トゥヘル監督のイングランド、セルビアに5-0大勝 W杯予選で存在感
2026年FIFAワールドカップ欧州予選でイングランド代表がセルビアに5対0で大勝し、トーマス・トゥヘル監督にとって転機となり得る内容の勝利をつかみました。
セルビアを封じ込めた5対0のステートメント勝利
火曜日に行われたグループKの一戦は、イングランドが攻守両面でセルビアを圧倒する展開になりました。ユーロ2024では1対0と辛勝に終わった相手に対し、この日は試合運びと守備のマネジメントで主導権を握り続けました。
ケインが口火、マドゥエケ・コンサ・グエイが代表初ゴール
キャプテンのハリー・ケインは、デクラン・ライスのコーナーキックからスペースを見つけ、ヘディングで先制点を奪いました。終盤には最終ラインの背後を突く巧みな動きで決定機をつくり出し、セルビアのDFニコラ・ミレンコビッチの退場を誘発します。その流れから得たフリーキックの場面で、マルク・グエイがイングランドの4点目を決めました。
この試合ではノニ・マドゥエケ、エズリ・コンサ、グエイの3人がそろってイングランド代表での初ゴールを記録しました。新戦力が結果を残したことは、トゥヘル体制にとって大きな追い風と言えます。
ケイン「セルビアを平均的なチームに見せた」
試合後、ケインはBBCラジオのインタビューで「エネルギーの高さもプレーのレベルも上がっている。セルビアは良いチームだが、今夜は平均的なチームのように見せることができた」と手応えを語りました。自ら得点とチャンスメークの両面で貢献し、攻撃の軸として存在感を示しました。
トゥヘルが語る純粋なチームワーク
トゥヘル監督は最近、ロングパスを多用してでも勝ちにこだわる「泥臭い」戦い方も辞さないと話していました。しかし、今回の5対0は、ただのパワー勝負ではなく、セルビアの良さを消しながら試合全体をコントロールする内容重視の勝利になりました。
トゥヘル監督は「非常に強さを示せた試合だった。これぞ純粋な意味でのチームワークだったと思う。互いに助け合い、必要なときに適切な強度を出せていた」と振り返り、チーム全体の連動性を評価しました。
守備は完璧 セルビアに枠内シュートゼロ
数字の面でも、イングランドの完勝ぶりが表れています。セルビアは90分を通して枠内シュートを1本も打てず、GKジョーダン・ピックフォードはセーブを強いられる場面がありませんでした。一方でイングランドは12本のシュートを記録し、そのうち複数を得点に結びつけています。
グループK首位を固めるイングランド
この勝利により、イングランドはグループKで2位アルバニアに勝ち点差7の首位とされています。同じグループでは、アルバニアがラトビアに1対0で競り勝っていますが、それでもイングランドのリードは揺らいでいません。
残る3試合で1勝2分の成績を収めれば、トゥヘル率いるイングランドはワールドカップ本大会出場を決められる状況です。安全圏に近い立場を確保しつつ、内容面の向上も求められる段階に入っていると言えます。
なぜこの試合が重要なのか
今回のセルビア戦が、ただの大勝以上の意味を持つポイントを整理すると、次のようになります。
- ユーロ2024で苦しめられた相手に対し、攻守両面で内容のあるリベンジに成功した
- マドゥエケ、コンサ、グエイら新戦力が代表初ゴールという形で結果を残した
- 守備を固めつつ、ボール支配と試合のマネジメントでも相手を上回った
トゥヘル監督が掲げる、結果を重視しつつもゲーム全体を細かくコントロールするスタイルが、形になりつつあることを示した試合とも言えます。イングランドがこのパフォーマンスを継続できるかどうかは、2026年ワールドカップ本大会での存在感を左右する大きなカギになりそうです。
Reference(s):
England crush Serbia 5-0 for a statement win under Thomas Tuchel
cgtn.com








