サッカーE-1選手権:中国代表、開幕戦で韓国に0-3敗戦
サッカー東アジアの国際大会「EAFF E-1サッカー選手権(東アジアカップ)」の開幕戦で、中国代表が開催国・韓国代表に0-3で敗れました。韓国が試合を通じて主導権を握る一方、中国代表は若手中心の布陣で経験を積む一戦となりました。
開催国・韓国が主導権 中国代表は苦しい船出
現地時間の月曜日に行われた大会初戦は、韓国代表がボール支配とテンポの変化で試合をコントロールしました。中国代表は守備に追われる時間が長く、カウンターからの反撃もなかなか形になりませんでした。
試合は序盤から韓国ペースで進み、前半のうちに2点を奪われたことで、中国代表にとっては厳しい展開となりました。
韓国の3ゴール 時間帯と得点パターン
前半:8分と21分の連続失点
最初のゴールは前半8分。韓国のLee Dong-gyeong選手がペナルティエリア外から左足を振り抜き、強烈なミドルシュートがネットを揺らしました。中国代表は早い時間帯の失点で、守備の陣形を立て直す前に苦しい状況に追い込まれます。
続く21分には、韓国のJoo Min-kyu選手がヘディングで追加点。クロスに対する対応が一瞬遅れたすきに、ゴール前で決定的な一撃を許し、前半のうちに0-2とリードを広げられました。
後半:57分の3点目で勝負あり
後半に入ると、中国代表は攻撃面でやや盛り返し、前線からのプレッシングやサイド攻撃で相手ゴールに迫る場面も増えました。それでも決定機をゴールにはつなげられません。
試合を決定づけたのは57分。韓国のコーナーキックからゴール前が混戦となり、Kim Ju-sung選手が近距離から押し込んで3点目。これで韓国が勝利をほぼ手中に収め、中国代表は最後まで1点が遠いまま試合を終えました。
若手起用の中国代表 2006年生まれも先発
今大会の中国代表は、暫定監督のDejan Djurdjevic(デヤン・ジュルジェビッチ)氏のもと、若手選手を多く起用していることが特徴です。この試合でも、2006年生まれのKuai Jiwen選手とWang Yudong選手がスターティングメンバーに名を連ねました。
経験豊富な選手に比べれば、国際舞台での実績はまだ少ないものの、こうした若い世代が東アジアの強豪相手にプレーすることは、チームの中長期的な成長という意味で重要なステップといえます。
暫定監督が語る課題と収穫
試合後、ジュルジェビッチ暫定監督は、試合の入り方を含めていくつかの変化を試みたものの、韓国という強力な相手に対しては非常に難しい試合になったと振り返りました。
韓国が早い時間帯に先制し、スムーズにボールを動かしてきたことで、中国代表は大きなプレッシャーを受け続けました。指揮官はチームのパフォーマンスが十分とは言えなかったと認めつつも、選手たちが最後まで戦い続けた点は評価しています。
また、相手がこれほど力のあるチームであれば、自分たちのプレーが制限される場面が多くなるのは当然だとも述べ、今は試合の細部を深く分析するタイミングではなく、むしろ次の試合に向けてコンディションを整えることが重要だと強調しました。
さらに、一部の選手は負傷のためこの試合に出場できず、限られたメンバーの中で最善の選択をせざるを得なかったとも明かしています。そのうえで、韓国が内容・結果ともに勝利に値する出来だったと、相手を称えるコメントも残しました。後半の中国代表がやや盛り返したように見えた点については、韓国側がリードを得たことでテンポを落とした影響もあるとの見方を示しています。
次戦は日本戦 何が問われるか
中国代表は、次の試合で日本代表と対戦する予定です。東アジアのライバルとの連戦となる中で、初戦での敗戦からどのような修正を施すかが注目されます。
特にポイントとなりそうなのは、次のような点です。
- 立ち上がりの試合運び:早い時間の失点をどう防ぐか
- 守備ブロックの統一感:クロスやセットプレーへの対応
- 若手選手のメンタル:大差の敗戦からどれだけ立て直せるか
日本戦は、結果だけでなく、チームがどれだけ落ち着いて自分たちのスタイルを出せるかを測る試金石になりそうです。
東アジアの国際大会で見えたもの
今回の0-3というスコアは、開催国・韓国の完成度の高さと、中国代表の課題を同時に浮かび上がらせるものとなりました。一方で、若手が多く出場したことは、この大会を通じてチームの底上げを図ろうとする意図の表れでもあります。
国際大会の初戦は、どのチームにとっても難しいものです。大敗から何を学び、どこを改善し、次の日本戦につなげていくのか。中国代表の戦いぶりは、東アジアサッカーの勢力図や競争の激しさを考えるうえでも、引き続き注目していきたいポイントと言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com







