FIBAアジアカップ:中国が韓国に79-71勝利、10年ぶり準決勝進出
バスケットボールのFIBAアジアカップ準々決勝で、中国代表が韓国代表を79-71で下し、サウジアラビア・ジッダで行われている今大会で10年ぶりとなるベスト4進出を決めました。アジアバスケの勢力図にも影響しうる一戦の内容をコンパクトに振り返ります。
79-71で中国が勝利 10年ぶりの4強入り
試合は木曜日に行われた準々決勝で、中国が79-71と韓国を下しました。中国がFIBAアジアカップでベスト4に進むのは約10年ぶりで、大陸王者争いの舞台に再び戻ってきた形です。
中国は前半終盤にかけて一気にリードを広げ、ハーフタイム直前には46-35と11点差をつけました。後半、韓国は粘り強く追い上げ、試合終盤には77-71と6点差まで迫りましたが、中国は最後まで集中力を切らさず、リードを守り切りました。
フー・ジンチウとワン・ジュンジエが攻守を牽引
フー・ジンチウが23得点11リバウンド
この試合で最も存在感を示したのが、フー・ジンチウ選手です。チーム最多となる23得点に加え、11リバウンドを記録し、ダブルダブル(得点とリバウンドの両方で二桁)を達成しました。
フー選手は試合後、「韓国と対戦するのは簡単ではありませんが、私たちはハードに戦い、勝利をつかみました。相手はたくさんのプレッシャーをかけてきましたが、40分間を通してチーム一丸となって戦い抜いたことが大きかったです」と振り返り、ベンチを含めた全員の団結が勝因だと強調しました。
20歳ワン・ジュンジエが21得点の大活躍
20歳のワン・ジュンジエ選手も21得点と大きく貢献し、そのうち15得点を前半だけで記録しました。若いシューターの積極性が、前半のリード構築に直結しました。
ワン選手は第4クォーターで左脚がつるアクシデントもありましたが、「第4クォーターで左脚がつってしまい申し訳ない気持ちもありますが、チームとして勝てたことが何よりうれしいです。相手のキープレーヤーをしっかり抑えることができましたし、最終的に優勝を目指したいです」とコメントし、チーム勝利を喜びつつも、頂点を見据えた意欲を見せました。
韓国の苦戦と粘り 3ポイントに苦しむ
韓国はフリースローでは26本中20本を沈め、高い成功率を見せましたが、3ポイントシュートに苦しみました。試投24本のうち成功はわずか3本(21本をミス)と、外角シュートがなかなか決まりませんでした。
それでも、リードを許しながらも終盤にかけてじわじわと点差を縮め、77-71まで迫った粘りは評価できます。エース格のイ・ヒョンジュン選手が22得点、ハ・ユンギ選手が15得点と、個人としては光る働きも見られましたが、あと一歩届きませんでした。
ニュージーランドと準決勝で対戦へ
同じ日の別の準々決勝では、ニュージーランドがレバノンを90-86で振り切りました。これにより、準決勝では中国とニュージーランドが対戦することになり、試合は土曜日に行われる予定です。
もう一方の準決勝は、オーストラリア対イランのカードとなりました。アジアとオセアニアの強豪が並ぶ中、中国が10年ぶりの4強という勢いをそのまま決勝進出、さらにはタイトル獲得につなげられるかが焦点となります。
アジアバスケの現在地を映す一戦
今大会のFIBAアジアカップは、アジアとその周辺のバスケットボールの実力差やトレンドを測る舞台でもあります。中国にとっては、若手も台頭しながら10年ぶりに準決勝へ進んだことで、チーム再構築の成果が一つ形になったと言えます。
一方で、韓国も終盤まで勝負をあきらめない姿勢を見せました。3ポイントシュートに苦しみながらもフリースローやインサイドを軸に得点を重ねた試合内容は、単なる数字では測れないチームの底力を示しています。
ニュージーランドとの準決勝では、中国が再び堅いディフェンスとリバウンドで主導権を握れるかが鍵となりそうです。アジアバスケの行方を占う意味でも、次戦は日本のバスケットボールファンにとっても注目の一戦となるでしょう。
Reference(s):
China defeat South Korea 79-71 to advance to FIBA Asia Cup semifinals
cgtn.com








