でチームスポーツとしての存在感を示すことが期待されていました。
中国代表ロースターから見えるもの:経験と若さのバランス
今回の世界水泳2025に向けて発表されていた中国代表ロースターからは、いくつかの特徴が見えてきます。
- Pan Zhanle ら20歳前後の若手が、複数種目でチームの中心的存在になりつつあること
- Wang Shun のような30代のベテランが、長期的に代表を支え続けていること
- 飛び込みやアーティスティックスイミングで、負傷や休養による欠場を機に新星が抜てきされていること
- 競泳、飛び込み、AS、オープンウォーター、水球といった主要種目すべてに代表を送り込み、幅広い競技で存在感を示そうとしていること
世界水泳選手権は、オリンピックと並んで水泳界にとって最も重要な舞台の一つです。パリ2024で強さを見せた中国代表が、シンガポール大会のロースターを通じて、次のステップに向けどのようなチームづくりを進めていたのか。その一端が、このメンバー構成から浮かび上がります。
今後、各種目で台頭してきた若手選手たちがどこまで成長し、ベテランとの世代交代がどのように進んでいくのか。世界の水泳界をフォローするうえで、引き続き注目していきたいポイントです。
Reference(s):
Team China announce roster for 2025 World Aquatics Championships
cgtn.com








