全米オープンテニス2025:中国本土勢の初戦の相手は誰?
今週日曜日(現地時間)に開幕するテニスの四大大会、全米オープン2025のシングルス本戦で、中国本土勢は誰と初戦を戦うのか。男子シングルスに出場するブイユンチャオコテ(Buyunchaokete)と商竣程(Shang Juncheng)を中心に、ドローのポイントを整理します。
中国本土勢6人が本戦入り、ニューヨークで挑む全米オープン
木曜日時点で、中国本土からは男女シングルス合わせて6人が、全米オープンテニス2025(ニューヨーク・クイーンズ区、フラッシングメドーズ)のシングルス本戦入りを決めています。アジアからの存在感が高まる中で、中国本土勢のスタートダッシュがどこまで決まるかが注目されています。
男子シングルス:ブイユンチャオコテの初戦とサナーへの道
世界ランキング76位のブイユンチャオコテは、男子シングルスの第1ラウンドでフランスのバレンタン・ロワイヤー(Valentin Royer)と対戦します。両者の対戦はこれが初めてで、互いにデータの少ない手探りの戦いになりそうです。
ブイユンチャオコテは昨シーズンの全米オープンでは、ノルウェーのキャスパー・ルードに7-6(2)、6-2、6-2で敗れ、初戦で姿を消しました。悔しい経験から1年、2025年シーズンの集大成として、まずは昨季の“初戦敗退”を乗り越えられるかが焦点です。
ドロー上では、ブイユンチャオコテは男子シングルスのディフェンディングチャンピオンであり、世界1位のヤニック・サナー(Jannik Sinner)と同じクォーター(山)に入っています。サナーは初戦でチェコのヴィト・コプリバ(Vit Kopriva)と対戦します。
- ブイユンチャオコテ(世界76位)vs バレンタン・ロワイヤー(フランス)
- 同じクォーターには世界1位で前回王者のヤニック・サナー
- サナーの初戦はヴィト・コプリバ(チェコ)
ブイユンチャオコテにとって、このクォーターは非常にタフですが、トップ選手と同じゾーンで戦う経験は、今後の成長につながる重要な舞台とも言えます。
20歳・商竣程、初戦はイタリアのベッルッチ
20歳の商竣程は、全米オープン男子シングルス第1ラウンドでイタリアのマッティア・ベッルッチ(Mattia Bellucci)と対戦します。こちらも両者は初対戦で、若手同士による勢い重視の打ち合いが期待されます。
商竣程は昨シーズンの全米オープンで3回戦進出を果たした後に敗退しており、2025年はその成績を上回れるかがテーマとなります。グランドスラムでの安定した勝ち上がりを示せれば、ツアー全体での評価も一段と高まるでしょう。
商竣程とベッルッチの勝者には、その後、世界2位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)という「高い壁」が立ちはだかる可能性があります。アルカラスは今大会第2シードとして、初戦で世界ランキング66位のアメリカ人、ライリー・オペルカ(Reilly Opelka)と対戦します。
- 商竣程(20歳)vs マッティア・ベッルッチ(イタリア)
- 勝者は世界2位カルロス・アルカラスとの対戦に近づく構図
- アルカラスの初戦はライリー・オペルカ(アメリカ)
トップシードと同じクォーターにいることは、難しさと同時に大きなチャンスでもあります。商竣程が再び全米の舞台で存在感を示せるか、アジアのテニスファンからの視線が集まりそうです。
ジョコビッチも出場、世代交代の只中で迎える今大会
大会全体に目を向けると、24度のグランドスラム優勝を誇るノバク・ジョコビッチも、今季の全米オープンを迎え撃つ一人です。ジョコビッチは今大会で第7シードとして登場し、1回戦ではアメリカのティーンエイジャー、ラーナー・ティエン(Learner Tien)と対戦します。
ジョコビッチは25個目の四大大会タイトルを目指しており、ドローではカルロス・アルカラスと同じハーフに入りました。サナー、アルカラス、ジョコビッチといったビッグネームがひしめく中で、中国本土勢の健闘がどこまで食い込めるかも、今大会の見どころの一つです。
なぜこのドローが中国本土勢にとって重要なのか
ブイユンチャオコテと商竣程のドローは、一見すると「厳しい山」に見えますが、長期的な視点では次のような意味があります。
- トップとの距離が測れる:サナー、アルカラスと同じクォーターに入ることで、世界トップレベルとの実力差を直接確かめる機会になります。
- グランドスラムでの経験値アップ:昨シーズンの悔しさや成功を踏まえ、全米の大舞台で再び試合を重ねることは、今後のシーズンを左右する重要な経験になります。
- アジアテニスの存在感向上:中国本土勢の活躍は、アジア全体のテニス人気や競技レベルの向上にもつながります。
こうした背景を踏まえると、両選手の「初戦の一球一球」が、単なる1試合を超えた意味を持つことがわかります。
まとめ:チェックしておきたい初戦カード
全米オープン2025の男子シングルスで、特に押さえておきたい初戦カードを整理します。
- ブイユンチャオコテ vs バレンタン・ロワイヤー
- 商竣程 vs マッティア・ベッルッチ
- ヤニック・サナー vs ヴィト・コプリバ
- カルロス・アルカラス vs ライリー・オペルカ
- ノバク・ジョコビッチ vs ラーナー・ティエン
全米オープンは、日本からも時差のある大会ですが、ドローの構図を理解しておくと、配信やニュースで試合結果を見るときの面白さがぐっと増します。中国本土勢2人の初戦がどんな内容になるか、SNSなどで意見を交わしながら見守ってみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
Who will Chinese players face to begin U.S. Open singles competitions?
cgtn.com








