カーボベルデがW杯初出場へ エスワティニに3-0、人口52万の快挙
アフリカ西岸沖の島国カーボベルデが、2026年FIFAワールドカップ(W杯)のアフリカ予選でエスワティニに3-0で勝利し、初の本大会出場権を手にしました。人口およそ52万の小国がつかんだ歴史的な一歩として、いま国際サッカーニュースの大きな話題となっています。
エスワティニに3-0、グループD首位でW杯切符
現地時間の月曜日に行われたアフリカ予選で、カーボベルデはエスワティニをホームに迎えました。この試合で勝てば自力でグループD首位が決まる重要な一戦でした。
- スコア:カーボベルデ 3-0 エスワティニ
- 得点者:ダイロン・リヴラメント(48分)、ウィリー・セメド(54分)、ストピラ(後半アディショナルタイム)
- グループD:カメルーンに勝ち点4差をつけて首位通過
カーボベルデは勝利が必要な状況で試合に臨みましたが、たとえ敗れたとしても、ライバルのカメルーンがアンゴラに勝てなければ出場が決まる条件でした。結果的にカーボベルデは3-0と快勝し、カメルーンはホームでアンゴラと0-0の引き分け。カーボベルデ代表「ブルーシャークス」は、堂々の首位でW杯本大会への切符をつかみました。
人口約52万、W杯史上2番目に小さな国
カーボベルデは、アフリカ大陸西岸沖に浮かぶ火山島からなる諸島国家です。FIFAによると、今回の出場によって、カーボベルデはW杯に出場する国のなかで、2018年大会のアイスランドに次ぐ2番目に人口の少ない国になります。
人口規模だけ見れば決して「サッカー大国」とは言えませんが、長年積み重ねてきた育成や代表チームの強化が、ついに世界最大の舞台への切符という形で結実したといえます。
島全体が祝日ムード、フィファ会長も祝福
試合会場では、試合終了のホイッスルが鳴ると同時にスタンドから大きな歓声とチャントが湧き起こり、ピッチ上では選手たちが抱き合って歴史的勝利を喜び合いました。
FIFAによれば、この試合のチケットは過去最速のペースで完売し、カーボベルデ政府は国中の人々が試合を観戦できるよう、半日の休暇を宣言しました。国全体が代表チームの快挙を後押しした形です。
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長もビデオメッセージを送り、「何と歴史的な瞬間でしょう。カーボベルデのみなさん、初めてW杯本大会に進出したことを心からお祝いします。あなたがたの国旗が掲げられ、国歌が世界最大の舞台で響き渡るでしょう」と祝福しました。
さらに会長は、近年のカーボベルデのサッカー発展をたたえ、「ここから生まれるスターたちは世界的な存在となり、国内の次の世代のサッカーファンを力づけるでしょう」と期待を寄せています。
アフリカ予選の仕組み:9枠の自動出場とプレーオフ
2026年大会のアフリカ予選では、複数のグループに分かれて総当たり戦が行われ、その結果各グループの1位チームが自動的にW杯本大会の出場権を得ます。カーボベルデはその9つの自動出場枠の1つを早々に手にした形です。
一方で、各グループ2位のうち成績上位4チームは、11月にミニトーナメント(準決勝2試合と決勝)を戦います。このトーナメントを制したチームが「大陸間プレーオフ」に進み、アジア、北中米カリブ海(CONCACAF)、南米、オセアニアの代表と残りの出場枠を争うことになります。
カーボベルデはこの複雑なルートを通る必要はなく、グループDを制したことで、すでに安心して本大会の準備に入ることができる立場になりました。
小国の快挙が示すもの:日本への示唆
人口約52万のカーボベルデが、強豪ひしめくアフリカ予選を勝ち抜き、W杯本大会にたどり着いたことは、サッカーが必ずしも「大国有利」なスポーツではないことをあらためて示しています。
限られた人口や資源のなかでも、育成や指導、リーグ運営などの土台を少しずつ整えれば、やがて世界のトップ舞台にも手が届く。そのストーリーは、日本を含む多くの国のサッカーファンや関係者にとって、希望と問いを投げかける出来事と言えるでしょう。
2026年W杯の開幕が近づくなか、カーボベルデがどのようなサッカーを見せ、世界の注目をどこまで集めるのか。小さな島国の挑戦は、今後の国際サッカーニュースのなかでも注目のトピックとなりそうです。
Reference(s):
Cape Verde qualify for World Cup for 1st time after beating Eswatini
cgtn.com







