ウィンブルドン日本語ニュース:アルカラスがリュブレフ撃破、3連覇へ前進
テニスの四大大会ウィンブルドンで、男子シングルス第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がアンドレイ・リュブレフ(ロシア、第14シード)との激戦を逆転で制し、準々決勝進出と大会3連覇へ大きく前進しました。
リュブレフの「テスト」を乗り越えたアルカラス
センターコートの屋根が閉じられた環境で行われた一戦は、アルカラスのファンにとっては終始ハラハラする展開でした。アルカラスは立ち上がりでリズムをつかめず、第1セットをタイブレークの末に6-7(5)で落とします。
それでも、第2セット第8ゲームでついにサービスゲームを破ると、6-3で取り返して試合を振り出しに戻しました。
要所で光ったショットと勝負強さ
第3セットでは、リュブレフも強烈なストロークで一歩も引かず、互いにサービスキープが続く緊迫した展開となりました。しかしチャンスでのわずかな差が勝敗を分けます。アルカラスは土壇場で鮮烈なフォアハンドウィナーを決めてブレークに成功し、そのまま6-4でセットを奪いました。
続く第4セット、第5ゲームでリュブレフのサービスを再び破ると、試合の流れは完全にアルカラスへ。最後は大胆なドロップショットも交えながら6-4で締めくくり、最終スコアは6-7(5)、6-3、6-4、6-4の逆転勝利となりました。
ウィンブルドン3連覇へ──歴史に名を刻む挑戦
アルカラスは、過去2年連続でウィンブルドンを制し、いずれも決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を退けてきました。今大会は3連覇が懸かる特別なシーズンであり、男子テニスの歴史に名を刻むチャンスでもあります。
オープン化以降のウィンブルドンで、男子シングルス3連覇以上を達成しているのは、ビョルン・ボルグ(スウェーデン)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ピート・サンプラス(米国)、ジョコビッチの4人だけです。アルカラスがタイトル防衛に成功すれば、この「ウィンブルドンのアイコン」と並ぶ5人目の存在となります。
ジョコビッチとシナー、強力ライバルとの三つ巴
今大会の男子シングルスは、実績と勢いを兼ね備えたスターたちがひしめく構図です。7度の優勝を誇るジョコビッチと、世界ランキング1位のヤニック・シナー(イタリア)は、ともに危なげない内容で勝ち上がっており、依然として優勝候補の一角を占めています。
一方で第2シードのアルカラスは、ここまでのラウンドでプレーに波がある場面も見せてきました。リュブレフ戦でも序盤はリズムを欠きましたが、試合が進むにつれてレベルを引き上げ、最後はセンターコートの観客を総立ちにするようなプレーで勝負を決めました。
この「不安定さ」と「爆発力」をあわせ持つスタイルが、今後のラウンドで吉と出るのか、それとも隙となるのか。ジョコビッチ、シナーとの直接対決が実現すれば、男子テニスの新旧勢力図を占う試金石となりそうです。
試合内容から見えるアルカラスの現在地
リュブレフに先行を許しながらも、冷静に立て直して勝ち切った今回の試合は、アルカラスの現在の成熟度を象徴しているようにも見えます。
- 出だしで苦戦しても感情をコントロールし、戦術を微調整できること
- プレッシャーのかかる場面で、一気に流れを変えるウィナーを打ち込めること
- 長いラリーの中でも、ドロップショットなど多彩なショットで相手を揺さぶれること
こうした要素は、ウィンブルドンのような大舞台で勝ち続けるうえで欠かせない総合力と言えます。3連覇という重圧を背負いながらも、アルカラスがそれをエネルギーに変えつつあるのかどうか。今後の試合は、その答えを探る場にもなっていきます。
SNSで共有したくなる問い
今回の試合をきっかけに、SNSでは次のようなテーマで議論が広がりそうです。
- アルカラスはなぜ、序盤に苦しんでも試合をひっくり返せるのか
- 3連覇へのプレッシャーは、彼のプレーにどこまで影響しているのか
- ジョコビッチ、シナーと比べて、アルカラスの強みと弱みはどこにあるのか
ウィンブルドンの行方を占ううえで、今回のリュブレフ戦は小さくない意味を持つ一戦でした。アルカラスがこの勝利を足がかりに、どこまで勝ち進むのか。男子テニスの新時代を象徴する物語は、まだ続きます。
Reference(s):
Alcaraz survives Rublev test to stay on course for Wimbledon hat-trick
cgtn.com







