世界水泳2025シンガポール Xu Huiyanが女子ソロテクニカル初金
アーティスティックスイミングの世界最高峰である2025年世界水泳選手権シンガポール大会で、中国の19歳、Xu Huiyan(シュー・フイヤン)が女子ソロテクニカルで金メダルを獲得し、中国勢として初の快挙を成し遂げました。男子ソロではロシア出身のアレクサンドル・マルツェフが金メダルを手にし、競技の新たな顔ぶれがそろっています。
女子ソロテクニカル、中国が初の世界水泳金
世界ジュニア王者でもあるXu Huiyanは、現地時間の土曜日に行われた女子ソロテクニカル決勝で272.9917点をマークし、シンガポールで開催中の世界水泳選手権の金メダルを獲得しました。この種目で中国としては初めての金メダルとなり、19歳の新星が一気にシニアの頂点に立った形です。
2位には中立選手として出場したベラルーシのバシリナ・ハンドシュカが260.5416点で入り、3位にはスペインのイリス・ティオ・カサスが260.2917点で続きました。約0.25点差という僅差の中で、Xuが頭一つ抜け出した格好です。
先月は西安のワールドカップで4冠
Xuは、中国北西部・陝西省西安市で先月行われたアーティスティックスイミング・ワールドカップ スーパー・ファイナルで4つの金メダルを獲得しており、ジュニアからシニアへのスムーズなステップアップを印象づけていました。
今大会でもその勢いは止まらず、女子ソロテクニカルの決勝に先立って行われたチーム・フリー予選にも出場し、中国チームが1位通過で決勝進出を決めるのに貢献しました。個人と団体の両方でフル回転のスケジュールをこなしながら、演技の精度と表現力を両立させたと言えます。
男子ソロテクニカル、マルツェフが金 中国のGuoは4位
男子ソロテクニカルでは、中国のグオ・ムーイエ(Guo Muye)が235.0725点で4位となり、表彰台にはあと一歩届きませんでした。
金メダルを手にしたのは、中立選手として出場したロシアのアレクサンドル・マルツェフ(Aleksandr Maltsev)で、スコアは251.7133点。ソロ種目への初挑戦で存在感を示しました。
スペインのデニス・ゴンサレスが241.1667点で2位、メキシコのディエゴ・カリジョが238.1600点で3位となり、男子ソロでも多くの国と地域から選手が表彰台を分け合う結果となりました。
マルツェフは混合デュエット種目で複数回の世界王者となってきたトップスイマーで、ロシア出身の男子アーティスティックスイマーとして初めて国際大会で成功を収めた存在とされています。2015年の世界選手権では、男子が初めてこの種目に参加した際の混合デュエット決勝で銀メダルを獲得しており、競技の歴史とともに歩んできた選手でもあります。
若い才能と多様な選手がつくる新たな世界水泳
シンガポールでの世界水泳選手権では、中国の若い選手からヨーロッパやメキシコの経験豊かな選手まで、多様なバックグラウンドを持つアーティスティックスイマーが競い合っています。
2015年の世界選手権で男子が混合デュエットに初めて参加してから、競技の裾野は着実に広がってきました。今回の女子・男子ソロテクニカルでは、その流れの中で育ってきた新世代と、競技の歴史を切り開いてきた選手が同じ舞台で実力を示したと言えます。
アーティスティックスイミングは、技術と表現力の両方が問われる競技です。今回の結果は、採点競技であっても年齢や出身を超えてチャンスが開かれていること、そしてアジアを含む世界各地から新たなスターが生まれ続けていることを感じさせます。
Reference(s):
Xu wins women's solo technical gold at World Aquatics Championships
cgtn.com








