UEFAスーパーカップでPSGが大逆転 PK戦でトッテナムを下す
UEFAチャンピオンズリーグ王者のパリ・サンジェルマン(PSG)が、終盤に2点差を追いつき、PK戦の末にヨーロッパリーグ王者トッテナム・ホットスパーを4-3で退け、2025年のUEFAスーパーカップを制しました。イタリアのウディネで現地時間水曜日の夜に行われた一戦は、今季の欧州サッカーの流れを占う劇的な幕開けとなりました。
2点ビハインドからの劇的な追い上げ
試合は終盤5分までトッテナムが2-0とリードする展開でしたが、PSGはそこから粘りを見せました。2点差を追いついて試合を振り出しに戻すと、その後のPK戦を4-3で制し、UEFAスーパーカップのトロフィーを掲げました。
欧州のタイトルマッチで、残り時間わずかの局面から2点差をひっくり返す展開は決して多くありません。とくに、5月にクラブ史上初のチャンピオンズリーグ制覇を果たしたばかりのPSGにとって、この逆転劇は「欧州王者」としてのメンタルの強さをあらためて示す結果となりました。
トッテナムは内容で存在感、先制と追加点
一方のトッテナムは、イングランド・プレミアリーグ(EPL)で前シーズン17位に終わったとは思えないような立ち上がりを見せました。前半39分、ミッキー・ファン・デ・フェンがこぼれ球を押し込み先制点をマークします。
後半開始早々の48分には、クリスティアン・ロメロがヘディングで追加点を挙げ、PSGを相手に2-0とリードを広げました。欧州王者を相手にしたこの2ゴールは、トッテナムがなお高いポテンシャルを秘めていることを印象づけるものだったと言えます。
UEFAスーパーカップとは
UEFAスーパーカップは、前シーズンのチャンピオンズリーグ優勝クラブとヨーロッパリーグ優勝クラブが対戦する、一発勝負のタイトルマッチです。欧州クラブシーズンの重要な節目として位置づけられ、両クラブにとっては「今季の力試し」となる一戦となります。
今回のカードは、初の欧州制覇を達成したPSGと、国内リーグでは苦しみながらもヨーロッパリーグを勝ち抜いてきたトッテナムという、対照的なストーリーを持つクラブ同士の対戦でした。
PSGにとっての意味:王者としての勝ちグセ
PSGにとって、このスーパーカップ制覇は、単なるタイトル以上の意味を持ちます。2点ビハインドから追いつき、PK戦で勝ち切った経験は、シーズンを戦い抜くうえでの「勝ちグセ」として、チームに自信を与えるはずです。
また、チャンピオンズリーグに続く欧州タイトル獲得は、「一度きりの快挙」に終わらせないというクラブの姿勢を示すものでもあります。試合の内容そのものは課題を残したものの、「悪い内容でも勝ち切る」ことができるかどうかは、長いシーズンを戦うビッグクラブにとって重要な要素です。
トッテナムにとっての意味:17位からの再出発
トッテナムにとっては、トロフィーにはあと一歩届かなかったものの、PSGを相手に見せた前向きな内容は評価できます。とくに、前季プレミアリーグ17位という結果からの「巻き返し」を目指すなかで、欧州王者を相手に主導権を握る時間帯を作れたことは、クラブにとって明るい材料と言えるでしょう。
一方で、2-0から逃げ切れなかった試合運びは、今後の課題として残ります。試合終盤のマネジメントや、リードした展開でのリスク管理など、改善の余地は小さくありません。この経験をどう次の公式戦に生かすかが問われます。
数字で振り返る一戦
- 最終スコア:PSGがPK戦4-3で勝利
- トッテナムのリード:39分ファン・デ・フェン、48分ロメロのゴールで2-0
- PSG:残り5分から2点差を追いつき、PK戦に持ち込む粘りを見せた
「劇的な逆転」は何を物語るのか
今回のUEFAスーパーカップは、スコア以上に「メンタル」と「ゲームマネジメント」の重要性を浮き彫りにしました。トッテナムは試合の大部分を支配しながら、最後の5分で流れを手放しました。一方のPSGは、内容で劣る時間帯があっても、勝負どころでギアを上げて結果を引き寄せました。
ファンにとっては、シーズンの節目から欧州らしいドラマティックな試合を堪能できたと言えるでしょう。今後、両クラブがそれぞれの国内リーグと欧州カップ戦でどのような戦いを見せるのか、引き続き注目が集まりそうです。
Reference(s):
PSG edge Tottenham Hotspur 4-3 on penalty kicks to lift UEFA Super Cup
cgtn.com








