テニスATP500ワシントン:中国の呉易昺がポピリン撃破、メドベージェフとの対戦権獲得
2025年にワシントンで行われたテニスのATP500大会で、中国の呉易昺(Wu Yibing)が第10シードのアレクセイ・ポピリンをフルセットの末に破り、男子シングルス16強入りを果たしました。この勝利で第8シードのダニール・メドベージェフとの対戦が決まり、中国男子テニスにとって存在感を示す一戦となりました。
ポピリンとの初対戦を制した呉易昺
世界ランキング24位のポピリンは、すでにツアーで実績を積んできた強豪です。そんな相手とのプロツアー初対戦に臨んだ呉は、緊張感の高い展開の中でも要所で集中力を切らさず、3セットに及ぶ接戦をものにしました。
第1セット:終盤のブレークで7-5
第1セットは互いにサービスゲームを譲らない展開が続きましたが、終盤に入って呉が一瞬の隙を逃さずブレークに成功します。そのまま7-5でセットを奪い、主導権を握りました。
第2セット:ポピリンが7-5で意地の巻き返し
第2セットではポピリンが反撃に転じます。5-5まで競り合いが続いたなかで、今度はポピリンがリターンゲームでプレッシャーをかけてブレークに成功し、その後のサービスゲームもきっちり守って7-5。スコアをタイに戻し、試合は最終セットにもつれ込みました。
第3セット:6-3で見せた25歳の落ち着き
勝負の最終セットで光ったのは、25歳の呉の冷静さでした。要所で何度もピンチを迎えながらも、粘り強い守備と落ち着いたショット選択でしのぎ切ります。流れを手繰り寄せると、リードを広げたまま6-3でフィニッシュ。若さに似合わぬメンタルの強さを示す形で、価値ある勝利をつかみました。
メドベージェフ戦は大きな試金石に
この勝利により、呉は第8シードのダニール・メドベージェフとの対戦権を手にしました。ツアーでも屈指の実力を誇るロシアの強豪とATP500の舞台で向き合うことは、呉にとって大きな経験となる場面です。結果がどうであれ、トップクラスの相手とのラリーの中で、自身のサーブやリターン、メンタル面をどこまで発揮できるかが、今後の成長を占うポイントになっていきます。
ブユンチャオケットはデミノーにストレート負け
一方で、同じ中国勢のブユンチャオケットは、第7シードのアレックス・デミノーに7-6(5)、6-2のストレートで敗れました。第1セットはタイブレークにもつれ込む競った内容でしたが、あと一歩及ばずセットを落とすと、第2セットではデミノーのスピードと安定感に押し切られる形となりました。
2025年シーズンの男子テニスで高まる中国勢への期待
ワシントンのATP500大会で、呉が第10シードかつ世界ランク24位のポピリンを破ったことは、中国男子テニスにとって象徴的な一勝と言えます。ATP500のような高いレベルの大会で上位シードに勝つ経験は、本人だけでなく、次世代の選手たちにも大きな刺激となります。2025年シーズン、こうした国際舞台での健闘が積み重なっていけば、男子ツアーにおける中国勢の存在感はさらに高まっていきそうです。
Reference(s):
Wu battles past Popyrin to set up clash with Medvedev in Washington
cgtn.com








