全米オープン女子テニス:アニシモワがシフィオンテク撃破、大坂なおみと準決勝
全米オープン女子テニス:アニシモワがシフィオンテク撃破、大坂なおみと準決勝
テニスの国際ニュースで大きな注目を集める全米オープン女子シングルスで、番狂わせと復活劇が同時に進んでいます。アマンダ・アニシモワが第2シードのイガ・シフィオンテクをストレートで破って準決勝に進出し、その相手として大坂なおみが名乗りを上げました。本記事では、この試合の意味と準決勝の見どころを、日本語ニュースとして分かりやすく整理します。
アニシモワが第2シード・シフィオンテクをストレート撃破
アマンダ・アニシモワは、世界ランキング2位のイガ・シフィオンテクを相手に、6-4、6-3のストレート勝ちを収めました。ウィンブルドンで初優勝し、直前のシンシナティ・オープンでもタイトルを獲得していたシフィオンテクは、今大会の優勝候補筆頭と見られていましたが、その前に立ちはだかったのが24歳のアニシモワでした。
第1セット:先にブレークを許しながらも主導権を奪取
試合の立ち上がりで流れを掴んだのはシフィオンテクでした。第1ゲームでいきなりアニシモワのサービスゲームを破り、押し気味に試合を進めます。しかしアニシモワはすぐにブレークバックし、試合を振り出しに戻します。
リターンゲームで徐々に精度を上げたアニシモワは、ラリーの中で主導権を握り始めます。セット終盤、シフィオンテクのフォアハンドがわずかにアウトとなり、アニシモワが第1セットを6-4で先取しました。
第2セット:再び追う展開からの逆転とネットコード
第2セットでも、先にリードを奪ったのはシフィオンテクでした。アニシモワは再びブレークを許しますが、重要な場面で冷静さを保ち、2-2に追いつくブレークを返します。
その後はアニシモワが徐々に優位に立ち、シフィオンテクにプレッシャーをかけ続けます。勝負どころでシフィオンテクにダブルフォールトが出るなど、重圧がミスとなって表れました。マッチポイントを二度しのがれたアニシモワでしたが、最後はネットにかかったボールが幸運な形で相手コートに落ち、ゲームセット。6-3で第2セットを取り、堂々の準決勝進出を決めました。
ウィンブルドンの借りを返した24歳アニシモワ
今回の勝利は、単なる金星にとどまりません。アニシモワにとっては、ウィンブルドンでシフィオンテクに敗れた雪辱の一戦でもありました。大舞台で同じ相手にリベンジを果たしたことは、24歳のキャリアにとって大きな意味を持ちます。
第2シードであるシフィオンテクをストレートで退けたことで、アニシモワはメンタル面とテニスの内容の両面で、自身の成長を証明した形となりました。準決勝では、さらに注目度の高い相手とぶつかることになります。
大坂なおみ、母としての復帰後で最深のグランドスラム進出
ドローの反対側では、大坂なおみがチェコの第11シード、カロリナ・ムチョバを6-4、7-6(7-3)で下し、見事にベスト4進出を決めました。この勝利は、大坂にとって復帰後最も深いグランドスラムでのラウンド進出となります。
試合では、大坂が30本のウィナー(決定打)を放ち、過去の全盛期を思わせる攻撃的なテニスを展開しました。2023年に娘を出産してツアーに戻って以来、調整と試合勘の両立が課題でしたが、今大会ではそのバランスが噛み合い始めているように見えます。
大坂は試合後、「このポジションにいるのは久しぶり」と心境を語り、過去に全米オープンで準決勝に進んだ際は、いずれも優勝まで駆け上がってきた経験にも言及しました。今大会も、そのジンクスを継続できるかが注目されます。
因縁のカード:大坂なおみはアニシモワへの連敗ストップなるか
準決勝では、アニシモワと大坂なおみが激突します。この組み合わせにはすでにストーリーがあります。両者は2022年の全豪オープンと全仏オープンで対戦し、いずれもアニシモワが勝利しています。つまり、大坂はまだアニシモワから白星を挙げていません。
今回の全米オープン準決勝は、大坂にとってはアニシモワへの連敗を止めるチャンスであり、アニシモワにとっては再び大舞台で大坂を破り、初のタイトルに近づく大きな一戦となります。
準決勝で注目したい3つのポイント
- サーブとリターンの主導権
両者とも強力なサーブと積極的なリターンを武器としています。どちらが先に主導権を握るかが、試合の流れを大きく左右しそうです。 - 攻撃的なストロークの精度
アニシモワの思い切りの良いショットと、大坂のパワフルなストローク。そのどちらがより少ないミスで押し切れるかが鍵になります。 - メンタル(心理面)の強さ
大物を倒して勢いに乗るアニシモワと、母として復帰後の最深ラウンドにいる大坂。プレッシャーのかかる場面で、より冷静でいられるのはどちらかが勝敗を分けるポイントです。
全米オープンが映し出す、テニス界のいま
今回の全米オープン女子シングルスは、いくつかの象徴的なテーマを浮かび上がらせています。一つは、シフィオンテクのようなトップ選手が背負う期待の重さと、そのプレッシャーを突き崩すチャレンジャーの存在です。アニシモワの勝利は、その構図を端的に示しました。
もう一つは、大坂なおみのように出産を経てコートに戻り、再びグランドスラムの上位に食い込む選手の姿です。競技人生とプライベートを両立しながら、最高レベルで戦い続けるアスリートの姿は、多くの人にとって大きな共感とインスピレーションを与えています。
アニシモワ対大坂なおみの準決勝は、若い挑戦者の台頭と、経験豊かなスターの復活という二つの物語が交差するカードです。スコアだけでなく、その背景にあるストーリーやメンタルの揺れまで含めて味わうことで、この国際ニュースはより立体的に見えてきます。
テニスファンはもちろん、スポーツを通じてキャリアや生き方を考えたい人にとっても、見逃せない一戦と言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








