バスケU19ワールドカップで中国13位 国際大会は米国が優勝
ローザンヌで行われたFIBA U19バスケットボールワールドカップで、中国U19代表(Team China)がカメルーンとの最終戦を81-77で制し、通算2勝5敗で全16チーム中13位となりました。大会タイトルはアメリカ代表が獲得し、若手世代の国際バスケットボールの勢力図をあらためて示す国際ニュースとなっています。
アジアのバスケットボールの現状や、中国バスケットボールの次世代を知るうえで、今回の結果はどのような意味を持つのでしょうか。試合の流れと大会全体を振り返ります。
最終戦は81-77の接戦 終盤まで揺れたリード
現地の日曜日に行われたカメルーンとの13位決定戦で、中国は81-77と僅差で勝利しました。前半は41-40と中国がわずか1点のリードで折り返します。
しかし第3クォーターに入るとカメルーンが一時5点差をつけて主導権を握ります。それでもChen Jiazheng選手とZhang Boyuan選手が相次いで3ポイントシュートを決め、中国は食らいつき、第3クォーター終了時点では60-58と2点ビハインドで最終クォーターを迎えました。
第4クォーター序盤、中国は5-0のラン(連続得点)で逆転に成功しますが、重要な場面でのスクリーンの反則が響き、カメルーンのGedeon Basson選手にフィールドゴールとフリースローを合わせて5得点を許す場面もありました。
終盤にはZhang選手がファウルを取られる苦しい場面もありましたが、その後に自らファウルを獲得し、フリースローを2本とも沈めて汚名返上。最後までリードを守り切った中国が、今大会2勝目を挙げて13位で大会を終えました。
グループ最下位から13位まで 中国U19代表の大会を整理
今大会には16チームが出場し、4つのグループに分かれて予選ラウンドを戦いました。中国はグループBに入りましたが、カナダ、ドイツ、スロベニアに敗れ、グループ最下位でノックアウトステージに進むことになりました。
ラウンド・オブ・16(ベスト16決定戦)ではニュージーランドに敗れ、ベスト8進出を逃して9〜16位決定戦に回ります。続くフランスとの試合にも敗退し、順位決定の13〜16位ラウンドへ。
そこで中国はヨルダンに97-78で快勝し、この大会での初勝利を挙げました。勢いを取り戻したチームは、最終戦でカメルーンにも競り勝ち、最終的に13位という結果を手にしました。
- グループB:カナダ、ドイツ、スロベニアに敗れて0勝3敗
- ラウンド・オブ・16:ニュージーランドに敗退
- 9〜16位決定戦:フランスに敗れ、13〜16位決定戦へ
- 13〜16位決定戦:ヨルダンに97-78で勝利、カメルーンに81-77で勝利
- 最終成績:2勝5敗で16チーム中13位
アメリカが優勝 世界トップレベルの壁
このFIBA U19バスケットボールワールドカップの優勝を飾ったのはアメリカ代表でした。育成年代から層の厚さを見せるアメリカは、今回もタイトルを手にし、世界のトップレベルとの力の差を印象づけました。
こうした国際大会の結果は、各国の育成環境や選手層の厚さを映し出す指標でもあります。中国を含む多くの国にとって、アメリカは依然として追いかけるべき大きな目標であることが浮き彫りになりました。
中国バスケットボールにとっての13位の意味
数字だけを見ると13位という順位は決して満足できるものではないかもしれませんが、試合内容を見ると、得るものも少なくありませんでした。特に、負ければ最下位もあり得たカメルーン戦で、接戦をものにした経験は若い選手たちにとって貴重です。
終盤の勝負どころで見えた成長と課題
第4クォーターでの5-0のランや、ファウルトラブルの中でもフリースローをきっちり決めて勝ち切った展開は、終盤に崩れないチームを目指すうえで前向きな材料と言えます。一方で、スクリーンの反則など、細かな判断ミスから相手に流れを渡す場面もあり、集中力と試合運びの精度は引き続き大きな課題です。
国際舞台で得た経験はどこに生きるか
カナダやドイツ、スロベニア、フランスといった強豪国との対戦は、スコア以上に大きな経験となります。世界基準のフィジカルとスピード、戦術に直面したことは、今後の代表活動やプロキャリアにつながっていくはずです。
アジアのバスケットボールに注目する日本のファンにとっても、この国際ニュースは他人事ではありません。同じ世代の中国選手たちは、将来アジア予選や国際大会で日本代表と対戦する可能性が高い世代でもあります。今回のFIBA U19ワールドカップで何を学び、どのように成長していくのか。今後の歩みにも注目が集まりそうです。
Reference(s):
Team China finish 13th at FIBA U19 Basketball World Cup, USA win title
cgtn.com








