世界水泳2025 アーティスティックスイミングで中国が銀2つ
2025年の世界水泳選手権で、中国代表がアーティスティックスイミングで銀メダル2つを獲得しました。男子ソロと女子デュエットでの躍進は、競技の勢力図に静かな変化を感じさせます。
中国がアーティスティックスイミングで銀メダル2つ
世界水泳選手権の月曜日に行われたアーティスティックスイミングで、中国代表は男子ソロフリールーティンと女子デュエットテクニカルの2種目でいずれも2位に入りました。
17歳のGuo Muye(グオ・ムーイェ)選手が男子ソロフリーで銀メダルを獲得し、双子のLin Yanhan(リン・ヤンハン)選手とLin Yanjun(リン・ヤンジュン)選手が女子デュエットテクニカル決勝で銀メダルに輝きました。
- 男子ソロフリールーティン: Guo Muye選手が220.1926点で銀メダル
- 女子デュエットテクニカル: Lin Yanhan / Lin Yanjun組が301.4057点で銀メダル
男子ソロフリー 17歳Guo Muyeが見せた成長
男子ソロ種目では、まだ17歳のGuo Muye選手が存在感を示しました。前の土曜日に行われた男子ソロテクニカル決勝では4位にとどまっていましたが、この日のソロフリールーティンでは力強い演技を披露し、220.1926点をマークして2位に入りました。
金メダルは229.5613点を出したAleksandr Maltsev(アレクサンドル・マルツェフ)選手、銅メダルは213.9850点を記録したイタリアのFilippo Pelati(フィリッポ・ペラーティ)選手が獲得しています。
Guo選手は試合後、「このメダルを獲得できてとてもうれしいです。ただ、まだ金メダルではないので、やるべきことはたくさんあります。演技の高さやラインに加えて、審判とのアイコンタクトやコミュニケーションも改善したいです」と語り、満足にとどまらず課題意識を示しました。若い世代らしい前向きな自己評価は、今後の成長への期待を抱かせます。
女子デュエットテクニカル 双子のLin姉妹が魅せた月影の戦士
女子デュエットテクニカルでは、Lin Yanhan / Lin Yanjunの双子ペアが安定した実力を示しました。予選では合計301.0933点を挙げて全体2位となり、12組が進む決勝への出場権を確保していました。
決勝では、英語でWarriors of moon shadowと題したルーティンを披露し、301.4057点をマークして銀メダルを獲得しました。優勝はオーストリアの姉妹ペア、Anna-Maria Alexandri(アンナ=マリア・アレクサンドリ)選手とEirini-Marina Alexandri(イリニ=マリナ・アレクサンドリ)選手。銅メダルはニュートラル・アスリートとして出場したMayya Doroshko(マイヤ・ドロシコ)選手とTatiana Gayday(タチアナ・ガイダイ)選手に渡りました。
銅メダルを獲得した2人は、特定の国や地域名を掲げずに出場するニュートラル・アスリートとして登録されており、さまざまなバックグラウンドを持つ選手が同じ舞台で競い合う、現在の国際大会の姿を象徴する結果とも言えます。
ライバルから学ぶというLin姉妹の姿勢
Lin Yanhan選手は、決勝後のコメントでライバルへの敬意と自らの課題を率直に語りました。
「オーストリアのチームもニュートラル・アスリートのペアも、本当に学ぶ価値のある演技をしていました。予選のあとに彼女たちの動画を見返して、まだ自分たちとの間には大きな差があるとはっきりわかりました。私たちには伸ばせる部分がたくさんあります」と話し、トップ選手でありながらも、他チームから学ぼうとする姿勢を強調しました。
自らの演技を分析し、ライバルの強みを認めたうえで次につなげようとする姿勢は、アーティスティックスイミングという採点競技において、技術面だけでなくメンタル面の成熟も重要であることを示しています。
世界水泳2025が映すアーティスティックスイミングの現在
今回の世界水泳選手権アーティスティックスイミングでは、男子ソロと女子デュエットの両方で、中国代表とヨーロッパ勢が表彰台を分け合う形になりました。性別や出場形態の違いを超えて、多様な背景を持つ選手たちが高いレベルで競い合っていることがわかります。
17歳で世界の舞台の表彰台に立ったGuo選手や、双子ならではの一体感を武器にするLin姉妹は、今後の国際大会でも要注目の存在になりそうです。銀メダルにとどまらず、「まだ改善できる点が多い」と語る彼らのコメントからは、結果に満足せず前進を続けようとする姿勢が伝わってきます。
日本の読者にとっても、技の難度や完成度だけでなく、演技のテーマや表現力、そして選手たちの言葉に耳を傾けることで、アーティスティックスイミングの見方は大きく広がります。世界水泳2025をきっかけに、水面に描かれるストーリーと、その裏側にある選手たちの努力や思考に目を向けてみると、国際スポーツニュースがより立体的に感じられるはずです。
Reference(s):
China claim two silvers in artistic swimming at World Championships
cgtn.com








