ラッシュフォードがバルセロナへ マンチェスターUからレンタル移籍
国際サッカーニュースとして注目を集めているのが、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードのバルセロナ加入です。マンチェスター・ユナイテッドからのレンタル移籍で、将来的な完全移籍の可能性も含んだ一歩となりました。
2026年6月までのレンタル+買い取りオプション
バルセロナは声明で、マンチェスター・ユナイテッドとマーカス・ラッシュフォードのレンタル移籍で合意したと発表しました。期間は2026年6月30日までで、契約には将来的な買い取りオプションが盛り込まれています。
バルセロナは、ラッシュフォードの週給32万5000ポンドのうち、およそ75%を負担すると伝えられています。残りについては、選手本人が受け取らない形になるとスペインの報道は伝えています。クラブ側にとっても、選手本人にとっても、リスクと責任を分かち合う構図と言えます。
「家のように感じる」バルセロナという選択
27歳となったラッシュフォードは、移籍会見で新天地への期待を隠しませんでした。「自分にとって選ぶのは簡単でした。バルセロナは家族のようなクラブで、これまで自分が慣れ親しんできた環境に近い。ここは家のように感じるので、正しい決断ができたと思います」と語っています。
さらに、「とにかくプレーを始めるのが楽しみで、最初の試合が待ちきれない。自分にとって特別な瞬間です」と強調し、新たなチャレンジへの高揚感をにじませました。バルセロナという巨大クラブを前にしても、前向きで落ち着いた表情が印象的です。
ユナイテッドでの立場変化と、静かな別れ
ラッシュフォードは2015年にマンチェスター・ユナイテッドでトップチームデビューを果たし、長くクラブの象徴的存在として期待されてきました。しかし、ルーベン・アモリム監督の下では構想外に近い立場となり、2024/25シーズン終盤はアストン・ビラへのレンタルで過ごしました。
アモリム監督が公の場でラッシュフォードの「姿勢や意欲」に疑問を呈したこともあり、オールド・トラフォードでは次第に居場所を失っていきます。それでもラッシュフォード自身は、古巣への批判は一切口にしていません。
「ユナイテッドはしばらく前から変化の時期にあります。でも、クラブについて悪く言うつもりはありません。ユナイテッドは、キャリアだけでなく、人生そのものにとっても重要な場所でした。プレーする機会を与えてくれたことに感謝しています」と語り、感謝の思いを繰り返しました。
さらに、「フットボールは人生と同じで、全てが思い描いた通りに進むわけではない。これが自分の次のステップであり、次の章です。今はここで自分を高め、チームがトロフィーを獲得するために全力を尽くすことだけに集中しています」と、過去ではなく未来へ視線を向けています。
背番号14に込める決意と、勝利文化への挑戦
バルセロナでラッシュフォードが選んだのは背番号14です。この番号は、かつてティエリ・アンリらが背負ったことでも知られ、クラブの歴史と結びついた番号でもあります。
「このシャツを着ることは名誉です。できる限りベストを尽くしたい」と話すラッシュフォードは、「このクラブは勝つことを基盤として築かれている。自分は、その歴史に少しでも何かを加えたい」とも語りました。攻撃的なポジションでプレーする彼にとって、この背番号は単なる数字以上の意味を持ちそうです。
3クラブをまたいだ時間が示すもの
ここ1年余りで、ラッシュフォードはマンチェスター・ユナイテッド、アストン・ビラ、そしてバルセロナと、3つのクラブに関わることになりました。ユナイテッドでは「変化の時期」という言葉が象徴するように、クラブの再構築の中で役割が揺らぎました。
その一方で、アストン・ビラでのレンタル期間や、今回のバルセロナ行きは、選手自身がキャリアの舵を取り直すプロセスでもあります。ビッグクラブで育った選手が、別のビッグクラブで新たな自分を探す──そんな現代フットボールの典型的な動きのひとつとも言えます。
ラッシュフォードにとって、バルセロナでの時間は「次の章」です。買い取りオプション付きのレンタル契約は、クラブ側にとっても選手側にとっても、互いを見極める期間でもあります。2026年6月までのあいだに、どれだけピッチ上で存在感を示し、クラブの「勝つ文化」にどこまでなじむことができるのか。その過程は、サッカーファンにとっても追いかけがいのあるストーリーになりそうです。
Reference(s):
Rashford 'at home' at Barca after sealing loan from Man United
cgtn.com








