世界陸上東京で中国勢が銀・銅 女子ハンマー投げでZhaoとZhang躍進
2025年の世界陸上競技選手権東京大会の女子ハンマー投げで、中国の若手コンビが銀・銅メダルを獲得しました。世界トップレベルの記録が飛び出したこの決勝は、国際ニュースとしても注目を集めています。
東京の世界陸上で、中国勢が表彰台独占に迫る
世界陸上競技選手権の女子ハンマー投げ決勝が、東京で現地時間の月曜日に行われました。中国代表のZhao Jie(ジャオ・ジエ、22歳)とZhang Jiale(ジャン・ジアレ、18歳)が、それぞれ銀メダルと銅メダルを獲得しました。
金メダルを手にしたのは、カナダのカムリン・ロジャース。ディフェンディングチャンピオンとして大会に臨んだロジャースは、圧巻のパフォーマンスでタイトルを守りました。
ロジャースが80メートルの壁を突破
ロジャースは26歳の五輪金メダリストです。1投目から78.09メートルをマークし、この記録だけでも優勝に十分な水準でしたが、本当の見せ場は2投目でした。
2投目でロジャースは80.51メートルを投げ、女子ハンマー投げで象徴的な「80メートルの壁」を突破しました。この一投で他選手を大きく突き放し、世界トップクラスの力を見せつけました。
ZhaoとZhang、中国の若手コンビが自己ベスト更新
中国の若い2人は、最終投てきで自己ベストとなる記録をそろってマークし、表彰台を完成させました。
- 銀メダル:Zhao Jie(22歳) = 77.60メートル(自己ベスト、これまでよりちょうど1メートル更新)
- 銅メダル:Zhang Jiale(18歳) = 77.10メートル
どちらも最終投で力を出し切り、そろって77メートル超えを達成しました。特にZhaoは、これまでの自己ベストをちょうど1メートル更新しており、大舞台での勝負強さを示しました。
「3回目の世界選手権」で見せた成長
Zhaoにとって、今回の世界陸上は3回目の出場となりました。本人は、この大会を「特別な経験」と表現しています。
Zhaoは試合後、「今年の世界選手権は私にとって特別な経験で、これが3回目の世界選手権になります。この3大会で、メンタル面と能力の両方で成長してきました。今はすべての投てきが75メートルを超えるようになっていて、大きく進歩していると思います。今回は若いチームメートのZhangと一緒に戦うことができて、とてもうれしいです」と振り返りました。
全試技で75メートル台をそろえたという自己評価からも、単なる一発の「当たり」ではなく、安定した実力がついてきていることがうかがえます。
女子ハンマー投げ、中国と世界の勢力図はどう変わるか
今回の結果は、女子ハンマー投げの国際シーンにおいて、中国勢の存在感がさらに増していることを示しています。22歳と18歳という若さで世界選手権の表彰台に立ったことは、今後のオリンピックや世界大会に向けても大きな意味を持ちます。
一方で、80メートルを超える投てきを見せたロジャースが依然として「追われる立場」にいる構図も改めて確認されました。今後、ZhaoとZhangがどこまで記録を伸ばし、頂点に迫っていくのか。2020年代後半の女子ハンマー投げは、カナダと中国を軸にした新たなライバル関係が注目されそうです。
スマートフォンで競技結果を追いかけるファンにとっても、「誰がどこまで投げるのか」というシンプルな見どころがあるハンマー投げ。世界陸上東京大会で生まれたこの新しいストーリーは、これからの国際ニュースでもたびたび取り上げられていきそうです。
Reference(s):
Zhao, Zhang earn two medals for China at World Athletics Championships
cgtn.com








