バドミントン世界選手権:陳雨菲がブリクフェルト撃破で16強入り
パリで陳雨菲が接戦を制し、世界選手権16強へ
パリで開催中の2025年バドミントン世界選手権で、中国の陳雨菲(チェン・ユーフェイ)がデンマークのミア・ブリクフェルトを2-1(21-13、16-21、21-10)で下し、シングルスのベスト16進出を決めました。世界ランキング4位の陳は、この勝利でラウンド16(3回戦)に進み、ベトナムのグエン・トゥイ・リンと対戦します。
試合結果のポイント
今回のバドミントン世界選手権シングルス2回戦は、スコアの推移からも互いの駆け引きが見える内容でした。
- 大会:2025年バドミントン世界選手権(フランス・パリ)
- ラウンド:シングルス2回戦
- 対戦カード:中国・陳雨菲 vs デンマーク・ミア・ブリクフェルト
- 結果:陳雨菲が2-1で勝利
- ゲームスコア:21-13、16-21、21-10
- 次戦:ベスト16でベトナムのグエン・トゥイ・リンと対戦予定
第1ゲーム:立ち上がりの劣勢から主導権を奪う
第1ゲームは、ブリクフェルトが先にリズムをつかみ、8-7とリードして試合を進めました。しかし陳はここからギアを上げ、5連続ポイントで13-8と一気に逆転。ラリーの主導権を握りながらリードを広げ、21-13で第1ゲームを先取しました。
立ち上がりこそ相手に先行を許したものの、中盤以降は配球の精度とスピードで上回り、元オリンピック金メダリストらしい安定感を見せた形です。
第2ゲーム:流れがデンマーク側に傾く
第2ゲームでは、流れが一度ブリクフェルトに傾きます。デンマークの選手がより積極的に攻めに転じ、ラリーのテンポも上げてきたことで、陳は苦しい展開に追い込まれました。
一時は陳が13-13と追いつき、立て直したかに見えましたが、その後は連続失点を喫してしまいます。スコアは16-21となり、このゲームはブリクフェルトが奪取。試合は1-1のタイとなり、勝負は最終ゲームにもつれ込みました。
第3ゲーム:世界4位の底力を発揮
運命の第3ゲームでは、世界ランキング4位の陳が本来の力を存分に発揮します。序盤から主導権を握り、相手に流れを渡さない展開を作り出しました。
コートを広く使った配球と、緩急をつけたショットでブリクフェルトを揺さぶり、スコアは21-10。要所でミスを抑え、危なげない内容で最終ゲームを取り切った陳が、トータル2-1で勝利を収めました。
陳雨菲「まだ改善すべき点がある」
試合後、陳雨菲は自身の内容を冷静に振り返っています。彼女は、第2ゲームでリードを奪いながら連続ポイントを失った場面について、集中力とスピードに影響が出たと自己分析しました。
陳は、リードしている展開でも気持ちを緩めず、流れを渡さないことが今後の課題だと示唆しており、世界トップ選手であっても細かな修正を積み重ねていることがうかがえます。
次戦・グエン・トゥイ・リン戦の注目ポイント
ラウンド16で陳が対戦するのは、ベトナムのグエン・トゥイ・リンです。トーナメントが進むにつれ、1ポイントの重みと試合の流れの重要性はさらに増していきます。
今回の試合を踏まえると、次戦の注目ポイントは次のような点になりそうです。
- リードした局面でどれだけ集中力を維持できるか
- 連続失点した際に、いかに早く流れを切り替えられるか
- 長いラリーの中で、配球の工夫とスピードを両立できるか
特に、第2ゲームのように一度つかんだ流れを手放さない試合運びができるかどうかが、ベスト8進出への鍵となるでしょう。
世界トップレベルの試合から見えるもの
今回の世界選手権2回戦は、スコアだけを見ると陳の勝利ですが、その中身は決して一方的なものではありませんでした。第2ゲームで流れを持っていかれながらも、第3ゲームでしっかり立て直す力は、世界トップレベルの選手に共通する特徴です。
バドミントンの国際大会を見るとき、単に勝敗だけでなく、どの局面で連続ポイントが生まれたのか、選手が試合の流れをどうコントロールしているのかに目を向けると、観戦の面白さがぐっと増します。
陳雨菲が示した「修正力」と「立て直しのスピード」が、今後のラウンドでどこまで発揮されるのか。世界選手権の行方を占ううえでも、注目していきたい一戦となりました。
Reference(s):
Chen beats Blichfeldt 2-1 to reach last 16 at BWF World Championships
cgtn.com







