ベリンガム弾でレアル勝利 クラシコ制しバルサに勝ち点5差
スペイン1部リーグの伝統の一戦クラシコで、レアル・マドリードがジュード・ベリンガムの決勝ゴールによりバルセロナを2対1で下し、首位でのリードを勝ち点5に広げました。
試合の流れ エムバペ先制、ロペス同点もベリンガムが決着
今週日曜、ホームのサンティアゴ・ベルナベウで行われた一戦は、序盤から緊張感の高い展開となりました。レアルはまず、キリアン・エムバペのゴールで先制に成功します。
しかしバルセロナも反撃します。フェルミン・ロペスが同点ゴールを決め、スコアを1対1に戻しました。スタジアムの空気がさらに熱を帯びる中、ベリンガムが前半のうちに勝ち越しゴールを決め、これが結果的に決勝点となりました。
エムバペは試合の中で得たペナルティーキックを外しており、もし決めていればさらに楽な展開もあり得た場面でした。細かなプレー一つひとつが勝敗を左右する、まさにクラシコらしい接戦だったと言えます。
終盤には、バルセロナの司令塔ペドリが2枚目の警告で退場処分となり、首都マドリードのスタジアムは一層ヒートアップしました。バルセロナは数的不利の中で同点を目指しましたが、最後までレアル守備陣を崩すことはできませんでした。
アロンソ監督、就任後初クラシコで連敗ストップ
この勝利は、数字以上にレアルにとって意味のあるものになりました。昨季は、両チームの直接対決4試合すべてでバルセロナが勝利しており、レアルにとっては苦しいシーズンでした。
そんな中で迎えたのが、チャビ・アロンソ監督にとってレアル指揮官として初めてのクラシコです。アロンソ監督は、この試合でその連敗の流れを断ち切り、チームに大きな自信をもたらしました。
試合後、アロンソ監督は昨季のバルセロナ戦での苦戦を振り返りながら、自分たちにはビッグゲームに勝てるという感覚が必要だったと強調しています。4連敗という嫌な流れを断ち切ったことで、選手たちのメンタル面にもプラスの影響が出そうです。
開幕10試合で9勝 アトレティコ戦の屈辱からの立て直し
今回のクラシコ勝利により、レアルはリーグ戦開幕10試合で9勝という成績となりました。その中で唯一の黒星が、9月に行われたアトレティコ・マドリードとのダービーでの大敗でした。
ミッドフィルダーのオーレリアン・チュアメニは、アトレティコ戦について「自分たちの望んだようなプレーができなかった」と振り返った上で、きょうは自分たちの力を示す新たな機会であり、この姿勢を続けていかなければならないと語りました。
アトレティコ戦での反省を経て、今度は最大のライバルであるバルセロナを相手に結果を出したことは、レアルが大一番にも強いチームであることを示す材料になっています。首位としての貫禄と、敗戦から学ぶ姿勢の両方を示した形です。
バルセロナはソルク代行 指揮官不在と退場が重くのしかかる
一方のバルセロナは、ベンチワークの面でも難しい試合となりました。本来チームを率いるハンジ・フリック監督は、前節のジローナ戦で退場処分となっており、この試合は出場停止。そのため、このクラシコではアシスタントコーチのマルクス・ソルクがタッチラインに立ちました。
前節は残留争い中のジローナを相手に辛くも勝利したばかりで、内容面への不安を抱えたままクラシコに臨んでいたバルセロナ。今節もペドリの退場などで試合運びは難しく、最後まで流れをつかみ切れない内容となりました。
試合後、ソルク氏は「シーズンは長く、まだ28試合が残っている。今の状況を恐れてはいない」と落ち着いた姿勢を示しました。とはいえ、首位レアルとの勝ち点差は5に開いており、内容と結果の両面で修正すべき点は少なくなさそうです。
タイトル争いへの意味 序盤戦の力関係をどう読むか
今回のクラシコは、単なる1勝1敗以上の意味を持つ一戦になりました。レアルは宿敵バルセロナに勝ち点5差をつけただけでなく、昨季の直接対決4連敗という嫌な記憶を払拭しつつあります。
一方、バルセロナはフリック監督の不在、ペドリの退場、そして試合内容の波といった課題が噴き出した形です。ただし、リーグ戦はまだ残り28試合あり、タイトル争いがここで決したわけではありません。
今回のクラシコは、あくまでラ・リーガ序盤戦の力関係を映し出した一つのスナップショットと言えます。レアルがこのまま安定した戦いを続けるのか、それともバルセロナが立て直しを図り、差を詰めていくのか。シーズンが進むにつれて、今回の結果の意味合いもまた変わっていくはずです。
ベリンガムやエムバペが今後もどのような形で試合を決めていくのか、そしてバルセロナがどのような修正を施すのか。国際サッカーニュースとしても注目度の高いクラシコだけに、日本のファンにとっても次の一戦まで語り続けられるテーマとなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








