ベンゼマがロナウド対決制す サウジ国王杯でアル・イティハド勝利
サウジアラビアの国王杯(サウジ国王杯)で、かつてレアル・マドリードで共闘したカリム・ベンゼマとクリスティアーノ・ロナウドが再び激突しました。試合はベンゼマ擁するアル・イティハドが2-1でロナウドのアル・ナスルを下し、準々決勝進出を決めています。
試合のポイントを3行で
- 前半15分、カウンターからベンゼマが先制ゴール
- アル・ナスルはアンジェロ・ガブリエルの鮮烈な一撃で一時同点
- 退場で10人になった王者アル・イティハドがリードを守り切り、2-1で勝利
前半:ベンゼマ先制、ロナウドも意地の反撃
国際サッカーの注目カードとなったこの一戦は、立ち上がりから激しい攻防となりました。15分、アル・イティハドはムーサ・ディアビが自陣から鋭いカウンターを仕掛け、前線のカリム・ベンゼマへパス。ベンゼマが冷静に流し込み、1-0と先制します。
しかしアル・ナスルも黙ってはいません。30分過ぎ、ブラジル出身の若手アンジェロ・ガブリエルがペナルティエリア内でボールを受けると、鋭いシュートをゴールへ突き刺し同点に追いつきます。勢いに乗りたいロナウドは、その約10分後にロングレンジから強烈な一撃を放ちますが、アル・イティハドの守護神プレドラグ・ライコビッチが好セーブで阻みました。
均衡が再び破れたのは前半終了間際です。アル・イティハドはマリオ・ミタイがペナルティエリアへ巧みなスルーパスを通し、抜け出したフセム・アウアルがGKベントとの1対1を制してゴール。アル・イティハドが2-1とリードを取り戻し、試合を折り返しました。
後半:王者は10人に、それでもゴールを許さず
後半開始からわずか4分後、試合は大きく動きます。サウジ・プロリーグの現王者アル・イティハドのアフマド・アル・ジュライダンが、アイマン・ヤヒヤに対する危険なハイキックで一発退場となり、アル・イティハドは10人での戦いを強いられます。
数的有利となったアル・ナスルは、ロナウドを中心に攻勢を強めます。ロナウドは終盤にゴールキーパーのライコビッチと1対1の決定機を迎えましたが、放ったチップキックは力なく、セルビア人GKの胸の中に収まりました。
アル・イティハドは、残り時間を通して自陣にブロックを敷き、最後まで集中した守備を維持。アル・ナスルの猛攻をしのぎ切り、2-1のスコアのままタイムアップを迎えました。少ない人数でも組織的な守備を貫いたことが、準々決勝行きを手繰り寄せた形です。
ベテランスターがもたらすサウジサッカーの存在感
今回のサウジ国王杯の一戦は、単なるカップ戦のラウンド16を超えた意味を持っていました。ヨーロッパのトップクラブで長年活躍してきたベンゼマとロナウドという世界的スターが、サウジのピッチで再び対峙したからです。
ベンゼマは重要な試合で結果を残し、アル・イティハドをさらに上のステージへ押し上げました。一方のロナウドは決定機を逃し、チームとしても好機を生かし切れずに敗戦。サウジサッカーが世界から注目される中で、ベテランと新世代が同じ舞台でぶつかり合う構図が、今大会の見どころの一つとなっています。
国際ニュースとしても、この試合は「スター選手が中東のカップ戦で何を見せるのか」という問いへの一つの答えを示しました。数字の上では2-1という僅差ですが、試合内容や緊張感、そしてキャリアの重みを背負った両エースのプレーは、サッカーが持つ物語性を改めて感じさせるものだったと言えます。
サウジ国王杯はここから準々決勝へ進み、さらに負けられない戦いが続きます。ベンゼマ率いるアル・イティハドがどこまで勝ち進むのか、そしてロナウドとアル・ナスルがリーグ戦や他の大会でどう巻き返してくるのか。今後のサウジサッカーの動向にも注目が集まりそうです。
Reference(s):
Benzema shines as Al Ittihad edge Al Nassr in Saudi King's Cup
cgtn.com








