中国・第15回全国運動会 飛び込みの Chen Yuxi と競泳18歳 Zhang Zhanshuo が躍動
中国で開催中の第15回全国運動会で、飛び込みと競泳の種目を中心に若手とベテランが躍動しました。現地時間の月曜日に行われた競技では、22競技で33個の金メダルが誕生し、その中から世界トップレベルのパフォーマンスがいくつも生まれています。
月曜日だけで33個の金メダル 第15回全国運動会の熱気
第15回全国運動会の月曜日の競技では、飛び込み会場の広東オリンピックセンターと、競泳が行われた深圳のプールが特に注目を集めました。世界チャンピオンや五輪王者がそろう中で、新たなスター候補も頭角を現しています。
発熱を押して10メートル高飛び込みを制した Chen Yuxi
広東オリンピックセンターの飛び込みでは、上海代表の Chen Yuxi 選手が女子10メートル高飛び込みで優勝しました。スコアは412.30点。発熱に苦しむコンディションながら、決勝では見事に立て直しました。
予選ではやや不安定な出来でしたが、決勝では難度の高い演技「407C」で81.60点をたたき出し、一気に流れをつかみます。世界チャンピオンで四川代表の Lu Wei 選手を28.30点差で抑え、頂点に立ちました。山東代表の Liu Zihan 選手が銅メダルを獲得しています。
- 最終得点は412.30点
- 勝負を決めた「407C」で81.60点
- 世界女王 Lu Wei 選手に大差をつけて優勝
五輪2冠の Wang Zongyuan、男子3メートル飛板で初の金メダル
男子3メートル飛板飛び込みでは、五輪2冠の Wang Zongyuan 選手が圧倒的な強さを見せました。4人の世界チャンピオンがそろうという豪華な顔ぶれの中、Wang 選手は序盤から主導権を握ります。
最初の「407C」で88.40点と高得点を記録すると、その後もリードを守り続けました。最終演技ではほぼ完璧な飛び込みを決めて106.40点をマーク。合計549.85点で、男子3メートル飛板では自身初となる全国運動会の金メダルに届きました。
銀メダルは湖北代表の Zheng Jiuyuan 選手、銅メダルは地元・広東代表の He Chao 選手が獲得しています。
深圳のプールで世代交代を印象付けた Zhang Zhanshuo
競泳会場となった深圳のプールでは、18歳の新星が大きなインパクトを残しました。山東代表の Zhang Zhanshuo 選手が、男子400メートル自由形で3分42秒82をマークし、自身が持つ世界ジュニア記録を更新して優勝したのです。
アジア記録保持者と五輪王者を抑えての頂点
このレースには、アジア記録保持者の Sun Yang 選手と、2024年の五輪チャンピオン Pan Zhanle 選手も出場していました。実績十分の二人を相手に、Zhang 選手は序盤から積極的なレース運びを見せ、最後までスピードを落とさずに泳ぎきりました。
主な結果は次の通りです。
- 金メダル: Zhang Zhanshuo 選手(山東) 3分42秒82 世界ジュニア記録
- 銀メダル: Xu Haibo 選手(湖北)
- 銅メダル: Fei Liwei 選手(浙江)
- Pan Zhanle 選手は5位、Sun Yang 選手は6位に終わりました。
33個の金メダルが示す、中国競技スポーツの層の厚さ
月曜日だけで22競技から33個の金メダルが生まれた第15回全国運動会は、中国の競技スポーツの層の厚さを改めて印象付けました。飛び込みでは、世界のトップレベルで活躍する選手同士が国内大会でしのぎを削り、競泳ではベテランと若手が同じレースで競い合っています。
発熱を押して結果を残した Chen Yuxi 選手、五輪2冠としての重圧を力に変えた Wang Zongyuan 選手、そして世界ジュニア記録を塗り替えた18歳の Zhang Zhanshuo 選手。それぞれの物語は、今後の国際大会に向けた代表争いが一段と激しくなっていくことを予感させます。
日本のスポーツファンにとっても、こうした中国の全国運動会の動きは、アジア全体の競技力や世界のスポーツシーンを立体的にとらえる手がかりになります。第15回全国運動会は、中国国内の頂点を決める大会であると同時に、近い将来の国際大会の勢力図を占う場にもなりつつあります。
Reference(s):
Chen wins 10m platform, Hou bags third straight weightlifting title
cgtn.com








