メッシ、インテル・マイアミと2028年まで契約延長 MLSとW杯への影響は
リオネル・メッシがインテル・マイアミと2028年シーズン終了まで契約を延長しました。MLS(メジャーリーグサッカー)の「顔」となったスターが、2026年ワールドカップ後も北米にとどまる意味は小さくありません。
インテル・マイアミと2028年までの長期コミット
リオネル・メッシは、インテル・マイアミとの契約を2028年シーズン末まで延長することで合意しました。現在38歳のメッシは、以前から「マイアミが現役最後のクラブになる」と語ってきましたが、今回の契約更新でも引退時期については明言していません。
メッシは年齢を理由にプレーをあきらめるつもりはない姿勢を示しており、この契約によって、2026年に米国、カナダ、メキシコで開催されるワールドカップ後も、高いレベルでのプレーを続けることが事実上確約されました。
MLSを変えたマイアミ移籍
メッシは2023年、パリ・サンジェルマンでの不本意な時期を経てインテル・マイアミへ移籍しました。加入以降、MLSの観客動員やチケット収入は記録的な水準に達し、リーグ全体の存在感を一段と押し上げています。
2024年シーズンには、インテル・マイアミがプレーオフ進出を逃したにもかかわらず、メッシはMLSのMVP(最優秀選手)に選出されました。チームとしては悔しい結果に終わる中でも、個人としては圧倒的なインパクトを放ったシーズンだったと言えます。
今季は29ゴールでゴールデンブーツ、東地区3位でプレーオフへ
今季のメッシは、インテル・マイアミをイースタン・カンファレンス3位に導き、チームを再びプレーオフの舞台へ戻しました。レギュラーシーズン最終戦ではナッシュビルSCを5対2で下し、メッシはハットトリック(1試合3得点)を記録しています。
シーズン通算では28試合で29ゴールをマークし、リーグ得点王であるゴールデンブーツ賞を受賞しました。インテル・マイアミは金曜日から始まるMLSカップ・プレーオフ1回戦で、再びナッシュビルSCと対戦する予定で、レギュラーシーズン終盤の勢いを維持できるかが焦点となります。
2026年ワールドカップ「後」も続くメッシ時代
今回の契約延長により、メッシは2026年ワールドカップ終了後も少なくとも2シーズン以上、MLSでプレーする見通しとなりました。大会開催地となる米国、カナダ、メキシコにとっても、ワールドカップ前後の数年にわたり世界的スターがリーグでプレーし続けることは、サッカー人気の定着を後押しする要素になりそうです。
一方で、メッシは引退時期について具体的なヒントをほとんど与えていません。年齢そのものではなく、自身のコンディションやモチベーションを重視する姿勢を崩しておらず、「いつまで見られるのか」を気にするより、「プレーしている今この瞬間をどう楽しむか」がファンにとってのテーマになりつつあります。
MLSと世界のサッカーにとっての意味
メッシのインテル・マイアミ残留は、一つのクラブの話にとどまりません。MLSと世界のサッカー全体に、少なくとも次のような影響を与えるとみられます。
- MLSの国際的な注目度を高い水準で維持できる
- 放映権やスポンサーシップなど、スポーツビジネス面で長期的な安定材料となる
- 北米で育つ若手選手が、世界トップクラスの選手と日常的に対戦・共演できる環境が続く
- 2026年ワールドカップと連動し、北米でのサッカー定着を加速させるきっかけとなる
欧州のクラブではなく、MLSのクラブがキャリア終盤の主戦場となっている事実は、サッカーの勢力図の変化を象徴しているとも受け取れます。2028年まで続くことになったメッシとインテル・マイアミの物語が、MLSと北米サッカーの未来をどこまで塗り替えていくのか、今後のプレーオフの戦いとともに注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








