アジア卓球団体戦で中国男子が3連覇 香港特別行政区が歴代最高準優勝
アジア卓球団体戦で中国男子が3連覇 香港特別行政区が歴代最高準優勝
インド・ブバネシュワルで行われたITTF-ATTUアジア卓球選手権団体戦男子で、中国代表が香港特別行政区代表を3-0で下し、3大会連続となる優勝を果たしました。アジアの頂点を争う舞台で中国があらためて強さを示し、香港特別行政区代表は過去最高となる準優勝に躍進しました。
決勝は3-0のストレート 内容で見せた中国の安定感
現地時間の水曜日に行われた決勝では、王皓監督率いる中国男子代表が、香港特別行政区代表を相手に終始主導権を握りました。
第1試合には世界ランキング2位の林詩棟選手が登場。黄鎮廷選手を相手に、11-8、11-4、11-4と危なげない内容でゲームカウント3-0のストレート勝ちを収め、中国に先制ポイントをもたらしました。
続く第2試合では、世界ランキング1位の王楚欽選手がバルドウィン・チャン選手と対戦。第1ゲームを12-10で辛くも取り切ると、その後は互いにゲームを取り合う展開となりましたが、第4ゲームを14-12という接戦で制し、ゲームカウント3-1で勝利。中国のリードを2-0に広げました。
第3試合には、世界ランキング7位の梁靖崑選手が姚鈞濤選手と対戦。第1ゲームでは3本のゲームポイントをしのいで13-11で逆転に成功。勢いに乗った梁選手は、第2ゲームを11-6で取り、第3ゲームも8-8から抜け出して12-10で勝利し、ストレート勝ちでタイトルを決めました。
日本との4時間の死闘を乗り越えて迎えた決勝
今大会の中国男子代表は、決勝に先立つ準決勝で日本代表と対戦し、3-2の接戦を制しました。この試合は約4時間に及ぶ長時間の激闘となり、精神的にも肉体的にもタフな内容だったとされています。
それだけ消耗した後にもかかわらず、決勝では3試合すべてで要所を締めて勝ち切った中国男子代表。スコア以上に、集中力と試合運びのうまさが光る内容で、「強さの中の粘り」を印象づける戦いぶりとなりました。
王皓監督率いるチームが大陸タイトル3連覇
今回の優勝により、王皓監督が率いる中国男子代表は、アジア卓球団体戦で3大会連続となる男子タイトルを獲得しました。個々の選手の実力に加え、長時間の試合を戦い抜く層の厚さや、プレッシャーのかかる場面で取り切る勝負強さが、あらためて示された形です。
香港特別行政区代表にとっても歴史的な準優勝
一方、準優勝となった香港特別行政区代表にとっても、今大会は大きな一歩となりました。今回の準優勝は、この大会での香港特別行政区代表にとって過去最高の成績とされています。
決勝ではゲームごとに競り合い、特に王楚欽選手や梁靖崑選手を相手に10点台の接戦を演じる場面もありました。中国の壁は依然として厚いものの、その中で得た経験は、今後の強化にとって大きな財産になりそうです。
アジア卓球の現在地 中国の独走と追い上げる各チーム
今回のアジア卓球団体戦男子で浮かび上がったポイントは、次のように整理できます。
- 中国男子代表の揺るぎない安定感と3連覇という実績
- 香港特別行政区代表の躍進と、過去最高成績という成果
- 日本代表との準決勝で見えた、トップ同士ならではの紙一重の差
スコアだけを見ると決勝は3-0のストレートですが、各ゲームは接戦も多く、アジア全体のレベルが底上げされていることもうかがえます。そのなかで、中国が頂点に立ち続けている構図が今後どこまで続くのか、そして他のチームがどのように差を詰めていくのかは、今後の国際大会を見るうえで重要な視点となりそうです。
中国、香港特別行政区、日本をはじめとするアジア勢の戦いぶりは、今後の世界大会の行方を占う材料にもなります。今回のアジア卓球団体戦は、単なる結果以上に、アジア卓球の「現在地」とこれからを考えるきっかけとなる大会でした。
Reference(s):
China capture men's title at Asian Table Tennis Team Championships
cgtn.com








