中国のYin ZhengがスケルトンW杯コルティナで銅メダル
ボブスレー・スケルトン国際連盟(ISBF)ワールドカップの男子スケルトンで、中国のYin Zheng選手が銅メダルを獲得しました。新装なったイタリア・コルティナのコースでトラックレコードも生まれ、中国の冬季スポーツにとって明るいニュースとなっています。
コルティナの新生コースでトラックレコード
現地時間の金曜日、イタリア北部のリゾート地コルティナ・ダンペッツォのエウジェニオ・モンティコースでISBFワールドカップ男子スケルトンが行われ、35人の選手が出場しました。7番スタートのYin選手は1本目の滑走で56秒79をマークし、大会全体で最速タイム、そしてコルティナのコース再整備後初となる公式トラックレコードを樹立してトップに立ちました。
2本目は11位タイムも、合計で銅メダル確保
2本目のランでは57秒23とタイムを落とし、この走りだけを見ると11位にとどまりましたが、2本合計1分54秒02の記録で最終順位は3位。安定した1本目のリードを守り切り、銅メダルを手にしました。金メダルは世界チャンピオンのイギリスのMatt Weston選手、銀メダルはオーストリアのSamuel Maier選手が獲得しています。中国選手団では、Chen Wenhao選手とZhu Haifeng選手が同タイムで8位、Lin Qinwei選手が16位に入り、チームとしても複数選手が上位に食い込む結果となりました。
昨季から続く表彰台ラッシュ
Yin選手は昨シーズン、SiguldaとYanqingで行われたワールドカップでもそれぞれ銅メダルを獲得しており、今回でワールドカップの表彰台は通算3度目となります。異なるコースで安定してメダル争いに加わっていることは、中国男子スケルトンの実力が一過性のものではなく、着実に世界レベルに近づいていることを示していると言えます。
女子スケルトンでも中国勢が存在感
同じ大会で行われた女子スケルトンには、中国から2人の選手が出場しました。昨季のYanqingワールドカップ優勝者であるZhao Dan選手は、合計タイム1分56秒96で8位に入賞。もう1人のLi Yuxi選手は18位という結果でした。表彰台には届かなかったものの、女子でも中国勢が安定して世界のトップグループに顔を出していることがうかがえます。
スケルトンとはどんな競技か
スケルトンは、氷のコースを小さなそりで滑り降りるタイム競技です。似た競技としてボブスレーやリュージュがありますが、スケルトンには次のような特徴があります。
- うつ伏せになり、頭から前向きに滑るヘッドファーストスタイル
- スタート直後のダッシュとそりへの乗り込みが勝敗を大きく左右する
- 通常は2本の合計タイムで順位を争う
一見シンプルですが、わずかな体重移動でライン取りを調整する高度な技術が求められ、時速100キロを超えるスピードの中でミスなく攻め切るメンタルの強さも必要とされます。
中国スケルトンのこれからに注目
今回のコルティナ大会では、男子で複数選手がトップ16に入り、女子でもトップ10入りが生まれました。ワールドカップの舞台でこれだけ多くの中国選手が安定して結果を残していることは、チーム全体の底上げが進んでいる証拠と言えるでしょう。
今後のシーズンに向けては、Yin選手が初優勝をつかめるか、中国男子チームが団体としてどこまでランキングを押し上げていけるか、そしてZhao Dan選手が再び表彰台に返り咲けるかが注目ポイントです。冬季スポーツの国際ニュースとして、日本語でもフォローしておきたいトピックではないでしょうか。
Reference(s):
China's Yin Zheng earns men's skeleton bronze at IBSF World Cup
cgtn.com








