マカオで公共フィットネスが熱気 中国第15回全国運動会が追い風に video poster
中国第15回全国運動会への関心が、スタジアムの外にも広がっています。マカオ特別行政区の公園では、公共フィットネスを楽しむ人の姿が目立ち、国際ニュースとしても注目されています。
人気の公園に見る「スポーツ熱」
スポーツ番組「Sports Scene」のShen Xiang(シェン・シアン)記者は、最近マカオで人気の屋外トレーニングスポットを訪れ、TDMニュースの記者Ivy Lei(アイビー・レイ)氏に、公園での公共フィットネスの広がりについて話を聞きました。
レイ氏によると、ここ数年で公園周辺の運動環境は大きく変わってきたといいます。設備が整い、プログラムが組織化され、市民の運動習慣にも目に見える変化が現れているのが特徴です。
公共フィットネスを後押しする3つの要因
マカオの公共フィットネスブームには、いくつかのはっきりした背景があります。レイ氏は、次のような要因を挙げています。
- 政府によるスポーツ推進:中国第15回全国運動会に向けた機運の高まりと合わせて、運動習慣づくりを促すキャンペーンや広報が続いています。
- インフラの整備:公園や海辺の遊歩道に、トレーニング器具やランニングコースなどが整備され、誰でも無料で利用できる環境が整ってきました。
- コミュニティの取り組み:近隣住民や地域団体が主催するグループエクササイズやミニイベントが増え、運動が「一人で黙々と行うもの」から「人とつながる場」へと変わりつつあります。
市民の実感:「健康を大事にするゆったりした暮らし」
公園で汗を流していたある利用者は、変化の理由をこう語ります。
政府の後押しと、きちんと整備された設備のおかげだと思います。マカオの住民は、ゆったりとしたライフスタイルを好み、健康をとても大切にしています。
単なる一時的なブームではなく、生活の一部として運動を取り入れる動きが広がっていることが、この言葉からも伝わってきます。
次の課題:より多様で、より届くプログラムへ
レイ氏は、現在の盛り上がりを一過性に終わらせないためには、さらに一歩踏み込んだ工夫が必要だと指摘します。例えば、次のような工夫が考えられます。
- 運動習慣の少ない層に向けたターゲット型の働きかけ
- 子ども、働き盛り世代、高齢者など、年代ごとに内容を工夫したプログラム
- 仕事帰りや早朝など、生活リズムに合わせた時間帯のイベント
公共フィットネスを「やりたい人だけの活動」にとどめず、「誰もが一度は試してみる当たり前の選択肢」にできるかどうかが、今後の鍵になりそうです。
日本へのヒント:身近な公園から始まる健康づくり
マカオの動きは、日本の都市や地域にとっても参考になる点が多いといえます。大規模な施設を新設しなくても、公園の一角を活用し、簡単な器具とコミュニティの工夫を組み合わせることで、日常の風景を変えることができるからです。
国際ニュースとしてマカオの公共フィットネスブームを追いかけることは、海外の話題を知るだけでなく、「自分の街で何ができるか」を考えるきっかけにもなります。通勤途中の公園や近所の広場を、少し違う目で見てみたくなるニュースと言えるでしょう。
Reference(s):
Public fitness boom in Macao spotlighted in Sports Scene visit to park
cgtn.com








