バイエルンがケルンに4-1逆転勝利 ケイン2発で今季14連勝&欧州新記録
サッカーのドイツ杯2回戦で、バイエルン・ミュンヘンがケルンに4-1で逆転勝利しました。ハリー・ケインが2得点と大暴れし、ビンセント・コンパニ監督率いるチームは今季公式戦14連勝。欧州5大リーグのクラブとして新記録を打ち立てました。
- ドイツ杯2回戦:ケルン 1-4 バイエルン
- ケイン2発を含む4ゴールで逆転勝ち
- 公式戦14連勝で欧州5大リーグ新記録
- VARがないドイツ杯ならではのシーンも話題に
先制許す展開から、4発でひっくり返したドイツ杯2回戦
この試合はケルンのホームで行われ、立ち上がりはケルンが主導権を握りました。アイサク・ヨハネソンが強烈なシュートを放ちましたが、バイエルンのGKヨナス・ウルビヒが見事なセーブでチームを救います。
それでも試合が動いたのは前半30分ごろでした。コーナーキックからラグナル・アヘが頭で合わせ、ケルンが先制。ここ5シーズン、ドイツ杯のタイトルから遠ざかっているバイエルンにとっては、またしても早期敗退の危機がよぎる展開でした。
しかしバイエルンの反撃は早かったです。36分、ヨシュア・キミッヒのシュートのこぼれ球に、コロンビア出身のストライカー、ルイス・ディアスが素早く反応して押し込み同点に追いつきます。この場面では、ディアスがオフサイドではないかという見方もありましたが、ドイツ杯ではVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入されておらず、判定はそのままゴールと認められました。
勢いに乗ったバイエルンは、そのわずか2分後に逆転します。ケインがペナルティーエリア付近から美しいカーブをかけたシュートをゴール上隅に突き刺し、スコアは一気に2-1に。流れを完全に手繰り寄せる一撃となりました。
ケインがまたも主役に 今季14試合で22ゴール
後半に入ってもバイエルンが試合をコントロールします。52分には、ケインのスルーパスからディアスがGKと一対一の決定機を迎えましたが、このチャンスは大きく枠を外してしまい、追加点とはなりませんでした。
それでも64分、再びセットプレーから試合が動きます。キミッヒのコーナーキックにケインが反応し、この日2点目となるゴールを決めて3-1。32歳のエースは、今季ここまで公式戦14試合で22ゴールという圧倒的な数字を残しており、バイエルンの攻撃を完全に牽引していることがうかがえます。
72分にはマイケル・オリーズがダメ押しの4点目を決め、試合は4-1で終了。バイエルンはドイツ杯3回戦へ駒を進めるとともに、今季の公式戦で14戦全勝という「完璧なスタート」を継続しました。
欧州5大リーグの新記録 ACミランの1992/93シーズンを超える
今回の勝利で注目を集めたのが、バイエルンの連勝記録です。コンパニ監督のチームは今季、公式戦14試合で14勝と無傷のスタートを切っており、これは欧州5大リーグのクラブとして史上最長の開幕連勝となりました。
これまでの記録は、1992/93シーズンにACミランが達成した13連勝でしたが、バイエルンはこれを1つ上回りました。30年以上前の偉大な記録を更新したことは、欧州サッカー全体から見てもインパクトの大きい出来事だと言えます。
- バイエルン:今季公式戦14戦14勝
- ケイン:14試合22ゴール
- 前記録:ACミラン(1992/93シーズン)、公式戦13連勝
リーグ戦、カップ戦を問わず勝ち続けるバイエルンは、数字の面でも内容の面でも「欧州最強クラス」の説得力を示しつつあります。
VARなしのドイツ杯が浮き彫りにしたもの
この試合で議論を呼んだのが、ディアスの同点ゴールでした。リプレーでは、オフサイドポジションにいた可能性が指摘されましたが、ドイツ杯ではVARが導入されていません。そのため、副審と主審の「ピッチ上の判定」が最終決定となりました。
VARとは、ビデオ映像を用いて誤審を減らすことを目的とした審判支援システムです。一方で、試合の流れが止まり時間がかかるといった課題もあり、各大会ごとに導入有無や運用方法が異なります。今回のシーンは、テクノロジーに頼らない伝統的なジャッジの良し悪しについて、改めて考えさせるきっかけになりそうです。
バイエルンの強さを支える3つのポイント
新シーズンのバイエルンが、なぜここまで負けないのか。今回の試合内容から見えてくるポイントを、3つに整理してみます。
- 1. コンパニ監督の下でもブレない攻撃スタイル
監督がビンセント・コンパニに代わっても、バイエルンは攻撃的なスタイルを維持しています。先制されても慌てず、すぐに試合をひっくり返した姿には、チームとしての成熟度が表れています。 - 2. ケインを軸とした得点力
ケインはこの試合でも2ゴール。14試合22ゴールというペースは、世界トップクラスの決定力を示すものです。加えて、ディアスやオリーズも得点に絡み、複数のアタッカーが脅威となっています。 - 3. 5季ぶりのドイツ杯制覇への強い意欲
ここ5シーズン、ドイツ杯のタイトルを逃しているバイエルンにとって、この大会は「取り戻したいトロフィー」です。逆転勝ちで3回戦進出を決めたことは、チームのモチベーションをさらに高める結果と言えるでしょう。
これからのバイエルンに注目したいポイント
今季の公式戦で14連勝と、文字通り完璧なスタートを切ったバイエルン。今後の焦点は、大会が進む中でどこまでこの勢いを維持できるかという点です。
- 連勝がどこまで伸びるのか
- ドイツ杯での5シーズンぶりのタイトル奪還
- ケインの得点ペースがどこまで続くのか
ドイツや欧州サッカーに関心のある読者にとって、今季のバイエルンは「結果」と「内容」の両面から追いかけがいのあるチームと言えます。通勤時間やスキマ時間にハイライトをチェックしつつ、数字や記録の面からもシーズンを楽しんでみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
Bayern Munich come from behind to beat Cologne 4-1, extend perfect run
cgtn.com








