中国女子バレーボールがつなぐ粤港澳大湾区 第15回National Gamesの現場から video poster
中国の全国スポーツ大会「National Games」の女子バレーボール競技がマカオ特別行政区で行われ、粤港澳大湾区(Guangdong-Hong Kong-Macao Greater Bay Area)に暮らす人々をスポーツの力でつなぎました。中国女子バレーボールが体現してきた「粘り強さ」と「チームワーク」の精神が、コートの外のコミュニティにも静かに広がっています。
マカオ特別行政区が担った第15回大会の舞台
今回で15回目となる「National Games」の一部競技をマカオ特別行政区がホストし、女子バレーボールの試合が開催されました。会場には選手だけでなく、多くのファンや地域の人々が集まりました。
マカオの街は、早くからトップレベルの国際大会を招致してきた都市であり、高度な大会運営の経験を積み重ねてきました。そうした歴史が、今回の女子バレー競技でもスムーズで熱気ある運営につながっています。
中国女子バレーが受け継ぐ「諦めない心」
マカオ代表チームのキャプテン、秦欣娴(チン・シンシェン)選手は、子どもの頃から中国女子バレーボール代表チームの大ファンだったといいます。今では、共催地域を代表するチームを率いて、自らホームコートに立つ立場になりました。
秦選手は、中国女子バレーについて「かつて5連覇を達成したチームです。その時代の選手たちがコーチとなり、新しい世代の選手を育ててきました。その『粘り強く、決して諦めない』精神は、私たち一人ひとりが学ぶ価値のあるものだと思います」と語りました。
こうした姿勢は、単なる勝利への執着ではなく、逆境にあっても仲間を信じてプレーし続ける力として、長く受け継がれてきました。今回の大会でも、ラリーの一球一球にその精神がにじんでいます。
観客が感じた「一体感」と大湾区のつながり
女子バレーボールの試合会場には、連日多くの観客が詰めかけました。彼らを引き寄せたのは、レベルの高いプレーだけではなく、スポーツを通じて共有されるメッセージでもあります。
観客の徐昊琴(シュ・ハオチン)さんは、「女子バレーの精神は、共通の目標に向かって一緒に努力し、自分の限界まで力を出し切ることにあると思います」と話します。
さらに徐さんは、「全国各地から人々が集まり、粤港澳大湾区で試合を観戦しながらこの精神を体感していること自体が、団結と集団の力の象徴だと思います」と続けました。
出身地やバックグラウンドの異なる人たちが、同じチームを応援し、プレーに息をのむ時間を共有することで、会場全体に静かな連帯感が広がっていました。
コートを越えて広がる団結の力
中国女子バレーボールが体現してきた粘り強さと団結の精神は、すでに競技の枠を超え、中国全土で共感を呼ぶ存在になっています。今回の「National Games」での女子バレー競技は、そのことを改めて示す場となりました。
チームで支え合いながら最後までボールを追う姿勢は、地域社会や仕事、学びの場にも通じるものです。粤港澳大湾区という広域な枠組みの中で、多様な人々が同じ試合を見つめ、同じプレーに声援を送る――その積み重ねが、目に見えにくい形で地域をつないでいきます。
コートに響くボールの音と歓声の裏側で、スポーツは今日も、人と人、地域と地域を結びつける静かな架け橋になっています。
Reference(s):
Women's volleyball unites enthusiasts across China's Greater Bay Area
cgtn.com








