バレーボール女子世界選手権:イタリアがトルコをフルセットで下し2度目V
バレーボール女子の国際ニュースで大きな話題となっているのが、女子世界選手権の決勝でイタリア代表がトルコ代表をフルセットの末に破り、2度目の世界選手権優勝を果たした一戦です。オリンピック女王でもあるイタリアは、この勝利で国際大会の連勝記録を36に伸ばしました。
イタリアがトルコを3−2で下し、女子世界選手権制覇
今回の女子バレーボール世界選手権決勝は、イタリアとトルコというヨーロッパの強豪同士の対戦となりました。結果はイタリアがセットカウント3−2で勝利し、スコアは以下のとおりです。
- 第1セット:25−23(イタリア)
- 第2セット:13−25(トルコ)
- 第3セット:26−24(イタリア)
- 第4セット:19−25(トルコ)
- 第5セット:15−8(イタリア)
最後はタイブレークにもつれ込む熱戦で、まさに世界の頂点を争うのにふさわしい試合展開となりました。
エース対決が光る:エゴヌとバルガス
このバレーボール女子国際ニュースの中心にいるのが、それぞれのチームを引っ張ったエースたちです。
- イタリアのパオラ・オゲキ・エゴヌ選手:22得点
- 同じくイタリアのミリアム・ファティメ・シッラ選手:19得点
- イタリアのエカテリーナ・アントロポワ選手:14得点
- トルコのメリッサ・テレサ・バルガス選手:33得点
特にトルコのバルガス選手は、33得点という圧倒的な数字でチームをけん引し、トルコ代表にとって世界選手権史上最高成績となる準優勝に大きく貢献しました。
各セットで何が起きていたのか
第1セット:イタリアが終盤の4連続ポイントで逆転
第1セットはトルコが22−20とリードし、先にセットポイントに近づきました。しかし、ここからイタリアが4連続ポイントを奪取。トルコは一度セットポイントをしのいだものの、その後のラリーでスパイクがアウトとなり、25−23でイタリアが先取しました。終盤の勝負強さという点で、イタリアが一歩リードした立ち上がりでした。
第2セット:トルコが主導権を握り一方的な展開に
第2セットはトルコが序盤から一気にギアを上げ、8−2とリード。イタリアのフリオ・ベラスコ監督は、やや調子を落としていたエゴヌ選手をベンチに下げ、アントロポワ選手を投入します。しかし、この交代でも流れを変えることはできず、トルコが25−13でセットを奪取。サーブとブロックで主導権を完全に握った形となりました。
第3セット:シーソーゲームを制したのは再びイタリア
第3セットは、イタリアが11−6とリードを広げたところから、トルコが粘り強く追い上げ、16−16と同点に。その後はトルコが21−20と逆転する場面もありました。
それでもイタリアは再び4連続ポイントで24−21とセットポイントを握ります。トルコも意地を見せて24−24に追いつきましたが、最後はエゴヌ選手がプレッシャーのかかる場面でサービスエースを決め、26−24でイタリアがこの重要なセットをものにしました。
第4セット:バルガスが爆発、トルコが再びタイに
第4セットでは、トルコのバルガス選手の強烈なスパイクとサーブが再び火を吹きます。トルコが主導権を握る展開が続き、25−19でセットを奪い返しました。試合は再び2−2のタイに戻り、勝負はフルセットへともつれ込みました。
第5セット:経験と層の厚さで上回ったイタリア
最終セットの第5セットでは、イタリアが立ち上がりから集中力を切らさずリードを広げていきます。最後は15−8と危なげない内容で締めくくり、世界選手権2度目のタイトルを手にしました。長い試合の最後に、チームとしての経験値と選手層の厚さが表れたともいえる内容でした。
イタリアの強さ:連勝36試合が示すもの
今回の優勝で、イタリアは国際大会での連勝記録を36試合に伸ばしました。オリンピック王者として臨んだ今大会でも、その安定感は際立っています。
- 苦しい時間帯でも崩れないメンタルの強さ
- エゴヌ選手だけに頼らない、多彩な攻撃オプション
- 監督による思い切った選手交代と戦術変更
第2セットでエゴヌ選手をいったんベンチに下げる決断は、エースに依存し過ぎないチーム作りを象徴する場面でもありました。結果的にエゴヌ選手は第3セットの終盤で重要なサービスエースを決め、精神的にも強い選手であることを示しました。
トルコの躍進:史上最高成績と今後への期待
一方で、トルコ代表にとっても今回の準優勝は大きな意味を持ちます。世界選手権での過去最高成績を更新し、バルガス選手を中心とした攻撃力は世界トップレベルであることを証明しました。
- 決勝でフルセットまでもつれ込んだ勝負強さ
- エース・バルガス選手の爆発力
- 第2セットや第4セットでの一方的な展開を作る力
タイトルには届かなかったものの、今後の国際大会でイタリアと並ぶ優勝候補として見られていく可能性が高く、女子バレーボールの勢力図を変える存在になりつつあります。
日本のバレーボールファンがこの試合から学べること
日本から見ると、イタリアとトルコは体格やパワーで上回るチームという印象が強いかもしれません。しかし、この試合から見えてくるポイントはパワーだけではありません。
- 接戦の終盤でミスを減らし、連続ポイントを取る集中力
- エースに依存し過ぎず、複数の得点源を用意するチーム作り
- サービスエースや強いサーブで主導権を握る戦略
日本代表が今後、世界のトップと戦っていく上でも、今回のイタリア対トルコの試合は、戦術面やメンタル面で多くの示唆を与えてくれる内容だったといえます。
国際バレーボール女子の今後の見どころ
今回の女子世界選手権決勝で、イタリアはオリンピック王者としての強さを改めて示し、トルコは新たな強豪としての地位を固めました。今後の国際大会やオリンピックの舞台で、両チームが再び激突する可能性も高く、世界のバレーボールファンの注目を集めそうです。
日本語で国際ニュースを追う読者にとっても、女子バレーボールの勢力図の変化を理解するうえで、今回の決勝は重要な一戦でした。イタリアの連勝はどこまで伸びるのか、トルコは初タイトルをいつ手にするのか。そして日本代表はこの流れの中でどのように存在感を示していくのか。これからのシーズンも、コートの外から楽しめるストーリーは尽きそうにありません。
Reference(s):
Italy edge Türkiye to win Volleyball Women's World Championship title
cgtn.com








