ヴィニシウス&エムバペ弾でレアル首位浮上 ビジャレアルに3-1
スペイン1部サッカー・ラ・リーガで、レアル・マドリードがホームでビジャレアルを3-1で下し、暫定首位に浮上しました。ヴィニシウス・ジュニオールの2ゴールとキリアン・エムバペの一撃が勝利を呼び込みましたが、その直後にエムバペが足首を痛めて交代する不安も残りました。
レアル・マドリードがビジャレアルに3-1勝利
試合は、上位対決となるレアル・マドリード対リーグ3位のビジャレアルという構図でした。ホームのレアルがボールを握り主導権を握る中、後半に入ってスコアが一気に動きます。
47分、ヴィニシウスが左サイドからカットインし、低いシュートを放つと、相手MFサンティ・コメサーニャのかかとに当たってコースが変化。GKアルナウ・テナスの逆を突き、先制点となりました。
ヴィニシウスが2発 PKも任される存在感
2点目もヴィニシウスでした。69分、ペナルティエリア内で相手に押し倒されてPKを獲得。通常ならエムバペがキッカーを務める場面でしたが、この日はエムバペが譲る形でヴィニシウスがスポットに立ちました。
ヴィニシウスのシュートはやや抑え気味で、GKテナスもコースを読んでいましたが、ボールは体の下をすり抜けてゴールイン。エース級の扱いを物語るようなPK譲渡と、自ら結果で応えた形です。
ビジャレアルも反撃 ミカウタゼが一矢報いる
ビジャレアルも簡単には引き下がりませんでした。ジョルジュ・ミカウタゼが約20メートルの距離から鋭いシュートを放ち、GKティボー・クルトワの守るゴールをこじ開けて1点を返します。
しかし、その直後に試合の流れを大きく左右する場面が訪れます。ビジャレアルのDFサンティアゴ・モウリーニョが、再び抜け出そうとしたヴィニシウスをファウルで止めて2枚目のイエローカード。退場となり、ビジャレアルは残り時間を10人で戦うことになりました。
エムバペが今季14点目も、直後に負傷交代
数的優位となったレアルは、終盤に決定的な3点目を奪います。ビジャレアルのビルドアップミスからボールを奪うと、エムバペがブラヒム・ディアスとのワンツーでエリア内に侵入し、冷静に決めました。これが今季10試合で14ゴール目となる一撃です。
ところが、その歓喜は長く続きませんでした。81分にゴールを決めた直後、エムバペはピッチ上に座り込み、右足首を押さえるしぐさを見せます。両手で「続行不可能」であることを示すようなジェスチャーを送り、短い治療の後、自ら歩いてピッチを後にしてそのままトンネルへ下がりました。
自力で歩けていたことから重症かどうかは不明ですが、レアルにとって絶対的な得点源であるエムバペの状態は、今後のシーズンを左右しかねない重要なポイントになります。
首位浮上も、バルセロナの結果次第の状況
この勝利で、レアル・マドリードは勝ち点で defending champion のバルセロナを2ポイント上回り、暫定的にラ・リーガの首位に立ちました。
試合当時、バルセロナは日曜日に行われるセビージャ戦で勝利すれば首位を奪い返せる状況にありましたが、若きスターウイング、ラミン・ヤマルが鼠径部(そけい部)の再負傷で欠場するマイナス要素も抱えていました。
レアルが勝ち切ったことで、首位争いはより一層接戦の様相を強めています。エムバペの負傷の程度、ヴィニシウスの好調維持、そしてバルセロナ側の巻き返し──ラ・リーガのタイトルレースは、今後も一つ一つの試合が大きな意味を持つ展開が続きそうです。
この試合から見えるレアルの現在地
- ヴィニシウスが2ゴールとPKキッカーを任される存在感で、攻撃の軸としての信頼を深めたこと
- エムバペは短い出場時間でもゴールという結果を残しつつ、負傷という不安を残したこと
- ビジャレアルはミカウタゼのゴールなど内容面では見せ場を作ったものの、退場で試合プランが崩れたこと
結果だけ見ればレアルの快勝ですが、中身を細かく見ると、ポジティブな材料と同時に、エースのコンディションという繊細なテーマも浮かび上がっています。首位に立ちながらも、チームマネジメントの難しさが試される局面に入っていると言えそうです。
Reference(s):
Vinicius, Mbappe find net to help Real Madrid put away Villarreal 3-1
cgtn.com








