韓国がEAFF E-1女子選手権制覇 中国は日本と引き分け2位に
韓国がEAFF E-1女子選手権を制覇 中国は僅差の2位
韓国・水原で行われた2025年EAFF E-1女子サッカー選手権は、水曜日の最終節を終えて韓国代表が優勝を飾りました。中国代表は日本代表と0-0で引き分けて2位に入り、東アジア3強が同じ勝ち点と得失点差で並ぶ、まれに見る接戦の国際ニュースとなりました。
雨の水原、中国と日本はスコアレスドロー
中国代表と日本代表の一戦は、水原での激しい雨の中でキックオフされました。ピッチコンディションが悪化するなかでも、中国代表は前線からの積極的なプレスと素早い攻撃で主導権を握ろうとしましたが、前半は両チームともゴールを割ることができませんでした。
前半:中国のハイプレスも、ゴールには届かず
試合序盤から中国代表は前線からの圧力を強め、日本代表のビルドアップに対して素早くプレッシャーをかけました。ボール奪取からの速攻で何度かチャンスをつくりましたが、日本の守備陣も集中を切らさず、スコアは動かないまま折り返しました。
後半:嵐の中で攻め合うも決定打を欠く
後半も両チームは前向きな姿勢を崩さず、積極的にゴールを狙いました。しかし、止まない豪雨と荒れたピッチは選手たちのパフォーマンスに影響を与え、パスやシュートの精度が最後まで安定しませんでした。
終了間際には、日本代表の高橋はなが立て続けに決定機を迎えましたが、いずれもわずかにゴールを外れます。中国代表もカウンターからゴールに迫ったもののネットを揺らすには至らず、試合は0-0のままタイムアップとなりました。
3チームが勝ち点5で並ぶ異例の展開
大会を通して、中国、日本、韓国の3チームはいずれも1勝2分で、勝ち点5というまったく同じ成績で並びました。チャイニーズ・タイペイ代表は3戦全敗に終わり、4位となりました。
EAFFルールが順位を分けた「得点力」
3チームは勝ち点だけでなく、直接対決の結果や得失点差でも並ぶという、非常にまれな状況となりました。そのため、大会を主催するEAFF(東アジアサッカー連盟)の競技規則に基づき、最終順位は当該チーム間での総得点数によって決定されました。
- 韓国代表:1勝2分、勝ち点5、得点3で優勝
- 中国代表:1勝2分、勝ち点5、得点2で2位
- 日本代表:1勝2分、勝ち点5、得点1で3位
- チャイニーズ・タイペイ代表:3敗、勝ち点0で4位
この結果、韓国代表が3得点でトップに立ち、2得点の中国代表が2位、1得点の日本代表が3位となりました。今回の優勝は、韓国代表にとって東アジア選手権(旧東アジアカップを含む)で2度目のタイトルであり、2005年以来となる久々の栄冠です。
中国代表にとっての準優勝の意味
あと一歩でタイトルに届かなかった中国代表ですが、過酷なコンディションの中で見せた戦いぶりは高く評価されています。堅い守備で日本代表を無失点に抑えた一方で、わずかな得点差が優勝を左右したことは、今後の課題と可能性の両方を示したと言えそうです。
ミリチッチ監督「厳しい条件下でも誇れる内容」
中国代表を率いるアンテ・ミリチッチ監督は、試合後にチームをねぎらいました。監督は、激しい雨と嵐という難しい気象条件の中でも、選手たちが最後まで戦い抜いたことに誇りを感じていると語っています。結果としてタイトルは逃したものの、東アジアの強豪相手に負けなしで大会を終えたことは、チームにとって大きな自信材料となりそうです。
東アジア女子サッカーの拮抗と今後
韓国、中国、日本の3チームが勝ち点、得失点差までまったく同じだった今回のEAFF E-1女子サッカー選手権は、東アジア女子サッカーのレベルが拮抗していることをあらためて示しました。わずか1点の得点差が優勝と3位を分けた事実は、細かな戦術や決定力の違いが結果を大きく左右する時代に入っていることを物語っています。
日本のサッカーファンにとっても、中国代表や韓国代表のプレースタイル、チャイニーズ・タイペイ代表を含む各チームの成長ぶりを知ることで、東アジア全体の女子サッカーを立体的に見るきっかけになるでしょう。今後の国際大会や次回の東アジア選手権に向けて、各代表チームがどのように得点力と総合力を高めてくるのか、注目が集まりそうです。
勝ち点も得失点差も同じ中で、最後にものを言ったのはわずかなゴールの差でした。この大会の結果は、東アジア女子サッカーがさらに激しい競争と高いレベルへ向かっていることを、静かにしかしはっきりと示していると言えます。
Reference(s):
South Korea capture East Asian Championship as China draw with Japan
cgtn.com








