バドミントン世界選手権:石宇奇と陳雨菲がパリで準決勝進出
2025年パリで開催中のバドミントン世界選手権で、中国の男子シングルス第1シード、石宇奇が同胞ウェン・ホンヤンとの激戦を逆転で制し、準決勝進出を決めました。シングルスでは陳雨菲も4強入りを果たしており、今大会のシングルス種目に大きな注目が集まっています。
パリで熱戦続くBWF世界選手権
バドミントンの頂点を争うBWF世界選手権が、現在パリで行われています。国際ニュースとしても注目されるこの大会で、世界ランキング1位の石宇奇が実力を示しつつ、陳雨菲も準決勝に進んだことで、シングルスの優勝争いは一段と激しさを増しています。
石宇奇、オール中国対決を制して4強へ
男子シングルス準々決勝は、中国勢同士の対戦となりました。中国のトップシードであり世界ランキング1位の石宇奇は、同じ中国代表のウェン・ホンヤンと対戦し、フルゲームにもつれ込む接戦をものにしました。
第1ゲーム:赤いユニフォームの石が主導権
オール中国対決となったこの試合で、赤いユニフォームを着た石は、強烈なスマッシュでまずスコアを6対6に追いつきます。その後も積極的な攻めを続け、第16シードのウェンのショットがアウトになる場面もあり、11対10とリードしてインターバルを迎えました。流れをつかんだ石はそのまま第1ゲームを21対15で先取します。
第2ゲーム:26歳ウェンが一気の巻き返し
しかし、26歳のウェンも簡単には引き下がりません。第2ゲームではリズムをつかんだウェンが主導権を握り、石を大きく突き放します。結果は21対7。ウェンが圧倒的なスコアで取り返し、勝負は最終ゲームにもつれ込みました。
最終ゲーム:10対0スタートで試合を決める
勝負の第3ゲーム、石は再びギアを上げます。序盤から攻撃的なプレーを展開し、なんと10対0と一方的なリードを奪います。ウェンも食らいつこうとしますが、石は集中力を切らさず主導権を維持。最後は頭上からの力強いスマッシュでマッチポイントを決め、第3ゲームを21対10で取りました。この逆転勝利で、石は堂々とベスト4入りを果たしました。
準決勝の相手はノーシードのビクター・ライ
準決勝で石が対戦するのは、カナダのビクター・ライです。ライは今大会ノーシードながら、韓国のロー・ケンユーを破る番狂わせを演じて4強入りしました。格上を倒して勝ち上がってきたライと、世界ランキング1位の石という対照的な立場の対戦は、どちらが主導権を握るのかが大きな見どころになります。
番狂わせが起きやすいトーナメントの中で、ランキングやシードにとらわれない戦い方が問われています。石にとっては、油断の一瞬が命取りになりかねない一戦だと言えるでしょう。
陳雨菲も準決勝へ、シングルス勢に広がる期待
同じ世界選手権では、シングルスでプレーする陳雨菲も準決勝進出を決めています。男女シングルスで複数の選手が4強に名を連ねたことで、今大会のシングルス種目全体のレベルの高さが際立っています。
一大会の中で、同じ種目やカテゴリーから複数の選手が上位に勝ち残ることは、選手同士の刺激にもなります。石と陳がそれぞれ決勝まで勝ち進むことができれば、今回の世界選手権はシングルスの戦い方を考えるうえでも象徴的な大会になるかもしれません。
この結果が示すもの:同国対決とメンタルの強さ
今回の石とウェンの一戦は、同じ代表チーム同士の対決でした。同じ練習環境やプレースタイルを知り尽くした相手と戦うことは、国際大会の中でも特別に難しいとされます。その中で、第2ゲームを大差で失いながらも、第3ゲームで10対0のスタートを切った石の試合運びには、世界トップ選手としてのメンタルの強さが表れていると言えます。
パリで行われているバドミントン世界選手権は、単に勝敗だけでなく、選手同士の駆け引きや、番狂わせを起こす選手の台頭など、国際スポーツの今を映し出す舞台でもあります。石宇奇と陳雨菲がこの先どこまで勝ち進むのか、引き続き注目が集まりそうです。
Reference(s):
Shi Yuqi and Chen Yufei reach semifinals of BWF World Championships
cgtn.com








