ジョコビッチがウィンブルドン通算100勝 史上3人目の快挙
ジョコビッチがウィンブルドン通算100勝 史上3人目の快挙
テニスの四大大会ウィンブルドン選手権で、ノバク・ジョコビッチがシングルス通算100勝に到達しました。ウィンブルドンの「100勝クラブ」はわずか3人。この節目の勝利が、なぜ大きなニュースになるのかを整理します。
3回戦ストレート勝利で節目到達
ジョコビッチは、今年で20回目の出場となるウィンブルドンの3回戦で、同じセルビア出身のミオミル・ケツマノビッチと対戦し、6-3、6-0、6-4のストレートで勝利しました。センターコートで行われた一戦で、通算100勝目という大台に乗りました。
第1セット3-3から9ゲーム連取と一気にギアを上げ、第2セットをラブゲームで奪取。第3セットでも5-1とリードを広げ、通算100勝目に向けて一気に突き進みました。
試合を通してジョコビッチは60本のウィナー(決定打)を放ち、アンフォースト・エラー(自滅のミス)は19本に抑えました。特に最初の2セットではミスが8本にとどまり、16本のサービスエースも記録するなど、内容面でも圧倒的でした。
ダイビング・ボレーにどよめき 観客を沸かせた一球
この試合のハイライトは、第1セット第8ゲームのネットプレーでした。ブレークを狙う場面で、ジョコビッチはネット際でダイビングしながらバックハンドボレーを放ち、サイドライン際に完璧なウィナーを叩き込みます。
ボールがケツマノビッチの横を抜けてライン上に落ちると、相手は肩を落とし、観客席からは大きな拍手と歓声。コートに倒れ込んだままのジョコビッチは笑顔でスタンドの声援を受け止め、そのままこのゲームを重要なブレークにつなげました。
試合後、ジョコビッチはオンコートインタビューで、自身のお気に入りの大会で歴史的な記録を打ち立てられたことについて「祝福されたものだと感じている」とコメント。一方で、「最後の数ゲーム以外はとても楽しめた。少し複雑になってしまったけれど」とも述べ、5-1から粘られた終盤戦を振り返りました。
ウィンブルドン100勝はナブラチロワ、フェデラーに続く3人目
ウィンブルドンのシングルスで100勝以上を挙げた選手は、これまでマルチナ・ナブラチロワ(120勝)とロジャー・フェデラー(105勝)の2人だけでした。ジョコビッチは、この「伝説級」の数字に肩を並べた3人目の選手となります。
ジョコビッチはここまで四大大会(グランドスラム)で通算24タイトルを獲得し、そのうち7つをウィンブルドンで挙げています。現在38歳で、今大会がウィンブルドン20回目の出場というキャリアの長さを考えると、この100勝は積み上げてきた年月と安定した強さの象徴と言えるでしょう。
次はデミノー戦 その先にシナーとの対戦も
ジョコビッチは次戦、男子シングルス第11シードのアレックス・デミノーと準々決勝進出を懸けて対戦します。その先の準決勝では、世界1位のヤニック・シナーと当たる可能性もあります。
ジョコビッチは過去2年、ウィンブルドン決勝でカルロス・アルカラスに敗れており、今季は雪辱を期して臨んでいます。100勝という節目を通過点とし、なお優勝を狙う姿勢は、ベテランになっても衰えない競争心を物語ります。
なぜ「100勝」がニュースになるのか
タイトルの数だけでなく、1つの大会で100勝に到達するには、長期間トップレベルを維持し続ける必要があります。ナブラチロワ、フェデラー、ジョコビッチという顔ぶれは、まさにその象徴です。
- 長く出場し続けるためのフィジカルとメンタルの強さ
- 芝コートという特殊なサーフェスへの高い適性
- 世代交代が進む中でも勝ち続ける戦術と対応力
2025年シーズンも、テニス界では若手の台頭とベテランの存在感がせめぎ合っています。その中で、ウィンブルドン通算100勝という数字は、「最強」かどうかだけではなく、「どれだけ長く、強くあり続けられるか」を考えさせてくれる指標と言えるでしょう。
Reference(s):
Djokovic achieves another milestone with 100th Wimbledon victory
cgtn.com








