世界陸上女子100メートルでジェファーソン=ウッデンが金 大会新10秒61
世界陸上女子100メートルでジェファーソン=ウッデンが金メダル
世界陸上選手権の女子100メートル決勝で、アメリカのメリッサ・ジェファーソン=ウッデン(Melissa Jefferson-Wooden)が10秒61の大会新記録で優勝し、自身初の個人種目での世界タイトルを獲得しました。2025年シーズンの女子短距離を象徴するレースとなりました。
大会新10秒61、世界歴代4位の快走
ジェファーソン=ウッデンは、決勝で10秒61をマークし、世界陸上選手権の女子100メートルとしては史上最速となる大会新記録を樹立しました。このタイムは世界歴代4位に相当し、24歳の新女王の存在感を強く印象づける結果です。
今季を通じて女子スプリントをリードしてきたジェファーソン=ウッデンは、この決勝でもスタートから中盤、フィニッシュまで大きな乱れのない走りを見せ、「支配的なシーズン」を有言実行するかたちで締めくくりました。
クレイトンとアルフレッドが続き、表彰台は世代交代の様相
2位にはジャマイカの若手ティナ・クレイトン(Tina Clayton、21歳)、3位にはセントルシア出身でオリンピック金メダリストのジュリアン・アルフレッド(Julien Alfred)が入りました。ジェファーソン=ウッデンと合わせて、20代前半のスプリンターが表彰台を占めたことは、女子100メートルにおける世代交代の流れを象徴していると言えます。
フレーザー=プライス、スタンディングオベーションのラストラン
一方で、38歳のレジェンド、シェリー=アン・フレーザー=プライス(Shelly-Ann Fraser-Pryce)は、11秒03で6位。世界陸上の女子100メートルを2009年から2022年の間に5度制してきた「女王」は、今大会のレースを最後に世界選手権から退く形となりました。
スタジアムでは、長年女子短距離を牽引してきたフレーザー=プライスに対し、観客から大きなスタンディングオベーションが送られました。新女王とレジェンドが同じレースで走る光景は、女子スプリントの時代の移り変わりを印象づける瞬間でもありました。
「夢に見たシーズン」ジェファーソン=ウッデンのことば
レース後、ジェファーソン=ウッデンは、今シーズンを振り返りながら次のように語りました。
「今年は、まさにずっと夢見てきた夢そのものでした。この瞬間のために、ただ自分の走りの実行に集中できるよう、ずっと一生懸命に取り組んできました。その取り組みが一年を通して自分を支えてくれて、必要なタイミングで完璧なレースをまとめることができたことは、本当に大きな意味があります。いまはただ、幸せで、恵まれていることに感謝しています。」
女子短距離は次のステージへ
ジェファーソン=ウッデンの大会新、クレイトンとアルフレッドの台頭、そしてフレーザー=プライスのラストラン。2025年の世界陸上女子100メートルは、記録と世代が同時に更新される節目のレースとなりました。
ベテランの経験と若手の勢いがせめぎ合うなかで、女子短距離が今後どこまで記録を伸ばしていくのか、引き続き国際陸上シーンに注目が集まりそうです。
Reference(s):
Jefferson-Wooden & Seville win golds at World Athletics Championships
cgtn.com








