中国17歳・Yan ZiyiがU20世界新 女子やり投げ65.89mで中国選手権V
中国陸上選手権で、17歳のYan Ziyi選手が女子やり投げU20世界記録を65.89メートルへと大きく更新しました。同じ大会では女子ハンマー投げや男子短距離でも記録ラッシュが続き、中国陸上の若手台頭を印象づけています。
女子やり投げでU20世界記録を1メートル以上更新
2025年の中国陸上選手権が行われた浙江省衢州で、女子やり投げのYan Ziyi選手が自身のU20(20歳未満)世界記録をさらに塗り替えました。5回目の試技でマークした65.89メートルは、これまでの記録を1メートル以上上回るビッグスローで、優勝と世界新記録を同時に手にしました。
この大会ではすでに、女子ハンマー投げでZhang Jiale選手が77.24メートルのU20世界新記録を樹立しており、Yan選手の活躍は今大会2つ目のU20世界記録となりました。
リズムを崩し、右足首を痛めながらも続行
Yan選手は競技序盤、最初の2投でなかなかリズムをつかめず苦しみました。3投目では右足首を痛めてしまい、本来なら棄権してもおかしくない状況に追い込まれます。
それでも彼女は投てきを続行。4投目では助走中に滑ってしまうアクシデントもありましたが、集中力を切らさず5投目に勝負をかけます。そしてこの5投目で65.89メートルを投げ込み、一気にトップに躍り出て金メダルをつかみました。
15歳から続く世界記録更新の軌跡
Yan Ziyi選手が世界の注目を集め始めたのは、15歳だった2022年4月です。このとき、64.28メートルを投げてU20世界記録を書き換えました。
その後、衢州での9月の大会では64.41メートルまで記録を伸ばし、さらに成都での大会ではそこから42センチ上積み。今回の65.89メートルは、こうした記録更新の流れをさらに加速させる一投となりました。U20カテゴリーで4度も世界記録を更新していることになり、10代半ばから驚異的な安定感と成長ぶりを示しています。
女子ハンマー投げでもU20世界新 投てき種目が好調
今大会では、女子ハンマー投げでもU20世界記録が誕生しました。Zhang Jiale選手が77.24メートルを投げ、前日に世界新記録をマークしています。これに続く形でYan選手がやり投げでも世界記録を更新したことで、中国の女子投てき陣の層の厚さが際立ちました。
男子400メートルで中国新、100メートルでも高速タイム
トラック種目でも若手の躍進が目立ちました。男子400メートルでは、19歳のLiu Kai選手が準決勝で45秒06をマーク。2017年にGuo Zhongze選手が出した45秒14の中国記録を上回り、自身の決勝進出とともに国内記録を更新しました。
男子100メートル決勝では、Deng Xinrui選手が10秒06で優勝。このタイムにより、10秒10の壁を破った中国人スプリンターは7人目となります。極めて高いレベルの国内争いが生まれていることがうかがえます。
中国陸上の若手ラッシュが意味するもの
同じ大会で、U20世界記録が2種目、中国記録が1種目、さらに男子100メートルでもトップクラスのタイムが生まれたことは、中国陸上競技の層の厚さと世代交代のスピードを象徴しています。
- 女子やり投げ:Yan Ziyi選手が65.89メートル(U20世界新)
- 女子ハンマー投げ:Zhang Jiale選手が77.24メートル(U20世界新)
- 男子400メートル:Liu Kai選手が45秒06(中国新記録)
- 男子100メートル:Deng Xinrui選手が10秒06(10秒10の壁を突破)
投てきと短距離という異なる分野で次々と記録が生まれていることからも、今後の国際大会で中国代表チームがどのような結果を残すのか、世界の注目が一段と高まりそうです。日本の陸上ファンにとっても、アジアのライバルたちの成長ぶりを知るうえで、見逃せない動きだと言えるでしょう。
Reference(s):
China's Yan Ziyi shatters U20 world record in women's javelin
cgtn.com








