中国オープンでシナー辛勝、日本オープンでアルカラス快勝 男子テニス最新動向
北京の中国オープンで世界2位のヤニック・シナーがフルセットの末に3回戦進出を決め、東京のジャパン・オープンでは世界1位カルロス・アルカラスが足首の不安を乗り越えてベスト8入りを果たしました。アジアのハードコートで、男子テニスのトッププレーヤーたちがどんな戦いを見せているのかを整理します。
中国オープン:シナーが「揺れ」を乗り越えて3回戦へ
男子テニスの中国オープン(北京)で、世界ランキング2位のヤニック・シナー(イタリア)が、フランスの予選勝ち上がり選手テレンス・アトマネを6-4、5-7、6-0で下し、3回戦進出を決めました。スコア以上にアップダウンの激しい一戦でした。
試合はシナーにとって、全米オープン決勝で敗れて以来となる公式戦。立ち上がりは安定したサービスゲームと力強いストロークで第1セットを先取しましたが、第2セットはアトマネの思い切りのよい攻撃に押され、競り合いの末にセットを落とします。
最終セットでは一転してシナーがギアを上げ、いきなりのブレークに成功。そのまま6-0で取り切り、試合を締めくくりました。
シナーは試合後、「今日は本当に難しいチャレンジでした。第3セットでも彼は自信を持ってプレーしていましたが、最初のゲームでブレークできたことで自分も落ち着いてセットをコントロールできました。ダブルブレークをしてからは、雰囲気が少し変わりました」と振り返りました。
ハードコート200勝、メドベージェフに次ぐ数字
この勝利で、シナーは2020年シーズン以降のハードコートでの通算200勝に到達しました。同期間でこれを上回っているのは、ロシアのダニール・メドベージェフ(208勝)のみという数字です。
ハードコートは、全豪オープンや全米オープンをはじめ主要大会の多くが行われるサーフェスです。その舞台で4年足らずの間に200勝という積み上げは、シナーがいかに安定して高いレベルのプレーを続けてきたかを物語っています。
すでに四大大会で4度優勝しているシナーにとっても、中国オープンでの1勝1勝は、シーズン終盤に向けた調整と自信の上積みという意味で重要なものになりそうです。
ジャパン・オープン:アルカラス、足首の不安を抱えながらも快勝
一方、東京で行われているジャパン・オープンでは、世界ランキング1位のカルロス・アルカラス(スペイン)が、ジズ・バーグス(ベルギー)を6-4、6-3で下し、準々決勝進出を決めました。試合時間は1時間19分でした。
アルカラスは序盤、足首を痛めたような仕草を見せつつもプレーを続行。第1セットでは先にブレークを許しましたが、そこから4ゲーム連取で一気に流れを引き寄せ、セットを奪います。
第2セットに入ると、サービスゲームで危なげないプレーを続けて3度のキープに成功。相手のサービスを1度破ると、そのままリードを守り切りストレート勝ちしました。
アルカラスは次戦、準々決勝でブランダン・ナカシマ(アメリカ)と対戦する予定です。足首の状態に不安を抱えながらも、世界1位らしい試合運びを見せられるかが注目されます。
アジアのハードコートで存在感を示すトップ選手たち
中国オープンとジャパン・オープンは、アジアで開催される男子テニスの主要大会として、世界トップクラスの選手が集まる舞台です。今大会では、世界1位と2位がそれぞれ北京と東京でプレーしており、アジアのファンにとっては贅沢なハードコートシリーズとなっています。
全米オープンという大舞台を終えた直後のこの時期は、選手にとって肉体的にも精神的にも難しいタイミングですが、その中でシナーとアルカラスは、それぞれの課題を抱えながらも勝利を積み重ねています。
- シナー:揺れのある内容でも、最終セットで修正できる安定感
- アルカラス:足首の不安をコントロールしながらも攻撃的なテニスを維持
この先のラウンドで両者がどこまで勝ち進むのか、そして今シーズンの残りのハードコート大会でどのようなドラマを見せてくれるのか。国際ニュースとしてのテニスを日本語ニュースでフォローしたい読者にとって、アジアで行われるこれらの大会は、トップ選手の現在地を知るうえで格好の指標になりそうです。
Reference(s):
Sinner survives wobble at China Open, Alcaraz advances at Japan Open
cgtn.com








