スヌーカー西安グランプリ:丁俊暉が5-3で勝利し16強入り
スヌーカーの国際大会「西安グランプリ」で、中国のベテラン丁俊暉がルイス・ヒースコートを5-3で下し、ベスト16進出を決めました。センチュリーブレークも飛び出した一戦を、フレームごとの流れとともに振り返ります。
試合概要:5-3で振り切り16強入り
木曜日に行われたワールドスヌーカー・ツアー(World Snooker Tour)の西安グランプリで、丁俊暉はルイス・ヒースコートに5-3で勝利し、ラスト16(ベスト16)に駒を進めました。
立ち上がりから丁が主導権を握り、第1フレームで52点のブレーク、第2フレームではセンチュリーブレークを決めて2-0とリード。試合の流れを引き寄せます。
フレームごとのポイント
- 第1フレーム:丁が52点のブレークで先制し、ヒースコートを突き放す。
- 第2フレーム:センチュリーブレーク(100点台)を叩き出し、リードを2-0に広げる。
- 第3〜4フレーム:互いに1フレームずつを取り合い、スコアは3-1で中盤へ。
- 第5フレーム:丁がやや攻め急いだ隙を突き、ヒースコートが121点の大きなブレークで3-2に迫る。
- 第6フレーム:丁がすぐさま115点のブレークで応戦し、再びリードを4-2に戻す。
- 第7フレーム:ヒースコートが意地を見せてフレームを奪い、4-3と追い上げ。
- 第8フレーム:最終局面で丁が50点のブレークをまとめ、5-3で試合を締めくくる。
スヌーカーでは、1つ1つの勝負単位をフレームと呼び、決められたフレーム数を先に取った選手が勝利します。この日のマッチは、丁が要所で高得点ブレークを重ねたことが、スコア以上に内容の差となりました。
内容に満足できず、それでも勝ち切る
試合後、丁は自身のパフォーマンスについて「今日はあまり良くなかったです。入れられるボールを何度か外してしまいました。試合とはそういうものです」と振り返りました。
さらに「これからどうなるかは分かりません。入らないはずがないと思うショットでも、外してしまうことがあります」とも語り、ベテランならではの冷静な自己分析をにじませました。
ミスを恐れず攻め続ける姿勢
第5フレームでは、丁がやや攻め急いだ形からヒースコートに121点のブレークを許し、一時は流れが相手に傾いたようにも見えました。それでも次の第6フレームで115点のブレークを出し返した場面には、ミスを恐れずに攻め続ける姿勢が表れていました。
プレッシャーが高まる終盤の第8フレームでも、丁は50点のブレークで確実にポイントを重ねて勝負を決めています。内容に不満を残しつつも、要所でギアを上げて試合を締めるあたりに、長年ツアーを戦ってきた経験の厚みが感じられます。
トーナメント後半戦へ向けて
この勝利により、丁は西安グランプリのベスト16に進出しました。今後は、さらなる強敵との対戦が続くことになりますが、自ら「良くなかった」と評した試合でも結果を出せたことは、大会後半戦に向けて心強い材料と言えます。
スコアの裏側にある心理や流れの変化を見ていくと、1本のミスショットや1回の大きなブレークが、試合全体の空気をどう変えていくのかが見えてきます。短いハイライト映像だけでは伝わりにくい、スヌーカーという競技の面白さが詰まった一戦でした。
Reference(s):
Snooker veteran Ding Junhui advances to last 16 at Xi'an Grand Prix
cgtn.com








