クラブW杯準決勝:PSGがレアルを4-0粉砕、決勝でチェルシーと対戦
PSGがFIFAクラブワールドカップ準決勝でレアル・マドリードを4-0で下し、決勝でチェルシーと対戦することが決まりました。欧州王者として臨むPSGが、序盤24分で試合をほぼ決めてしまった一戦でした。
試合概要:PSGがレアルを圧倒し決勝へ
2025年のFIFAクラブワールドカップ準決勝は、現地時間の水曜日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)がレアル・マドリードを4-0で破りました。PSGは前半から主導権を握り、24分までに3点を奪取。終盤にもダメ押し点を加え、クラブ史上初の欧州タイトル獲得直後に、世界一への挑戦権も手にしました。
この勝利により、PSGは日曜日に行われる決勝でチェルシーと対戦します。インテルを5-0で圧倒したチャンピオンズリーグ決勝に続き、大舞台で再び強烈なインパクトを残した形です。
前半24分で3点:ルイスとデンベレが試合を壊す
PSGは開始直後からレアルの守備を揺さぶり続けました。ファビアン・ルイスが2得点、ウスマン・デンベレとゴンサロ・ラモスがそれぞれ1得点を挙げ、攻撃陣が期待通りの働きを見せました。
6分:ベラルドのクロスからルイスが先制
先制点は前半6分。ルーカス・ベラルドが左サイドからクロスを送ると、レアルDFラウル・アセンシオがクリアを試みたものの中途半端なボールに。ティボー・クルトワがデンベレの前に飛び出して触りましたが、こぼれ球をルイスが無人のゴールに冷静に蹴り込みました。
9分:リュディガーのミスを突きデンベレが追加点
わずか3分後の9分、レアル守備陣は再びつまずきます。アントニオ・リュディガーのミスキックからボールを奪ったデンベレが、約40メートルの位置からドリブルで持ち込み、クルトワとの1対1を制して2-0。レアルは立て続けの失点で完全にペースを失いました。
24分:快速カウンターでルイスがこの日2点目
24分には、PSGが自陣から一気にカウンターを仕掛けて3点目を奪います。アクラフ・ハキミがデンベレとのワンツーで右サイドを突破してクロスを供給。走り込んだルイスが、フェデリコ・バルベルデのチャレンジを受けながらもボールコントロールを失わず、エリア内中央から右足で決めてハットトリックに迫る今大会3点目をマークしました。
87分:ラモスがダメ押しの4点目
試合終盤の87分には、ゴンサロ・ラモスが4点目を追加します。すでに勝負は決していたものの、PSGは集中を切らさず、最後まで攻撃姿勢を維持。スコア以上に内容の差が感じられる試合展開となりました。
レアルに見えた疲労と守備の綻び
15度の欧州制覇を誇るレアル・マドリードは、フロリダでのトレーニングを挟んでこの試合に臨みましたが、動きは全体的に重く、前半のボール支配率はPSGに76.5パーセントを許しました。守備陣はアセンシオとリュディガーのミスが続き、早い時間帯の2失点につながりました。
また、ディーン・フイセンがドルトムント戦での退場により欠場し、トレント・アレクサンダー=アーノルドも右脚の筋肉の違和感で不在と、守備ラインのやりくりに苦しんだことも影響しました。
攻撃面では、PSG時代に数々のゴールを決めてきたキリアン・エムバペが、古巣との初対戦となったこの試合で決定的な存在感を示すことができませんでした。中盤と前線の距離が開き、エムバペに良質なボールが入らなかったことも、レアルにとっては大きな誤算だったと言えます。
モドリッチのラストゲームとミリトン復帰
試合後半、64分からはルカ・モドリッチがピッチに送り出されました。2012年からレアルでプレーしてきたモドリッチにとって、おそらくこれがクラブでの最後の試合になると見られています。試合の流れを劇的に変えることはできなかったものの、ボールを受け続け、チームを落ち着かせようとする姿勢が印象的でした。
同じ時間帯に途中出場したエデル・ミリトンにとっては、2024年11月9日に右膝前十字じん帯(ACL)を断裂して以来となる復帰戦でした。結果こそ厳しいものの、主力センターバックの復帰は、レアルにとって今後のシーズンを戦ううえで明るい材料です。
日曜の決勝チェルシー戦は世界一を懸けた欧州対決
PSGは、この勝利でクラブワールドカップ決勝進出を決め、日曜日にチェルシーとのタイトルマッチに臨みます。ヨーロッパ王者として勢いに乗るPSGが、その攻撃的なスタイルを決勝でも貫けるかが最大の見どころです。
- ルイスを軸とした中盤が、決勝でも試合のテンポを支配できるか
- デンベレとハキミによる右サイドのコンビが、再び決定的な仕事をするか
- チャンピオンズリーグ決勝とクラブW杯準決勝で見せた大量得点の流れを、タイトル獲得までつなげられるか
一方で、今回大敗を喫したレアルにとっては、世代交代とベテランの活用、主力のコンディション管理など、今後に向けた課題が浮かび上がった試合でもありました。国際サッカーの最前線で、欧州のビッグクラブ同士がどのように戦い方をアップデートしていくのか。日曜の決勝とあわせて注目したいところです。
Reference(s):
cgtn.com








