女子バレー世界選手権:中国がメキシコに逆転勝利 3-1で白星発進
土曜日にタイ・チェンマイで行われたFIVB女子バレーボール世界選手権プールFの初戦で、中国がメキシコを3-1で下し、逆転で白星スタートを切りました。新指揮官・Zhao Yong 監督のもとで迎えた世界選手権の初戦は、立ち上がりの苦戦を修正しながら勝ち切る、中国代表の対応力が光る内容となりました。
中国がメキシコに3-1で逆転勝利
この試合は、中国にとってZhao Yong 監督体制で臨む初めての世界選手権の一戦でした。対戦相手のメキシコとは、世界選手権ではこれまで一度だけ対戦があり、その際は中国が3-0で勝利していましたが、この日は簡単にはいきませんでした。
スコアは以下の通りです。
- 第1セット:中国 22-25 メキシコ
- 第2セット:中国 26-24 メキシコ
- 第3セット:中国 25-10 メキシコ
- 第4セット:中国 25-18 メキシコ
フルセットにもつれずに試合を決めたものの、序盤はメキシコの積極的なプレーに押される展開となりました。
第1セット:リ・インイン復帰もメキシコが先行
中国は、けがから復帰したアウトサイドヒッターの Li Yingying 選手をスタメンに起用しました。ただし、久々の実戦ということもあり、チームメートとのコンビネーションがかみ合わず、攻撃面で十分な貢献ができない時間帯が続きました。
一方のメキシコは、攻撃と守備の両面でアグレッシブな姿勢を貫きます。ラリーでも粘りを見せ、第1セット終盤にはリードを保ったまま、Sofia Maldonado 選手の力強いスパイクで25-22とセットを先取しました。
第2セット:途中出場のアタッカー陣が流れを変える
流れを変えたい中国は、第2セットで Wu Mengjie 選手と Zhuang Yushan 選手をコートに送り出します。この交代が試合のターニングポイントとなりました。
両チームとも大きく点差を広げることができないまま、常に2点差以内の緊迫した展開が続きます。終盤、メキシコが24-23とセットポイントを握りましたが、ここでWu Mengjie 選手が同点のスパイクを決め、さらに続けて勝ち越しのスパイクも成功させました。
最後はネット際でのダブルブロックがMaldonado 選手のスパイクをはね返し、中国が26-24で第2セットを奪取。これでセットカウント1-1の振り出しに戻しました。
第3セット:ブロックが機能し一方的な展開に
第3セットに入ると、中国の守備が一気にかみ合います。序盤から連続ブロックポイントなどで流れを引き寄せ、スコアは早々に12-4と大きくリードを広げました。
このセットで中国はブロックポイントで12-3と大きく上回り、メキシコの攻撃を封じ込めます。守備からリズムをつくり、そのまま25-10と圧倒的なスコアでセットを連取しました。
第4セット:Zhuang Yushan が23得点、勝負にとどめ
第4セットでも、中国は勢いを維持しました。途中出場から流れを変えた Zhuang Yushan 選手はこのセットでも安定して得点を重ね、最終的に両チーム通じて最多となる23得点を記録しました。
メキシコも最後まで粘りを見せましたが、点差を詰めきることはできません。試合終盤、Samantha Bricio 選手のスパイクがアウトとなり、中国が25-18でこのセットを獲得。トータル3-1で開幕戦をものにしました。
新体制・Zhao Yong 監督にとっての意味
この試合は、中国にとってZhao Yong 監督のもとで迎える初の世界選手権という節目でもありました。第1セットを落としながらも、選手交代やブロック強化といった修正で試合を立て直した点は、新体制のベンチワークが機能した一例といえます。
一方で、Li Yingying 選手は復帰直後で、攻撃面では本来の力を出し切れなかった場面もありました。今後の試合に向けて、
- 主力選手同士のコンビネーション構築
- 序盤から安定した試合運びができるか
- 途中出場選手を含めた選手層の活用
といった点が、チーム全体のテーマになっていきそうです。
今後の注目ポイント:次戦コロンビア戦へ
中国は次戦、月曜日にコロンビアと対戦します。メキシコはドミニカ共和国との一戦に臨む予定です。プールFでの順位争いを考えると、どちらのチームにとっても重要な試合が続きます。
中国に関しては、
- この試合で機能したブロックと守備の再現性
- Zhuang Yushan 選手や Wu Mengjie 選手ら途中出場組の継続した活躍
- Li Yingying 選手のコンディションとチームとの連携向上
といったポイントが、今後の国際舞台での戦いぶりを占ううえで注目されます。
FIVB女子バレーボール世界選手権は、各国代表の完成度や世代交代の進み具合が一気に表面化する大会でもあります。立ち上がりに苦しみながらも、修正して勝ち切った中国の初戦は、この先のプールFの行方を占う一戦としても記憶される試合となりそうです。
Reference(s):
China defeat Mexico 3-1 at FIVB Women's Volleyball World Championship
cgtn.com








