成都オープン初戦で復帰後初勝利 シャン・ジュンチェンが連覇へ好発進
男子テニスのATPツアー・成都オープンで、ディフェンディングチャンピオンのシャン・ジュンチェン(中国)が足の手術からの復帰後、待望のツアー初白星を挙げました。地元開催での連覇に向け、大きな一歩となる勝利です。
地元声援を背に、フルセットで粘り勝ち
大会の開幕ラウンドとなった水曜日、シャン・ジュンチェンは世界ランキング46位のジズー・ベルクス(ベルギー)と対戦し、6-1、5-7、6-4で勝利しました。
第1セットは強烈なリターンと安定したサービスで主導権を握り、6-1と圧倒。第2セットはベルクスの反撃に遭い、競り合いの末に5-7で落としましたが、第3セットで再びギアを上げました。
最終セットでは、先にブレークしてリードを奪ったあと、自身のサービスゲームで0-40と追い込まれる場面もありましたが、そこから見事に挽回してキープし、スコアを5-3に。最後はラブゲームでサービスを守り切り、フルセットの接戦に終止符を打ちました。
足の手術からの復帰、20歳の左利きが見せたタフさ
シャンは足の故障により、今年1月から7月末までツアーを離脱。3月には手術も受け、長期のリハビリに取り組んできました。その後ツアーに復帰したものの、勝利にはなかなか届かない苦しい時間が続いていました。
今回の勝利は、復帰から約2カ月を経てつかんだ久々のツアーマッチ勝利です。インフォシスATPスタッツによると、この試合でシャンは7本のブレークポイントのうち6本をしのいでおり、プレッシャーのかかる場面での集中力の高さが光りました。
20歳の左利きという将来性に加え、地元の観客の前で粘り強さを示したことは、今後のキャリアにとっても大きな自信になりそうです。
次戦は第4シード、ブランドン・ナカシマとの対戦へ
シャンの次の相手は、世界ランキング33位で今大会第4シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)です。ナカシマはシード選手のため1回戦が免除され、成都オープンでは2回戦から登場します。
ランキングでも実績でも格上の相手との対戦となりますが、ディフェンディングチャンピオンとしては、ここを乗り越えれば一気に勢いに乗れる可能性もあります。
ナカシマ戦の注目ポイント
- シャンがベルクス戦で見せた高いサービスキープ率を維持できるか
- 長期離脱明けならではの体力面の不安をどこまでコントロールできるか
- ナカシマの安定したベースラインプレーに対し、多彩なショットで主導権を握れるか
成都オープンと中国テニスへの波及効果
成都オープンは、中国・四川省の省都である成都で開催されるATPツアーの大会です。地元選手の活躍は大会の盛り上がりだけでなく、中国テニス全体の関心を高めるうえでも重要な意味を持ちます。
まだ20歳のシャンが、足の手術を乗り越えて連覇に挑むストーリーは、多くのスポーツファンの共感を呼ぶものです。今大会でどこまで勝ち進めるのか、そして復帰シーズンをどう締めくくるのか、今後の一戦一戦に注目が集まりそうです。
通勤時間やスキマ時間に試合結果だけを追うのも一つの見方ですが、故障や復帰の背景、プレッシャーのかかる場面でのメンタルの強さなどにも目を向けてみると、国際テニスニュースがぐっと立体的に見えてきます。成都から届いたこの一勝も、その好例と言えるでしょう。
Reference(s):
Shang starts Chengdu Open title defense with first win since surgery
cgtn.com








